見出し画像

教育の再定義

教育の本来の目的は与えるものじゃなく、相手の能力を引き出し伸ばしていくことであり、今後はエデュケーションという言葉の意味により近いものに変わっていくでしょう。
先生が生徒に知識を与えたり技術的なことを指導していくよりも、相手の個性や持ち味など、すでに備わっているものをより大きく育てることを優先するイメージです。

プロデュースというのもほとんど同じで、もともと持っている能力を大きく引き出すことと、本人も気づいていない新たな能力を見つけて伸ばすことだし、子育ても究極のプロデュースと言えます。

学校教育も岐路を迎えていて、不登校のお子さんが増えたり、教員が精神的にバランスを崩したり、いろいろと問題が起きています。
これはもう今の時代にあった仕組みじゃないと言うことを物語っていて、根本から立て直しが必要であることは間違いありません。

昨日も友人のお子さんの話を聞いていて、不登校のきっかけは先生から否定されたことだそうで、詳しい事情は知りませんが、否定から入るのはどうかと思うし、繊細なお子さんほど心の傷を負ったときに立ち直るまで時間がかかるので、親として見守ることしかできないですよね。
まぁ一方的に先生が悪いというつもりはないのですが。

今後は自分で考え行動を起こせるようにするとか、自分がやることに対して責任を持てるように導くとか、自分が主役であるという感覚を身につけてもらう必要があって、自己否定する傾向があるなら、今のままの自分をそのまま受け入れられるように、心をほぐしてあげることも大切です。
ただそれも現状の仕組みでは難しいと思うので、最初は私塾のような形式になるかもですが、新しいタイプの学べる場は必要でしょうね。

僕は学校教育に関してはプロではないのですが、音楽のプロデュース業をとおして指導すること、導いていくことをずっとやってきたので、今の学校の仕組みが時代に合わなくなったことを痛切に感じています。

これは他の業種でもそうなのですが、今まで機能していたことがストップしてしまったり、噛み合わなくなったりしてあちこちで問題が生じています。急には変えられないのは重々承知しているのですが、崩壊する前に手をつけて、早急に新しいシステム作りを始めたいですね。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?