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【子ども】キラキラ笑顔を支えるものとは

中学生のハローワーク9月のゲストは、中学生に大人気のYouTubeチャンネル「スタフリ」の先生お二人。まさかそんなすごい方々に来てもらえるなんて!!と思っていたけれど、5日に特別授業をしていただいて慣れているおかげで、なんだか始めからフランクな雰囲気。高田先生が『数学ゴールデン』について熱く語り出したのを、「お〜〜い」って呼んで止めちゃったりして。

(9月5日の特別授業の記事はこちら↓)

(数学ゴールデンはこちら↓)


好きなことを仕事にしてます

1人目の先生は、数学が大好きな高田先生。何故か家にたくさんあったという算数ドリルを解くのが、物心ついた頃からの楽しみだったそう。親から「やりなさい」って言われたことはないけど、ただそこにあったから・・・って、普通、家にドリルがそんなにたくさんあるかしら?ご両親の導きがすごすぎる!と思わずにはいられない。

もう一つ。なぜか、家にたくさんドリフターズのビデオがあったそうで、それも小さい頃から観ていて、お笑いが大好きになったんだそう。
「ドリルとドリフなんですね〜」
って言葉遊びもありつつ、おもしろモードでお話が進んでいく。


挫折もあった

元気で明るいし、小さい頃から好きだったことを仕事にされているし、順風満帆だったのかと思いきや、そうでもなかったと高田先生。数学が得意で自信があったのに、自分よりスゴイ奴に出会い、自己肯定感を失った、って。スゴイ奴は数学者になったんだけど、先生は教師の道を歩む。けど、またそこで挫折・・・。

お笑いも好きだから、と思ったけど、ナイツさんがお笑いに没頭している姿を見て、やっぱり自分よりスゴイ人はいるんだ。自分はトップにはなれないんだ・・・って。

今の先生からは考えられないネガティブ思考。ちょっと意外なお話に、私も子どもたちもびっくり。高田先生でも、そんなことあるんだ。

おそらく、子どもたちも自分と重なる部分があったはず。神戸シュタイナーハウスのクラスという小さいコミュニティの中では「スゴイ!」って尊敬され、私やクラスメイトが大絶賛したとしても、「いや、もっとスゴイ人いるから・・・」って中学生は謙遜する。できなかったことができるようになっているそのことがスゴイんだけど、過去の自分は目に見えないからね。どうしても、目に見えるスゴイ奴と自分を比べちゃうよね。


A×B=Cの考え方で、新しい仕事を生み出す

数学でもお笑いでもトップにはなれないけど、この二つがやっぱり大好き。両方できるのは自分しかいない。二つを掛け合わせて、新しい道を歩み出した高田先生。

あ、この話。企画屋さんがしてくれた、「イチゴ×大福=イチゴ大福」の話だ。子どもたちは気づいているかな?と思いつつ画面を眺めると、かなりお話に入り込んでいる様子。このことは私の心の中に留めておこう。

(企画屋さんの記事はこちら↓)


今の仕事が大好き

そんなわけで、「数学の授業がしたい!」と高田先生。子どもたちも、「いいよ」「どうぞ」といった感じでうなずいている。いや、むしろ「してほしい」「楽しみ」の気持ちの現れでうなずいているのかな。私も「私を先生にしてくれてありがとう」のスタンスで子どもたちと向き合っているので、高田先生と共通しているのがなんだか嬉しい。

そうして始まった授業は、ミスチルの「抱きしめたい」の歌詞と、沢久美さんが書いた「ぬくもり」の歌詞がほとんど同じ。偶然とは言えないよね〜で済ませるんじゃなくて、確率を計算してみようって。

計算してみると、限りなくゼロに近い数字が出てきて、みんなちょっとクスクス笑う。そこに高田先生が「隕石が◯回連続して自分に当たる確率と同じです!」ってテンポよく重ねるので、大人も思わず吹き出しちゃう。

5日の授業も面白かったけど、今日もやっぱり面白い。これまでのたしかな経験の積み重ねが、高田先生のキラキラとした笑顔を支えている。スタフリが人気なの、わかるなあ。

さて、皆さんお待ちかねのスタフリの塾長ダイジュ先生のお話は、次回!お楽しみに!


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えりか先生。神戸シュタイナーハウスでは、子どもクラスを担当。
小学校・放課後等デイサービスを経て、現在は児童発達支援事業所で障害児支援にあたりつつ、神戸・京都において日曜クラスの先生としても活躍中。
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