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(うつ病・リワーク日記)価値観が違うと思った時に何て言う?

 2度目の休職中に書いています。リワーク通いです。

 私が通うリワークではコミュニケーションに関する知識を深めることができる講座があります。コミュニケーションに関しては企業でも様々な研修があると思いますが、リワークならではの内容で興味深いものでした。
 その中で、印象に残った、大切にしたい話。


星のマークを見て、何を思い浮かべますか?

何を思い浮かべますか?

 コミュニケーション講座で聞かれた質問です。投影画面に黄色の星が描かれていました。

 私はクリスマスツリー。だけど、参加者の大半が異なることを思い浮かべてました。近い人でクリスマスソングの方はいた。だけど、私が思い付かないことを答えている方も大勢いて、驚きました。

私の普通=相手の普通 じゃなかった

 この質問で思い出したのが、過去にあったパートナーとの喧嘩のこと。20年程前のことです。
 その時、私は「普通、こうするでしょ💢」と言ったのですが、パートナーは「普通ってなに💢」と反論してきた。

 この時、ハッとした。

 冷静になって考えられたのは時間が経過してからですが、"普通"という言葉は怖い。自分の普通は相手の普通と同じと思い込んでいる
 性別が同じ、年齢が同じ、といった共通項があると尚更、"普通"が同じであると思い込む。

 普通という価値観が同じだと楽しい、違っていても楽しい。どちらでも、良好なコミュニケーションが取れていれば楽しく、幸せな時間を共にできます。

距離感は様々、だから難しい

 価値観が異なる人でも、気軽に話せる人であれば大きな障壁になることは少ないと思う。気軽に「えー、なんで?」と聞けちゃうから。

 でも、他者との距離感は様々。特に、職場となれば尚更。場合によっては、職場の人とは一定の距離を保つ人もいると思う。

 近くない距離感の人と、業務の進め方や討論で意見が違うこともある。その場面で、私は相手を尊重して立てる動きをしてきた。
 だけど、結果として言いたいことを我慢して下に回る、となる。休職前までは、それが良いと思っていた

 "仕事だし、自分が我慢すれば場が納まる"と思っていたんだと思う。結果、ジワジワとストレスが溜まっていく。

 だけど、アサーション権のことを知り、意識が変わってきました。相手を尊重しつつ程よい自己主張をする。大切なことだ。
*アサーション権について「"逃げるは恥"どころか、それ以上のものだった」で過去記事で書いています。

意見・価値観は違って当たり前だけど

 そもそも意見や価値観は違って当たり前。それだけなら何も困ることはない。困るのは、意見の衝突により嫌な感情が出てくること。

 お互いアサーティブな会話ができていれば、対等に議論ができる。様々な意見が集まれば、むしろ大きな力になる。意見・価値観、違うのは歓迎されることのはず。

 だけど、意見が違う、正反対の対立意見の人がいる。こんな時、なんて言ったら良いか分からない。言葉が出てこない。その結果、自分の主張を繰り返す。または引っ込める。相手も同様。これでは、疲れるだけです。

分かりたい気持ちを伝えてみる

 価値観が違う、意見が違う。そんな時。
 こう言ってみては、と教えてもらった。

 「どうして、そう考えたのか知りたいので教えてもらえますか?

 相手の考えに耳を傾け、分かりたい気持ちで質問してみる。意見の裏にある感情を聞くことで何か分かるかもしれない。

それでも分からない時もある

 意見の奥にある考えや感情を聞いてみる。それでも分かり合えない時も、ありますよ。

 その時は、
 「あなたは、そう考えるんだね
だけ伝える。

 この時、相手に考えまで合わせる必要はない。アサーションは "まず自分を大切にする" もの。自分の考えを大切にして良い。

これだけは忘れない

 どんなにアサーティブに接しても、相手が理不尽のままの時。高圧的なままの時。

 そんな時は、それ以上、自己主張しなくて良い

 逃げて良いんです。
 それも、アサーション権で守られている基本的人権なのですから。


 言うは易し行うは難し。
 アサーティブコミュニケーションは理解しても実行するのは難しい。相手にも依存しますしね。
 少しずつ、練習中です。

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