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(うつ病・リワーク日記)適度な自己主張を阻むものは。

 2度目の出勤訓練中に書いています。

 私が通っていたリワークではコミュニケーションに関する知識を深めることができる講座がありました。コミュニケーションに関しては企業でも様々な研修があると思いますが、リワークならではの内容で興味深いものでした。
 その中で、印象に残った、大切にしたい話。


適度な自己主張をする=アサーション

 相手に配慮をしつつ自己主張する アサーション。基本的人権のひとつ、と考えられています。

 だけど、様々な理由で放棄している実態がある。

 あの高圧的な上司に意見を言ったら反論が怖い。未熟な自分なんかが先輩に対して恐れ多いよ。といった具合に。

 これがストレスにならないなら良いのですが、言わずに我慢していることは、ストレスになっていく。

前提として理不尽な人からは逃げて良い

 自己主張する権利であるアサーションですが、自己主張しない権利もある

 こちらがアサーティブ(適度な言い方)なコミュニケーションをしていても、残念ながら、相手は変わらず理不尽なまま、ということもある。

 その時は、それ以上、自己主張しなくて良い。逃げて良い。

 こちらがアサーティブなら、相手もアサーティブになってくれるものですが、そうならない相手もいるのが現実。

 次の項で書くのは、相手もアサーティブになっているのが前提です。

アサーションを阻むもの

 本来、言って良いのに言わないで、自ら言いたいことを封じ込めてしまう。その要因が自分の中にある場合があることがある。

 そんな状態に陥っていることに気がつけると良いですね、という話があった。大切にしたいと感じた。

 あくまでも、一例だけど、思い当たること、あるなと思いました。

アサーションを阻む自動思考

  • 話さなくても相手は分かってくれる

  • 断ったら不利なことが起きる

  • 主張しないと相手に良いようにされてしまう(結果、自分が強く言い過ぎる)

  • こう言ったら相手が気を悪くする/嫌われる

  • 相手を好きなら意見の違いが無い

 自動思考は、幼少期や過去の経験、思い込みから出てくる。誰もが一定のクセ、傾向がある。この自動思考が悪、ではない。その自動思考が出てきても良い。だけど、それによって、アサーティブになれないのは好ましくない

アサーションを阻む非現実的な思い込み

  • 誰からも常に受け入れられなければならない

  • 完全を期すべきだ、失敗してはダメ

  • 思い通りにいかないのは致命的

  • どんな時も人を傷つけるのは良くない (→正当防衛ってこともあるはず)

  • 危険なものに向かうと不安で何もできなくなる

 最初は「非現実的なの?結構、そう考える時、あるよ」と思った。でも、冷静に考えると、"常に"って非現実的。"完全"ってあり得る? といった具合に考えていくと、少し極端だ。この極端な非現実的な思い込みによってアサーティブになれないのは好ましくない

アサーションって難しい

 常にアサーティブであれ、と思いたい。でも "常に"って非現実的だ。そう思うと、アサーションを心がけて、これまでよりは我慢せずに自己主張しよう。練習しようと思った。

 難しい場面だって、きっとある。アサーティブになれない時だってあるさ。1回でも できたら、過去の自分より成長できてる、そのくらいで良い


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