正社員になることが嫌だった会社員時代
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正社員になることが嫌だった会社員時代

小山隆信

今までたくさんの会社で仕事をしてきましたが、正社員で働いたことがほとんどありません。それは正社員になることで、その会社の就業規則に縛られることが嫌だったし、帰属意識とか所属するという概念がもともとなかったので、ずっと避けてきたのです。

でも当時はそれがあまり一般的な考え方ではなく、むしろ変わったやつだと思われる風潮だったので、周りの人に説明するのも面倒だったし、結果的にそれを貫き通しましたが、逆になんでみんな正社員になりたがるのか不思議でなりませんでした。

レコード会社の社員としてソニー・ミュージックで働いていた時も、契約社員から正社員にならないかと会社から言われて一度は断ったんです。
でもその時の上司が、やめたい時はいつでも辞められるし、今より条件をよくしてくれるんだからなっとけと言われて、なんとな〜く納得して正社員になりました。
でも年に一度の社員研修には行かなかったし、自分のやりたいことしかやらなかったし、変わった社員であったことは間違いないですね(笑)

ただ救われたのは、当時のレコード会社って自由な気風があって、特に制作に関わるスタッフは、担当するアーティストが売れていれば会社に行かなくてもOK(あまり文句を言われない)だったし、3ヶ月とか半年とか、全く会社に来ない社員もいましたから、あまり目立たなかったというのもあったかもですね。

そして時は流れて令和になり、今の若い人たちと話をしていると、復業で身を立てたい人たちも多くて、会社に就職したいという意識が希薄です。
でもそれはとてもいいことだと思っていて、これからは会社組織のパーツとして働くよりも、より「個」としての能力を発揮する生き方が主流になるので、やがてそれが一般的な考え方になるでしょうね。

優秀な人材が欲しい会社は、正社員ではなく業務委託や業務提携のような形で人材を確保することになるだろうし、会社も雇用に対する考え方を大きく変えざるを得ないでしょう。
もし今自分が20代〜30代だったら、生きやすいかっただろうな〜って思いますけどね(笑)


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小山隆信
音楽ビジネスの現場で多くのことを学んできました。その経験から得た「時代が変わっても変わらない大事なこと」を書いていこうと思います。