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置き去りにされた健康と筋肉

福岡県中洲に所在するCRATE GYM(クレートジム)にて、

トレーナー活動をしているモトムラです。

プロのトレーナーとして身体のことをユルく、フワッと。

でも真面目に投稿します。

身体のことや、健康に関すること、
同業者の知識となり得る投稿をしていきます。

『よくいるトレーナーね!』

と思われるのはあまり好きではないので、
自己紹介も含めフィットネスへの想いを綴ります。

【医療従事者からトレーナーに】

私がトレーナーになる前、とある病院の理学療法士として、
患者様のリハビリ・治療業務に取り組んでいました。

毎日のように身体の痛みや不調を訴える方々が来院され、
あぁでもない。こうでもない。
と人の身体と向き合う日々を過ごしました。

皆さんも一度は聞いたことはないでしょうか。
あるいは言われたことはないでしょうか。

『筋肉をつけましょう』という言葉。

ダイエットだけでなく、リハビリの現場でも頻回に使われます。

姿勢のゆがみ → 筋肉をつけましょう
骨盤のねじれ → 筋肉をつけましょう
 膝の痛み  → 筋肉をつけましょう

筋肉の重要性は熱弁するのに、
筋肉の増やし方は説明できない医療従事者が多数存在するのが現実です。

もし仮に筋肉を増やす術を熟知していたら、
もし仮にあの場面で具体性を持った説明が出来ていたら、

きっと患者様の悩む日が一日でも減ったかもしれません。

『筋肉を増やす』と飛躍するのではなく、
『運動の機会を増やす』という考えが重要です。

欲を言うならば『自身のカラダを知る』ことが大切です。

通院頻度が増え、莫大な医療費をかける前に、
運動の習慣化や、自身のカラダを美しく保つ。
これらが結果として疾病予防やボディデザインに直結します。

私自身の立場・役割としては関わった方々の、
『通院機会を減らす身体作り』『不調を許さない身体作り』
に焦点を当てて運動指導を行います。

医療機関とトレーニングジムの中間的立場とも捉えられます。

もちろんボディメイクへの熱い想いもありますが。 

【行き過ぎたフィットネス】

ここ数年で『フィットネス』という言葉を見る機会が増えてきました。
そもそも『フィットネス』とは何か。

『健康や体力の維持・向上を目的として行う運動』として定義されます。

この場合の『健康』は身体的に満たされた状態を示します。

フィットネスブームが先行している今現在、
過度なハイボリュームトレーニングや食事制限は、
フィットネスが示す『健康』から逸脱してはいないでしょうか。

運動をすることは素晴らしいことであり、
先述した通り医療機関との決別も夢ではないのです。

あらゆる媒体で謳われる『バランスの良い』は、
皆さんにとって本当にバランスが良いでしょうか。

お米を極力食べないことは皆さんにとってバランスが良いのでしょうか。

多くの情報が飛び交い自分にとって本当に必要な情報なのか否か。
情報を取捨選択する能力が問われる時代です。

自身のカラダを知り、必要な情報を選択することで、
皆さんにとっての本当の『健康』が手に入るのではないでしょうか。

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