(復職日記)スーツ姿を見ると焦る
2度目の復職後に書いています。
体調不良に陥り、通院、休職、休養、リワーク通所、復職/社会復帰まで。
置かれている状況、要する時間、使う制度、支援してくれる人、環境。全てが誰ひとりとして同じことはないと思います。私の場合、2度の休職を経験してますが、その2回ですら何もかもが違った。
その中で、印象に残ったことを振り返ります。
休職して外に出るきっかけは。
休職直後から回復を実感するまで、大半を自宅で過ごしていました。散歩程度の運動はしていましたが。
生活リズムは安定し、終日パソコン作業をしても集中力が続く程度に回復していた。
主治医から復職可の診断も出たので会社の産業医面談を受けたら、予想外の「復職NG」→「リワーク」でした。その頃のことを、別記事で書いていました。
平日の日中に外に出るきっかけになったリワークへの通所。リワークに通い出したのは、休職して半年以上が過ぎた頃でした。
スーツ姿を見ると焦る、劣等感が出てくる
リワークにはバスと電車で通っていました。
私は、リモートワーク中心の生活になっていたので、連日、バス電車に乗る生活は数年ぶり。出社することはゼロではないので、これも良い訓練、という程度に捉えていました。
だけど、意外なところからストレスを感じるようになる。それは、
バス停や駅でスーツ姿の人を見ると焦る
更に、劣等感や罪悪感に陥る
こんな感情が出てくるとは思っていませんでした。
自分はユ⚪︎クロのパーカー姿、休職中。一方、あの人はスーツ姿、働いているんだ。自分は通院しているだけで世の中の役に立てていないんだ、と思った記憶があります。
こういう体験を復職後にすることにならなくて良かった、リワークに通って良かった、と思った出来事でした。
この感情を受け入れる体験が出来て良かった
バスや電車を待つ人を見るだけで焦りを感じ、劣等感に陥る。
最初の 1〜2 ヶ月は、この状態が続きました。だけど、徐々に慣れてきます。もちろん、劣等感がゼロになるわけではないけれど、スーツ姿の人にはその人に事情があるだろうし、私には私の事情がある。と思うようになった。
更に、これを後押ししてくれる会話をリワークのグループワークで行えたのが良かったのだと思う。「他者視点を取り込む」がテーマだった。
話の流れで、スーツ姿の人の気持ちが話題になった。
もしかしたら毎日、窮屈な服装でストレスかも知れない。その人は、パーカー姿で電車移動している私を見て羨ましいと思っているかも知れない。自由な姿で良いな、きっとフランクな職場で働いているんだろうな、と。
そんな会話に発展した。思いもよらなかった。
そうか、私の劣等感は絶対値ではないのだな。私が勝手に作り上げた相対値なのだな。
劣等感は消えないけれど「そうか、そう思っているんだね。(マル)」とだけ思って、受け入れていくようになりました。
秋の3連休で久しぶりに感じたスーツ姿への劣等感
なぜ、こんなことを思い出して、いまになって書いているのか。
それにはきっかけがありました。
秋の3連休に加えて、平日に休暇を取得しました。
久しぶりに、通院以外で休暇を取得して お出かけです。
すると、駅のホームで見かけるスーツ姿。
この時に、以前、感じていた焦り、劣等感が蘇ったのです。
「あぁ、自分はまだ復職してから、まともな成果が出せていない。あの人は働いでいるんだ。」
こんな感じ。
だけど、すぐに自分の中の、別の自分が私に寄り添ってくれる。
「復職できたの凄いじゃん。あの人にはあの人の事情があるだろうし、自分には自分の事情がある。比べなくて良いんだよ。」
こうして、たいしたストレスも感じることなく、秋の休暇を楽しめました。
・・・酷暑で疲れた以外はね。
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