マイナス要素は数えなくて良い、と自分に言う
復職後に書いています。
復職して、もう半年以上、経つのに…と考えかけた途中で、止めた。
プラス要素は可視化して数える
自分にとってプラスになる要素はどんどん数えます。
できたことはいくつあった?
今日はタスクをこれだけ完了させた!
お楽しみの日まであと何日?
noteは連続投稿を何日できるなんて凄い!とお祝いもしてくれる
プラス要素は可視化して数えると、気分良く過ごせたり、安心できたりします。
数が多い少ないの価値判断はしなくて良い。自分が気分良ければ、安心できれば、それで良い。
私には 1つあったら充分なのです。ひとつもないように見えても、そのひとつに向かって進んでいる何かはある。いきなりゴールじゃなくて良い。
小さな一歩も大切に。価値判断するなら自分軸で。寝たきり状態だったのに上体を起こせたことは、立派な できたことの一つです。
マイナス要素は数えなくて良い
一方で、自分にマイナスになる要素は数えなくて良い。だけど、つい数えてしまう。
休職したての私は、マイナスを数える日々でした。
もう何日も休んでしまっている
休職して何日も経つ
診断書期限の3ヶ月まで、あと何日しかない
回復を目指して休んでいるのに、その日数が気になって休まらない。これでは本末転倒でした。
診断書の、特に最初に出された診断書の日数なんて意味がない、と今では思ってる。私がどのような回復傾向を見せるかは主治医にだって最初は分からないからです。
私にとって、そんな "とりあえず何ヶ月" と書いた日数をカウントダウンすることも、診断書期限をきっちり守る必要もない。ましてや「その日までに復職をしなければ!」と考える必要はなかった。必要あるのは、診断書の期限を伸ばしてもらうことだけだった。
こんなことを体感してきたけど、今、私はマイナスを数える状態に戻りかけている。
今、私が数えているのは
「復職して何日も経つのに、成果どころか主担当業務が実質ない」
という日数だ。
職場のありがたい配慮。期限や責任ある業務を割り振らないようにしてくれている。
最大限、この状況を活用して自分を取り戻していく時間にすれば良いはずです。
だけど、なんか焦る。間違いなく、焦ってる。
うーん、まだまだ、こんな感情が私にあったのだなぁ。
こんな時、師匠なら「今、どんな気持ちですか? どうしたいですか?」と穏やかな声で聞いてくるだろう。
うん、他者視点を適用しよう。
今の時間の使い方
「気持ちは焦りが 7割くらいです。
成果が出せない状況=サボっているような感覚です。
これを打破したいです。」
と私は答える。たぶん。
すると師匠は聞いてくる。
「残りの 3割はどうですか?」
私は答える。
「時間の余裕があるのはありがたい、の気持ちもあるのです。」
時間の余裕を見つけては、
・新しいクラウドサービスを自分で実際に使ってみる。
・IT業界動向を調べる
・各業界の法規制やガイドラインの変化を調べる
を自分の判断で勝手にやって、まとめたりしています。
時間がある分、やれることはそれ以上に湯水のように湧いてくる。
師匠は言う。
「全然サボってないじゃないですか。むしろ、色々できてる!」
そうか、そうかもしれないなぁ。今は、これで良いのかもしれないな。
思い出すのは母の言葉
時間は遡って、私が中学生の頃。
おでこ の ニキビが、日を追うごとに増えていて気になっていた。
鏡を見ては数える、そしてニキビを潰す。
そんな私を見て、母が言う。
「ニキビを数えないの。増えるよ!」
その言葉を思い出す。
数えるだけで増えるわけないだろう。だけど、確かに増えている。
数えるから増えるのではなく増える年頃なだけだ。成長の証なのだ。
でも、数えて見つけるとニキビを潰したくなる、それは良くないね、ってことだったのだと思う。
数十年の時を経て現在。
「確かに、ニキビは数えるもんじゃないね。」
マイナス要素を数えていたら、マイナスばかりが気になって他のことに目がいかなくなるんだもの。
本当は、プラスの、できていることだって、あるのだから。