記事一覧
赤子、強炭酸水を浴びる
新鮮さの欠片もないM-1ツアー大阪(昼)の感想である。
今頃。R-1も終わったというのに。
もう次のお笑いライブにも行ったというのに。
あまりにも面白過ぎて、夢かもしれないとぼんやり思いながら日々を過ごしていた。
結果、夢の内容を忘れていくように記憶が薄れてきたので、慌てて書き残すことにした。
漫才の内容を明記することは極力避けるつもりだ。
主に、出囃子と大おふざけについて記そうと思う。
(コ
間に合ってくれ親孝行
「白髪」という概念はまだまだ遠いところにある。
成人してまだ一年も経っていない私は呑気にそう考えていた。
確かに私自身においてはそうかもしれない。
しかし私を取り巻く環境に、「白髪」はいつの間にか溶け込んでいた。
昼ご飯を食べて、食器を流し台にもっていくとき、母の後ろを通る。
いつもは食器を落とさないように集中しているけれど、その日は偶然目線を外していた。
それで母の後頭部に、ピントが合った。
真っ先にキャベツを食べる私は、好物を最後までとっておく一人っ子である。
「キャベツからいくんや、珍しいね」
客人が家に来て、一緒にお昼ご飯を食べていた時、私にこう言った。
その日のメニューはコロッケだった。
コロッケが2つ盛られた皿には、それを押し返すほどキャベツの千切りが乗っかっている。
「珍しいですか?」
「うーん。普通メインからいかない?」
周りを見ると、客人も母もコロッケから食べている。
母はそんな私たちの会話を聞いて、にまっと笑った。
あ、来る。
景色は流れる、時間も流れる
前回のnoteにおいて、「頑張って書くぞ!」というような決意をした。
しかし新年を迎え、一月を終え、「#note書き初め」の応募すら終了しているのを見て思った。
このままではnoteをまた一年眠らせることになる。
それは大変よろしくないので、最近考えていたことを文章にすることにした。
私は「考えなくても生活に困らないことをぼんやり考えて、自分なりの答えを出すこと」が趣味であり悪癖でもある。
最
20年連れ添った『私・予備軍』の話
今日、「頭部皮膚腫瘍 摘出」という日帰りの手術をした。
名前ほど物騒なものではない。
20年の月日をかけて肥大したほくろを切り離し、その傷口を縫ってもらっただけである。
私が適当な性格をしているせいで、「明日は手術だから」だの「多分その日の午前中は抜糸で」だのと口に出す度、数々の友人を仰け反らせてしまったことに関してはこの場を借りてお詫びしたい。
尊敬する祖母の額ど真ん中。
おおらかな伯父の鼻