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[カナダ社会人日記]#1英語のMottainaiの本当の意味

こんにちは、238です。そろそろ、LinkedInとこのnoteを繋げるので、偽名を使う事も少なくなりそうです。今回は、日本語兼英語である「Mottainai(もったいない)」について、少しカナダの子供の食生活を踏まえてお伝えします!

そもそも、この言葉が英語に認知されたのはノーベル平和賞受賞者ワンガリ・マーサイ(Wangari Maathai)さんが環境キャンペーンにて使用していた事から知られました。まぁ正直、現状としてこの言葉を知っているカナダ人には会った事ありませんが(笑)

*ただ日本の教科書には、でかでかと書かれていた記憶があります。

カナダの子供の食環境

カナダの子供にも昼ごはんは「弁当」という文化があります。弁当は日本のようにバランスを考えられたものという印象よりは、とりあえずサンドイッチとリンゴ1個みたいな、僕から見ると手抜きです。

弁当のバランスなんてものはありません。
あのニューヨークタイムズでさえ、こんな写真です(下記)。ここまでしてる親も多分そんなにいない…というか見たことはない(笑)写真は多分2人分です

Perling, Anna. (November 2, 2021). "The Best Lunch Boxes". New York Times. Retrieved from: https://www.nytimes.com/wirecutter/reviews/best-lunch-boxes/ (July 5, 2022).

夜、家に帰ってきた際の夜ご飯も、「え?まじで?」と僕は目を疑います。基本、パスタ、肉、サラダだけで、大抵お腹が膨れるものではありません。なので、寝る前に「スナック菓子」を食べます。

こんな事していたら、そら肥満になるわな(笑)が体感できます。まぁそもそも1つ1つのカロリーも高いんですけどね(笑)そして、この料理や
スナック菓子にも細かく見ると(僕から見た)懸念点があります。

「Mottainai」を使う意味

さて、なぜMottainaiが海外で話題になったかです。子供のご飯を作る時に実は「大は小を兼ねる」ように必要以上の量を作ります…(①)
それに加えて、子供達も食べられる量以上をとり、残し、捨てます…(②)

これレストランでも見えて、こう(上記)育った子供が大学生になっても同じことが起きます。僕が一緒に友達とご飯へ行っても、頼みー>食べー>残しー>お会計です。本当にそんなに残すの!?という量です。

こんな食糧廃棄が進むような食生活を送っていることが「普通」になっている中で?、中だからこそ「Mottainai」なんて英語が出来上がるわけです。
なぜなら、普通に関する事は当たり前すぎて、気を配る事がないからです。

だいたい①と②を合わせると、年間約2.1兆円(22年7月5日時点レート)=2.3億トンの食糧廃棄がカナダで行われ、その63%は消費可能なモノだといわれています。

まぁ日本でも、522万トン(2020年度、消費者庁)は、2017年の612万トン(農林水産省)より減っていて、日本の1億2年万人に対して、カナダは3770万人くらいしかいないのに…なんであれだけ…?と思ったりします。
*日本の減量差は、人口の少子高齢化の可能性もあります。

日本にいたころの「Mottainai」の使われ方

さて、日本の義務教育、加えては高校を経験した僕だからこそ、お弁当文化への熱があって、ここまで「違い」に気づくんだとは思います。しかし、この新しい景色をみてから、日本を見返すと「本来の意味」が変わってきているように感じます。

僕の印象で「もったいない=残さず食べる事」だと理解しています。なのに、なんか小学校の給食では、「もったいない=嫌いなものも食べる」??みたいな事になっていて、別に無理して食べさせる事はないのに…と。

加えて誰が「好き嫌いせずに食べる事=いい事」だと決めたのか僕は知りたいですね(笑)まぁ料理を作った時に食べてもらえないのは悲しいので、
「作ったものを好き嫌いせずに食べてもらえる事=嬉しい事」ですね(笑)

言葉の意味が時間を得て変わる事は、よくあります。ただ、日本人の苦しくないと意味がないみたいな根性論は、カナダにきて少し変わりましたね。英語では「Don't beat yourself up(自分をいじめるな)」という意味になります

今回もありがとうございました!

参照記事
Love Food Hate Waste (LFHW) Canada Releases First Progress Report
食品ロスについて知る・学ぶ (消費者庁)
食品ロスの現状を知る (農林水産省)

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