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「ステップパパの研究会」、はじめます。

「ステップパパ(血のつながらない子供を育てるお父さん)」が悩みや経験を共有できるコミュニティ、「ステップパパの研究会」をはじめます。

今年9月、さいたま市で義父が息子を殺害するというあまりに痛ましい事件が起きました。
この事件を受け、SNS上には「やっぱりね。また義父が犯人だ」「結局血がつながってないからねー」など、心無い言葉が数多く並びました。(もちろん、「すべての義父が悪いわけではない」と擁護してくれる人もたくさんいましたが)
私には現在9歳の長男と1歳の次男がいますが、長男とは6歳の時に養子縁組をして正式な親子関係になりました。そのため、このような事件が起きるたびにいつも暗澹たる気持ちにさせられます。

日本でも少しずつ浸透してきましたが、子連れで再婚した家庭のことを「ステップファミリー」と呼びます。(「ステップ」は「うけつぐ」などの意)
また、子供を養子にとったお父さん、つまり「継父」は、「ステップファーザー」と呼ばれます。

日本では、まだステップファーザーを支援する団体や、支える仕組みというものが足りていないのが現状です。

これは自身の経験からも強く感じます。私は自身の交友関係の中にステップファーザー当事者がいなかったため、悩みを相談できる相手が一人もいませんでした。
ネットで情報発信している人も女性が多かったため、他のステップファーザーの考え方を知ることもできず、最初期のもっとも苦しい期間をただ孤独に過ごしました。(ステップファミリーの関係は、最初の2年間がもっとも難しい期間だと言われているそうです)
私の場合、妻が話を聞いてくれたことが唯一の救いでしたが、ステップファーザー自身にしかわからない特有の悩みについては、どうしても同じ立場で理解してもらえる相手がいないというのが現実でした。

それからしばらく経ったある日、SNSを通じて、ゆるゆるお父さん遠足という一般の方がはじめた取り組みがあることを知りました。
父親と子どもだけで集まり、一緒に遠足に行くという、ただそれだけの企画なのですが、「パパ友」を作りたいというニーズと、その独特のゆるさから人気に火がつき、すでに全国で20回以上開催されているそうです。

この取り組みを見て、私は思いつきました。

ステップファーザーが悩みや経験を共有できる居場所を、
自分の手で作ってしまえばいいんじゃないか?

そこで今回私は、「ステップパパの研究会」という小さなコミュニティを立ち上げることに決めました。

「ステップファーザー」ではなく、親しみを込めて、「ステップパパ」とパパたちのことを呼ぼうと思っています。(これは私が勝手に作った造語です)
また、「研究会」という名前にしていますが、これはただ、「研究」という言葉の方が男心をくすぐるかな、と思った、というただそれだけの理由です。。

肝心の研究会の取り組み内容ですが、

どこかの落ち着けるスペース(カフェやファミレスなど)に
ステップパパ同士で集まり、お互いの悩みや経験をゆるく共有する。

ただそれだけです。
見切り発車ではじめてしまったので、正直、まだこれからどうするということは何も考えていません。
でも、ただ会って対話を重ねるだけで、救われる人がいると私は信じています。

さいたまの事件の義父を擁護するつもりはまったくありません。
しかし、もしもステップパパを支援するセーフティーネットが社会の中にあったら、何かが少し変わっていたんじゃないか、どうしてもそんな風に考えてしまいます。(特に男性というのは、非常に孤独な生き物です。)

私と息子は、赤の他人から家族になるまでの最も難しく辛い期間を一緒に乗り越え、今ではお互いに自然体の関係を築けていると感じています。(彼に対しては、親子としてだけではなく、どこか戦友のような感情も抱いています)
そんな私から、これからステップパパになろうとしている人に対して、何かアドバイスや伝えられる経験があるかもしれません。

一方で、あと数年で思春期を迎える息子から、いつか、「本当の親じゃないくせに!」などと言われてしまうんじゃないかと、私自身がいつも不安を感じています。
同じように、子どもの思春期を乗り越えた先輩のステップパパから、経験談やアドバイスを聞けたらどんなにいいだろうと、いつも思っていました。

そのような場所は、まだほとんどありません。
しかし、まだ無いのであれば、自分たちの手で作っていければと思います。

早速ですが、まずは第1回の研究会を開催したいと思います。
ほぼ何も決まっていないに等しいですが、以下が詳細となります。

・場所:都内某所(集まった人数や、各自のアクセスのしやすさを踏まえて考えます)
・時期:2019年11月某日(メンバーの予定次第で調整します)
・参加方法:ページ下部の参加申込みフォームより申込みください。(またはTwitterにDMください)
・参加申込み期日:19年10月25日まで
・その他:名前を名乗りたくない方は、ニックネームでの参加でもかまいません。

正直、本当に人が集まるのか自信がありませんが…。
この記事を読まれた方の中に、もしもステップパパの知り合いがいる方は、ぜひ共有をしてもらえると嬉しいです。

最後に、私自身のことですが、私は30代前半の横浜出身・在住の人材業界に勤めるWebディレクターです。ステップファミリーに関して専門的な知識は何もありません。みなさんと同じ、ごく普通の一般人なので、フラットな視点で気軽にお話できると思います。

それではまた当日、ステップパパのみなさんにお会いできるのを楽しみにしています!

↓参加申込みの方は、以下フォームよりお申し込みください。

↓または私のTwitterにDMください。
「興味はあるけど、その日は予定が合わない…」という方も、お気軽に声かけてくださいね。

↓LINEのオープンチャット「ステップパパの語り部屋」を作りました。匿名での参加もできるので安心して話ができます。また、コミュニティの運営に関する話もぜんぶオープンに話しているので、興味のある方はご参加ください!!

▼主催者プロフィール
名前:おしだ(Twitter
都内のデザイン会社でディレクターを8年ほど経験した後、昨年10月に人材会社に転職。現在は主にWebサービスやイベントの体験デザインの仕事をしています。32歳。長男は9歳、次男は1歳。横浜在住。
19年10月5日 追記:研究会の取り組み内容についてまとめました↓
19年11月26日 追記:無事にイベントを開催できました。レポート記事をアップしています。


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「ステップパパ(血のつながらない子供を育てるお父さん)」が悩みや経験を共有できるコミュニティ、「ステップパパの研究会」のnoteです。

コメント3件

初めまして。
自分自身に子供ができてから、虐待の事件を見ると、奧さんの心を想像するようになりました。(擁護ではなく)
義父さんの苦しみまで考えたことがなかったです。
気づかせて頂いてありがとうございます。
>kyokoさん
コメントありがとうございます!
いろいろな立場を理解できると世界の解像度が上がっていきますよね。僕は僕が見た風景についてしか話せませんが、それぞれの立場で対話を重ねていければいいのかなと考えています。
はじめまして。記事を読んで素晴らしい取り組みだと思いました。私自身、血の繋がりの無い父に育てられ、いろいろ辛い事もありました。でもその裏で、父も悩み苦しんでいた事が今はわかるので、こういう場がある事って素晴らしいと思います。応援しています!
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