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Kの向くままにおススメ映画『女の都』ネタバレあらすじ感想日記

こんにちは。中立のKです。今回は『女の都』。一言で表すと「性をデフォルメした映画」です。



こんな人におススメ 

男で失敗している女性
女を理解できない男性
ジョークを理解できる人


要注意点まとめ 

▲男女問わず、ジェンダー的に不快感を覚える人もいるでしょうけど、、コメディ映画なのであまり目くじら立てないように…


こんな映画です 

列車の中で乗り合わせた美女を追って途中下車したスナポラツは、次々と現れる女性たちに翻弄されていく。


もう少し詳しく 

詳しくも何も、女は全員フェミニスト、男は全員アホで身勝手、そういう映画です。意見は色々あると思いますが、性を究極にシンプル化していくとそんな風になる気がしますよ。
人間の(性の)本質を言い当ててると思いました。流石は巨匠。

ところで、ここで言う《フェミニズム》とは、この考え方の発祥当時の、「女性らしさや家庭的といったイメージを否定する、またそれに伴う男性嫌悪」の意味で使用しています。現代にはそぐわないかもしれませんが、本作品が表す意味と同じに使用します。


観た後はこんな気分になりました 

非常にデリケートなテーマですが、いつも通り本音を言うとKもフェリーニ監督のメッセージに賛同です。

ここから先はジェンダー的に寛容な人のみ読んでください。ただの個人的感想や意見ですよ。

先ず、大前提として「男は身勝手なのか?」と言うと、、、身勝手ですね。。現代では男女平等が標準なので男性と同じように身勝手な女性もたくさんいると思いますが、その当時は男性の方がよっぽど身勝手だったんでしょう。そういう訳で当然のように起こった《男女平等運動》《女性解放運動》。これは女性の独立を謳っているのですが1つの矛盾が。《独立》には《孤立》という側面も含んでいます。そして女性の耐え難い状況の1つが《孤立》です。《独立》を謳いながらも《孤立》を恐れる。フェリーニ監督はこの矛盾を喜劇として制作したのだと感じました。本作の女性たちは《フェミニスト》という群れを作り寄り合いながら《独立》を訴えます。スナポラツが基本一人で行動しているのとは対照的です。

しかし、彼の(男性の)どーしようもない身勝手な部分をもしっかりと描く事でフェミニズムを否定できない、という構成故にバランスはとられています。作中に出て来る男はスナポラツと巨■博士ですが、彼等が男性代表。それならフェミニズムにも納得だ!何だよ■根博士て、、。。


心に残ったセリフ 

列車の女 :「女性の自由や愛や人生がいかに蹂躙されているか。でも男は理解する気がない。彼等は敵意をひた隠しにして女を欺いている。理解を示すように見せかけ、関係を築くフリさえして。でも全て偽善に過ぎない。卑劣にも彼等は男の視線で女を見続けている。歪んだ先入観を持ち私たちを見下す。だから私たち女性は男を晒しものにして、その残忍さや腐った根性を暴いてやりましょう。思い知らせてやるのよ、女は男に虐げられる存在ではないという事を!女の苦悩と意地を思い知らせてやる!私たちは家に閉じ込められ《ご主人様》を観察してきた。永い間男の醜態をとくと拝見してきたの。だから全て解っているのよ、男こそ下等な生物だわ!!

賛同する女性は拍手どーぞー……。男性の肩を持つ訳ではないけれど、、男は生物として素直というかアホなだけ。悪気や敵意はないんですよ。そういう所を理解して上手い事男をコントロールできる女性が恋愛も結婚も人生も上手くいくんじゃないかな、とか何とか、ゴニョゴニョ……。。
ただし、Kはどちらにも偏ってないつもりなので見逃してくれ、お願い頼む。。タマ蹴りとかホント勘弁。。。


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