【千葉県 いすみ市】波を彫らせたら日本一 “波の伊八”の謎に迫る
南総の欄間彫刻師伊八は5人いる
そもそも伊八とは一体何者なのでしょう?
伊八は、鴨川市打墨を本拠地として、5代、約200年に渡り、「伊八」と称して彫刻師を生業とした名工の家柄です。初代「伊八」こと武志伊八郎信由(俗名 武石伊八)は、宝暦元(1751)年に武志家に生まれました。幼少の頃より手先が器用であった信由は、左甚五郎の流れを汲む島村流の島村丈右衛門貞亮の弟子となり技術を磨いたといわれています。
その後、信由の子、武志伊八郎信常(俗名 武石万右衛門)が2代目伊八となります。