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STRIVEは日本および東南アジア・インドのスタートアップを対象に、主にアーリーステージで投資をするVCファンドです。投資に関するご相談はお気軽にご連絡ください! https://strive.vc/

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    VCファンド「STRIVE」の公式noteです。

最近の記事

VCにおけるESG投資の潮流 〜PRIのディスカッション・ペーパーを読み解こう〜

「ESG投資」と聞いて、機関投資家や上場企業だけに関係する言葉だと思っているVC(ベンチャーキャピタル)やスタートアップの方々も少なくないのではないでしょうか。STRIVEのキャピタリスト四方が指摘する通り(note「VCがESG投資に取り組まない理由がなくなる日は近い」)、ESG投資の波は、既にVCやスタートアップにも広がりつつあります。2022年1月、ESG投資の国際的イニシアティブである国連責任投資原則(UNPRI)が、VCにおけるESG投資のディスカッション・ペーパー

    • ますます見逃せない!循環経済(サーキュラーエコノミー)が生み出す巨大なビジネスチャンスとスタートアップの活躍

      近年、一層の注目をあつめる環境問題や気候問題。世界各国で発生する自然災害の主要因となるこれらの問題への意識は、国だけでなく民間企業、一般の人々の間でも高まっています。大量生産、大量消費、そして大量廃棄を生み出す経済社会に対する懸念が深まっていく中で、資源を持続可能な形で最大限利用し、廃棄を極力生み出さない「循環経済(サーキュラーエコノミー)」への移行が先進国を中心に進んでいます。循環経済の生み出す経済効果は4.5兆ドルにのぼると試算され、新たなイノベーションを提供するスタート

      • スタートアップPRのススメ / STRIVE

        はじめにみなさま、こんにちは!STRIVE Communications Partnerの田原です。主にSTRIVEのブランディングや投資先の広報支援、外部パートナー/サービス連携を担当しています。直近、猫様向けプロダクトCatlogを展開するRABOの資金調達をきっかけに、投資先だけでなくスタートアップに関わる多くの方々からご相談の連絡をいただきました。 もしや今こそ「スタートアップPRとはなんぞや」と私自身が原点に立ち返ってみるべきではと思い、noteを書き始めました。

        • 海外投資家の国内スタートアップ市場への投資状況

          今回は、海外投資家による日本のスタートアップ市場への投資状況をまとめました。2020年のコロナの落ち込みから大きく回復し、2021年の国内スタートアップの調達額が8000億円程度まで拡大しました。二桁億円の資金調達も珍しくなったのはVCとしても時代が変わったと感じる部分です。その中でも特筆すべきは、海外投資家による日本のスタートアップマーケットへの参入の増加です。 本稿では、日本のスタートアップ市場は海外投資家からどのように映っているのか?実際に2021年は2020年以前と

        VCにおけるESG投資の潮流 〜PRIのディスカッション・ペーパーを読み解こう〜

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          爆発的成長の次なるフロンティアはエイジテック!国内外の動向をチェック

          スタートアップ業界の担い手は比較的若い世代が多いため、シニアマーケットと言われてもいまいちピンとこない・・・という方が多いかもしれません。実はシニアマーケットは、高齢化の進む先進国を中心に大きな注目を集める巨大成長市場なのです。エイジテック(AgeTech)は、シニア世代の生活をより豊かにする様々なテクノロジーやサービス、それらを開発・提供するスタートアップのことで、エイジテックの動向にも年々関心が高まっています。デジタル化が遅れていると言われるシニアマーケットを変えるエイジ

          爆発的成長の次なるフロンティアはエイジテック!国内外の動向をチェック

          現政権が掲げる「スタートアップの徹底支援」ってどういうこと?足元で議論が進む方針を総ざらい!

          2021年10月、岸田文雄氏が第100代首相に指名され、新たな政権が誕生しました。岸田氏は「スタートアップの徹底支援」を掲げ、これまでの安倍・菅政権の流れを受け継ぎ、スタートアップの創出・成長のための環境整備をさらに強化することを謳っています。今回は、岸田政権の「スタートアップの支援」の内容について、どのような議論が進んでいるのかを俯瞰していきたいと思います。 1. 岸田政権の政策基盤: 「新しい資本主義」の実現スタートアップ関連の方針を見る前に、岸田政権の政策基盤となる考

          現政権が掲げる「スタートアップの徹底支援」ってどういうこと?足元で議論が進む方針を総ざらい!

          米国のIPOラッシュで話題!インシュアテックの最新動向を掴もう

          保険には、大数の法則に基づいて相互にリスクを分散し、経済的保障・補償を行うことにより人々の暮らしや企業の経営の安定を支えるという社会的機能があります。世界では年間700兆円規模にもなる巨大な保険市場ですが、消費者、保険販売代理店、保険会社のそれぞれが様々な悩みや課題を抱えており、それらを解決するためのデジタルトランスフォーメーションが2010年代から進展しています。これらの領域は「保険(インシュランス)」と「テクノロジー」を掛け合わせた「インシュアテック」と呼ばれ、2020年

          米国のIPOラッシュで話題!インシュアテックの最新動向を掴もう

          デジタル仮想空間「メタバース」まとめ〜変遷やユースケースなど〜

          2021年秋現在のテック業界、「メタバース」という言葉を毎日のように目にします。すでに各所からメタバースの興味深い記事が数多出ているところではありますが、今回の記事では全体像をつかむために過去のブームやユースケースを振り返り、今後の進展について探っていきます。Let’s strive to know “Metaverse”!! 1. メタバースの定義 メタバースの明確な定義はありませんが、概ね「インターネット上で構築される仮想的なデジタル空間で、自らを表現するアバターを介し

