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正直に言っていいんだよ

職場でのコミュニケーションの難しさを題材に、上司と部下の会話あるあるから、主に上司のあるべき姿を考えてみようというマガジンの3回目です。
【】は心の声、つまり言えないけど心の中でこう思っているという意味で読んで下さい。

あるある#2:
(上司)正直に言っていいんだよ
(部下)【正直に言ったら怒られる】・・特に何も問題ありませんので大丈夫です

進捗や状況を確認したい時に、よくあるパターンです。
正直に言うとこうなります。
(上司)XXプロジェクトはどうなっているの? 正直に言っていいいんだよ
(部下)実は1ヶ月程度遅れが発生しています
(上司)何でもっと早く報告してくれなかったんだ!
(部下)【いやいや何度も報告してますが】・・・・
(上司)で、どうするんだ?
(部下)・・・・

つまり、正直に言うと結局自分に返ってくるだけなので、部下にしてみれば言おうが言うまいが何も変わらないのです。
だったら言わない方がまだマシだと思ってしまいますね。

プロジェクトマネジメントでは、
・進捗管理は早期発見のため
・問題対応はプロジェクトが担う
となっております。
これは、問題を早期発見して(健康診断)、問題対応はプロジェクト(医者)が担う、という構図です。
なので、上記の「で、どうするんだ?」がダメダメなのです。

ではどうするかですが、こんな感じです。
「そうか、じゃあ対応について一緒に考えみよう」
「対応策はみんなの知恵を借りたいので、至急検討会を計画してくれないか」
などです。

こういう雰囲気が組織に存在すれば、風通しがよくなり、問題発見と解決が迅速に行われるようになり、大きな事件に起こらなくなります。

「こんなことやってたら上司は首が回らないよ!」
と思った方は、もう一度あなたの任務は、”組織目標の達成”→”部下が持っている問題への対応”、なのだと再認識していただきたいと切に思います。

あなた一人では何もできないのです。
部下の問題が解決できなければ成果は上がらないのです。

次回は、
「報連相を徹底しなさい」
です。

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