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「オレオレ」メッセージ

イタリアでは、オレオレ詐欺SMS(ショートメッセージ版)が
かなり幅を利かせているらしい。

先日銀行から「ご注意ください」メールが来た。
“Ciao mamma, mi si è rotto il telefono, questo è il mio nuovo numero”
母さん、電話が壊れちゃった。この番号は新しい電話の番号だよ。
“Ciao mamma, questo è il mio nuovo numero. Scrivimi qui per favore”
母さん、この番号は私の新しい番号だから、ここに書いてね。

こんなメッセージが来て、個人情報をダイレクトに盗むらしい。

節約し、生前汗水流して財産を作った。家も買った。
旦那さまは亡くなり、遺族年金だけで過ごしながら、
子供だけが頼りの年老いたお母さん…あぁ。
お母さんと呼ばれただけで、あったかい気持ちで
信じてしまうんだろうなぁ。

ご老人を狙った詐欺の話を、最近頻繁に聞く。
地下鉄でスリにあったり、知らない間にスキミングされていても、
頻繁に残高を確認しないので、気付くまでにごっそりお金を引き出されていたり。銀行が先におかしいと気付いて、デビットカードなりを
ブロックされて気がついたり。
コロナ後は以前より治安も悪くなったような気がするし、
悪くなったという話も実際に聞く機会が多い。

おばあちゃんでもYouTuberになったり、PCバリバリ使ってる人も
もちろんいるのは確かだけれど…。それでも少数派だと思う。
銀行からの「ご注意ください」メール、みんなキチンと目を通してますか?実際詐欺に引っかかってしまいそうな方々は、メールを頻繁にチェックする方々なんだろうか?
せめて年金を手にするぐらいの年齢になった方には、
営業所に定期的にいくように促して、
言葉で説明するか、せめて解りやすい印刷物を配布するなど
救える道を、キチンと届く情報の提供方法を、考えてもらいたいものです。


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