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Kの向くままにおススメ映画『ローズマリーの赤ちゃん』ネタバレあらすじ感想日記

こんにちは。悪魔とは契約しないKです。今回は『ローズマリーの赤ちゃん』。一言で表すと「呪われたオカルト映画」です。



こんな人におススメ  

怖ろしい作品を観たい人
衝撃のラストが好きな人
悪魔を崇拝している人


要注意点まとめ  

▲妊婦さんは鑑賞を控えてください


こんな映画です  

ローズマリーとその夫は、ニューヨークのアパートに引っ越してきます。
そして間もなく子供を授かるのですが、ローズマリーはお腹の子が呪われていて悪魔の子ではないかと疑い始めます
アイラ レヴィン 原作。


もう少し詳しく  

何故、ローズマリーは赤ちゃんが悪魔だと思うのか?
それは、悪魔崇拝者達の儀式の夢を見たり、夫の言動が怪しいからです。え、それだけ?…妊娠・出産の不安から精神的に不安定になってるだけ とも言えますが…しかし、裏付けとなる状況が次々と出てくるのです。
夫も隣人も、産婦人科医も信用できない中、唯一の理解者がいましたが、彼は急死し、ローズマリーに重要な手がかりらしき物を遺します。

ただの被害妄想なのか、それとも本当に悪魔崇拝者達に呪われているのか…恐怖の四面楚歌状態!、、からの出産…!!
どっち?悪魔なの?赤ちゃんだから天使でしょ? いや、人間でしょ…。
どっちだ!?


観た後はこんな気分になりました  

呪われた映画。OPテーマ曲が異常に怖ろしく、開幕から既に呪われた雰囲気ですが…、現実はそれ以上に呪われていました。
映画公開の翌年、ポランスキー監督の妻が自宅でカルト集団に惨殺されるのです。しかも、妊娠8ヶ月のお腹の赤ちゃんと共に…。
それが映画史に遺る超絶ブラック事件、《シャロン テート惨殺事件》です。
でも、呪われた映画と言っても某ビデオのように観た人が呪われる訳ではありませんのでご安心ください(多分)。ただし、妊婦さんは鑑賞を控えてくださいね。

産まれてくる赤ちゃんが悪魔かどうか?という事実も重要ですが、ローズマリーがその顛末をどう受け止めるのかが最大のポイント、と感じました。衝撃と感動のラスト!


心に残ったセリフ  

ローマン :「手伝わんか?母親として我が子を育てる。それだけでいい。」

ローズマリーの決断は…。
よくあるサスペンスやホラー映画なら、手に持っていたナイフで殺していたでしょう。しかし!本作はそんな陳腐なお話ではありません。
ラストに至って初めて見せるローズマリーの母性。これがタイトルと呼応しているんですね。悪魔か人間か、そんな事以前に揺りかごの中にいるのは確かに『ローズマリーの赤ちゃん』なんです!

因みに、原作者のアイラ レヴィンはこう語っていますよ。
「私はサタンを信じません。キリストを感じています。」

…そんな人がこんな怖ろしいお話思い付くか?
後の『エクソシスト』や『オーメン』をはじめ、多くのオカルト作品に影響を与えたと言われている偉大な作品です。


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