(うつ病・リワーク日記)自己主張しない権利もある
2度目の休職中に書いています。リワーク通いです。
私が通うリワークではコミュニケーションに関する知識を深めることができる講座があります。コミュニケーションに関しては企業でも様々な研修があると思いますが、リワークならではの内容で興味深いものでした。
その中で、印象に残った、大切にしたい話。
逃げるは恥だが・・?
某ドラマが大人気でした。見たこともあります。
だけど、"逃げる"ってのは状況によっては恥どころか、もっとそれ以上のものだとは、全く知らなかったのです。
アサーション権
リワークで初めて聞いた言葉「アサーション権」
基本的人権のひとつ。誰もが生まれながらに持っている自己表現する権利。
アサーションに関する詳しい説明は省きますが、基本的人権のひとつ、と言われれば日本で生まれ育った多くの方は、誰もが持っている当たり前の権利だと考えると思います。
職場の辛い状況で権利放棄していた
誰もが持っている当たり前の権利、と冷静な時には思えるのですが、その冷静な考えが全く出てこない場面があります。
例えば、上司から過剰に責められ続けている時。
誰もが=能力の有無に関係なく、年齢の上下に関係なく。ましてや、会社が付与した役職なんかに関係なく、自己主張して良い。
そのはずなのに「自分はまだまだ未熟だから」と思い、自己主張できない、しない状況がありました。正確には、一定の自己主張はしたが数倍になって追撃が来ることに気力が尽きた状況でした。これが数ヶ月間。
あの時の私は、自分で基本的人権を放棄していたなんて思いつきもしませんでした。ひたすら、打たれるがままに耐え続けた。
能力に関係なく言って良い。そして、こちらがアサーティブに接していれば相手もそうなってくれる、が期待値。だけど、そうならないのが現実でした。
それ以上は自己主張しないで良い
相手を尊重しつつ自己主張するのがアサーション権。たくさんの権利があるのですが、その中で印象に残ったのが「自己主張しない権利」
こちらがアサーティブに接しても、相手が理不尽なまま。
こうなれば、それ以上は自己主張しないで良いですよ、逃げて良いですよ、という権利です。状況によりますが、"逃げる"はアサーション権のひとつだったのです。
私は辛かった場面で数日休んだ後、無理やり復帰して勤務。結果、ストレス要因が消えても無気力状態が数年続いた。その末、休職。
休職した直後は「自分が無能だったから」と自分を責め続けていた。
2度の休職、そしてリワークに通えるまでに回復して、今、思えること。
「休んだ日々は、自己主張しない権利、アサーション権を持っていただけだ」と思えるようになりました。
このような考えの上書きをするようになったのも、別のリワーク経験のおかげなのですが、それはまた別の機会に。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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