          デジタル仮想空間「メタバース」まとめ〜変遷やユースケースなど〜

          "脱炭素"の全体感を掴もう!〜大変革を起こすスタートアップの最新動向まで〜

          脱炭素やカーボンニュートラルというキーワード。環境に関わるテーマということは知りつつも、いまいち理解が追いついてない・・・という人は多いのではないでしょうか?ぜひこの機会に全体感を掴んでもらえればと思います。Let’s strive to know “Carbon Neutral”! 1. 脱炭素って何だろう? - 人間活動によって排出される温室効果ガスを差し引きゼロにすること 私たちは、暮らしの中でガスや電力を使ったり、自動車や航空機で移動をしたり、工業や農業などの生産活

          "脱炭素"の全体感を掴もう!〜大変革を起こすスタートアップの最新動向まで〜

          宇宙ビジネスのトレンドを掴もう!〜スタートアップ参入の現状と今後〜

          今日では、日本人起業家といった民間人による宇宙飛行のニュースが話題になり、また、GPSの位置情報確認など宇宙を介したサービスを誰もが日常的に使っています。さらに、多くのスタートアップ企業が宇宙ビジネスにチャレンジしていく中で、宇宙のもたらしてくれる価値が大きく高まりつつあります。今回は、宇宙ビジネスの全体感を掴み、スタートアップのビジネスチャンスの可能性を探ってみたいと思います。Let’s strive to know the Space Industry Trend!

          宇宙ビジネスのトレンドを掴もう!〜スタートアップ参入の現状と今後〜

          まちづくりのDX"スマートシティ"におけるスタートアップの重要性

          スマートシティが取り組む課題は、都市部の人口集中による交通渋滞、大気汚染、犯罪の増加やエネルギー供給の不足、地域格差の拡大など、私たちの暮らしに直結する重要なものばかり。日本では、少子高齢化やインフラの老朽化、頻発する自然災害なども大きな課題です。これらの生活全般の課題解決に向けて官民が連携する中で、スタートアップ企業が持つイノベーションやテクノロジーも必要とされています。スマートシティの全体像をつかみ、スタートアップにとってのチャンスを見出すために、Let's strive

          まちづくりのDX"スマートシティ"におけるスタートアップの重要性

          話題のNFTの全体像を事例とともに把握しよう〜市場を牽引するスタートアップの状況まで〜

          最近よく聞く「NFT」。デジタルなアートやトレーディングカード、ゲームアイテムなどに活用され、今年に入って急速に取引が活発になっています。 国内でも、複数のスタートアップ企業や上場企業がNFTのマーケットプレイスを立ち上げ始め、デジタルコンテンツの新しい取引の姿が身近になりつつあります。NFTの全体像を事例とともに見ていきましょう。Let´s strive to know "NFT" ! 概要 ✔︎ 2021年に入り市場規模が急拡大、1〜3月の3ヶ月間で市場規模は約1,5

          話題のNFTの全体像を事例とともに把握しよう〜市場を牽引するスタートアップの状況まで〜

          最近よく聞く"デジタル庁"って?スタートアップ業界にはチャンスも!

          今回のテーマはズバリ、「デジタル庁」。エンタメ、医療・健康、サイバーセキュリティ、教育等の注目テーマに取り組むスタートアップ企業は、国策の後押しを受けて大きなビジネスチャンスを掴むことができるかもしれません。デジタル庁はどういったものなのか、我々の生活にどのような関わりがあるのか、また、スタートアップ業界にとって着目すべき点はあるのか、Let´s strive to know “デジタル庁” better ! デジタル庁の概要✔︎ 2021年9月1日に発足予定 ✔︎ 予算

          最近よく聞く"デジタル庁"って?スタートアップ業界にはチャンスも!

          社員もライセンスもない会社が6億円の資金調達。リスクだらけのスタートアップにコミットした理由とは ウェルスナビ 柴山和久氏 × STRIVE 天野

          ロボアドバイザーによる全自動の資産運用サービスを提供するウェルスナビ社は、2020年12月22日に東証マザーズへ上場し直近の時価総額は1,000億円を超えています。その成長を2015年の創業期から支援しているSTRIVE。今回は、ウェルスナビ社 代表取締役CEOの柴山和久氏とSTRIVE 代表パートナーの天野が、出会いから上場までを振り返って対談しました。 上場したことより、市場がミッションやビジネスモデルを評価してくれたことが嬉しかった 天野:上場から3週間ほど経って、そ

          社員もライセンスもない会社が6億円の資金調達。リスクだらけのスタートアップにコミットした理由とは ウェルスナビ 柴山和久氏 × STRIVE 天野

          STRIVEの投資方針と支援内容について

          自分たちの投資スタイルを再定義し、さらに強化していくために。そんな想いのもと、2019年4月に立ち上がった『STRIVE』ですが、今回あらためてその投資ポリシーや展望について、共同代表パートナーの天野と堤にインタビューをしました。 -STRIVEのスタンス「究極のハンズオン」とは? (天野)僕らのありたい姿として、いつも熱いプロフェッショナルである、というキーワードがありますが、その実現に向けて「究極のハンズオンVC」を目指しています。さまざまなスタートアップと一緒に仕事

          STRIVEの投資方針と支援内容について