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Photographing With, Vol. 14: 中古バッテリーを使いはじめて2年経過

こんにちは!Stroll & Snaps のリッキーです。
日常の中で出逢った魅力を撮ってます。

リッキーが保有しているカメラの予備バッテリーは、すべて中古品(=中古扱いで販売されていたもの)です。特に、LPーE17EOS RPEOS M6 Mark II などに適合,リッキーは EOS Kiss X8i に使用)については、中古品を入手してから 2 年以上が経過しましたが、どの個体も問題なく稼働しています。
そこで今日は、LPーE17 を軸に、中古の純正バッテリーを入手した時のことについて書いてみたいと思います。

あまり生産性が高い行動とは言えませんし、risk-taking な側面もあるので、おすすめはしません。ただ、「予算はあまりないけれど純正バッテリーを」いう時とかにチラ見していただければ。
撮影勉強中のノービスなので高度なことは書けません。おてやわらかに。

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バッテリーの「もち」&「寿命」 と カメラの「シャッター耐久回数」

中古品の購入を検討したのは、EOS Kiss X8i の予備バッテリーを持つにあたり、バッテリーの「もち(battery life)」&「寿命(battery lifespan)」と カメラの「シャッター耐久回数」の関係が気になったのがきっかけです。

LPーE17 の「もち(battery life)」についてみると、EOS Kiss X8i の場合、満充電にした LP-E17 で 600 枚ほど撮れる目安です。
気合を入れて終日撮り歩く日には、撮影枚数 2000 枚くらいを予定するため、予備バッテリーを2-3 個確保しておく必要があります。

一方、カメラ用バッテリーの「寿命(battery lifespan)」については、充電回数 300-500 回と言われています。
ということは、単純計算すると LP-E17 のライフスパン全体での撮影可能枚数は 18-30 万枚。LP-E17 が 3 個あると 54-90 万枚撮れることになります。

ところが。

EOS Kiss X8i のシャッター耐久回数は、非公式ながら 5 万回(※)と言われています。
※ 「10 万回」説もあります(英語圏のウェブサイトなど)。リッキー自身の経験からは「10 万回」説に傾きます。

ということは、すなわち。。。

LP-E17 の「もち」に合わせて予備バッテリーを持つと「寿命」の側がアンバランスに余る、ということに。

。。。当座の用に便利そうな低廉な互換品に惹かれます。

しかし。

互換品については、巷の口コミにあるような品質問題(「”もち” が足りない」「膨張した」など)が不安です。

純正レベルの「もち」は確保したい。一方、「寿命」については、超級すばらしいライフスパンじゃなくても、おそらく足りる。
となると、コンディションのいい中古品がフィットするかも。そこで、中古市場をあたってみることにしました。

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「羊頭狗肉」を避ける

いろいろ見ると、コンディションのいい中古の純正 LP-E17 が流通しています。

もっとも。

「羊頭狗肉」を避ける必要があります。気になるのは偽造・模造と劣化度。お店の選択と自分なりの鑑定眼が重要になります。

お店の選択についていうと、リッキーは、中古品を取扱う大手の電子機器店とカメラ修理の専門業者を選択しました。e-commerce で購入する場合には、偽造・模造や劣化度の問題があった場合に無償で返品できる業者を選ぶ必要があります。

偽造・模造に関しては、ホログラムや刻印などをチェックする必要があります。
LP-E17 の場合、バッテリー本体にホログラムがあります。純正かどうかを判断する強力なツールになってくれます。

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かなり気づきにくいのですが、ホログラムをいろいろな方向から見ると、中央の “CANON” のロゴにかぶって小さな "GENUINE CANON" の文字が見えるポイントがあります。
(なお、丸いステッカーは、個体識別用にリッキー自身が貼り付けたもの。)

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いろいろ動かしてみて、この "GENUINE CANON" が現れるようなら、ひとまず「純正」との判断に傾きます。

他の個体も見てみます。

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個体によって位置が異なり、角度によって見え方が異なりますが、同じフォントで "GENUINE CANON" の文字が入っています。「純正」の推定が働きます。

劣化度については、自分自身のカメラで確認できます。バッテリー名が正しいかどうか(※※)、残容量表示があるかどうか(※※※)、も要チェックです。

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※※ 純正品ではない場合、バッテリー名が正しく表示されないことがあるようです。
※※※ 純正品ではない場合、残容量が表示されないことがあるようです。

最後に、ボディの付属品としてついてきた純正 LP-E17 と見比べて、風合いの違和感や変形・打痕がないようであれば、腹をくくります。

リーズナブルに純正クオリティの「もち」を

お店の選択とちょっとした鑑定眼は必要ですが、リーズナブルに純正クオリティの「もち(battery life)」が得られています。
入手してから 2 年以上が経過しましたが、幸いなことに「寿命(battery lifespan)」の問題もなく、全ての個体が元気に稼働しています。

LP-E6N の場合

EOS R 用バッテリー(LP-E6N)についても、同様の方法で 2 個調達。半年ほど経過しましたがこちらも順調に稼働中です。

ただし。

LP-E6N の場合、バッテリー本体にホログラムがありません。すなわち、バッテリー自身は "GENUINE CANON" のメッセージを発しません。
ホログラムがないとなると、外観(刻印など)とバッテリー情報をにらみながら判断することになります。「ホログラムあり」のものに比べてややリスキーです。

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なお、市場は新しい LP-E6NH に移行している模様。LP-E6NH にはホログラムがあるようです。リスク低減の方向です。

※ヘッダーの写真は、本稿のバッテリー(LP-E17)の電力で撮影(機材:EOS Kiss X8i )

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