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何でもっと早く言ってくれなかったんだ

職場でのコミュニケーションの難しさを題材に、上司と部下の会話あるあるから、主に上司のあるべき姿を考えてみようというマガジンの2回目です。

あるある#1:
上司)なんでもっと早く言ってくれなかったんだ
部下)あの時報告したんだけど聞いてなかったのね

そもそも上司は部下の話をしっかり聴いていません。
「聴いて」は「聞いて」という漢字と違って、相手が言っていることに加えて言っていない事も含めて、本当の気持ちを理解するという意味です。

パターン①:
部下が報連相をしてきてくれた時に、パソコンのキーボードをたたきながら聞いてたりすることもあったりします。
これはもうハッキリ言って、犯罪に近いというか、せっかく話しに来てくれたチャンス(上司にとって)をみすみすスルーしているのと同じ。

パターン②:
こんなやりとりもよく見ます。
上司)上手くいってるか?
部下)はい、ちょっとだけ懸念事項はありますが、とりあえずは何とかやってます。
上司)そうか、じゃあ引き続き頑張ってくれ。
部下)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
これのどこが問題なの? とおっしゃる方もいらっしゃると思いますが、部下の心の声は一体何なのでしょうか?
「とりあえず何とかやってます」は、「実はうまくいってないことがある」なんですよね、当たり前ですが。
そこを相談したいという意思表示なのに、「何とかやってくれてるからいいかぁ」となっちゃう。

パターン①も②も、程度の差はありますが、結局は「話を聴いていない」ということです。

さらに、この上司の「何でもっと早く」の言葉の裏には、
「こうなってしまったのはお前のせいだよ」
というニュアンスが込められていたりします。

組織目標を達成するためには、上司と部下が協力しなくては達成できません。上司一人ではほとんど何もできません。

なので、
部下が話しに来てくれた=上司にとってはチャンス
と考えてみたらいかがでしょう。

次回は、
「正直に言っていいんだよ」
です。

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