井上 祐巳梨(STEAM JAPAN)

(株)Barbara Pool代表取締役/クリエイティブプロデューサー。一般社団法人S…

井上 祐巳梨(STEAM JAPAN)

(株)Barbara Pool代表取締役/クリエイティブプロデューサー。一般社団法人STEAM JAPAN代表理事/WEBメディア「STEAM JAPAN」編集長。地域×クリエイティブ/STEAMをテーマに全国各地で地域創生プロジェクトに携わる。【※編集部でnote共有してます】

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教育改革に対する想い〜中学の記憶から〜

大変ご無沙汰の、noteです。 おおよそ2年ぶり。STEAM JAPAN編集長の井上祐巳梨です。 あまりの日々がドタバタ劇だったこともあり、筆は休めてしまい・・・、STEAM教育についてや教育改革全体についての想いは、講演会などで直接お伝えすることが多かったかなと思います。 ですが、なぜ久々に書き綴りたいと思ったかというと。 久々に実家に帰り、見つけてしまったのです。 何を・・・そう、「中学生時代の卒業文集」を。 中学の卒業文集に、「21世紀の教育改革について」と書い

    • 見えないルールに縛られる子どもたち。幼少期に覚えた“学校教育”への違和感

      皆さんは、自分が幼い時に受けた“学校教育”について、覚えていますか? 私はというと、自分が学校でどんな人間だったのか、周りにとってどんな子どもだったのか、あまり覚えていません。 ただ、鮮明に覚えているのは、個性を個性として受け取ってもらえない“学校教育”への違和感です。それが、今の私の原点になっているのかもしれません。 小学校時代:物申す“生意気”な生徒 思い返せば、私は小学校の頃から「なぜクラスの全員で同じことをやるべきなのか」「学校が唱えるルールは、時代に合ってい

      • コロナ禍で教育の現場は変われるか?日本特有の課題とは

        変化が乏しい教育現場 教育現場はこの1年で大きく変わりました。1人1台PCを目標に掲げる国のGIGAスクール構想が本格的に始動し、まさに変化の時を迎えています。 しかし、この変化はコロナの影響で学校が休校となり、過密を避ける新しい生活様式が生まれたからとも言えます。影響が少ない部分は今も、私の子ども時代とあまり変わらない教育が続いています。 黒板にランドセル、大量の教科書、ノートとペン…。携帯電話がガラケーからスマホに変化して久しいにも関わらず、昔ながらの光景で変化が乏

        • 世界はここまで進んでいる。海外の最新STEAM教育事例を紹介

          世界のSTEAM教育事情 今日、海外の教育現場では、STEAM教育が当たり前のように実践されています。日本との大きな違いは、導入までの“スピード感”です。 2013年の米オバマ政権のSTEM教育の国家戦略宣言が起爆剤となり、各国がどんどんSTEM /STEAM教育の導入を推し進めました。 アメリカ、インド、中国、シンガポール、フィンランド…。各国はSTEM/STEAM教育を実践する方針を決めると、素早く教育現場に導入しました。この動き出しの早さと切り替え力には目を見張

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        • STEAM
          1本

        記事

          ファーストペンギンになるのは誰か?STEAM教育と日本の教育制度を考える

          団結力と協調性 日本の教育の強みは一体、なんでしょうか。 例えば、北欧・フィンランドでは、小学校の時から大学のように生徒自身が授業のカリキュラムを選択し、個別に授業を受けます。日本の小学校のようなホームルーム、担任の先生といった概念はありません。 体育祭で自分のクラスを応援したり、文化祭の出し物を決めたりと、クラス単位で活動するという文化がほとんどないのです。このように個々の意思を自由に尊重するスタイルの場合、子どもたちの組織力や団結力は育ちにくいかもしれません。 一

          ファーストペンギンになるのは誰か?STEAM教育と日本の教育制度を考える

          STEAM教育への取り組み、自治体の挑戦。

          STEAM JAPAN編集長 井上祐巳梨です。先日はちょうど、STEAM教育への取り組みに対して意欲的であられる大分県・広瀬知事に表敬訪問に伺ってまいりました。 まさに、近年STEAM教育への意識が自治体等でも高まってきています。 STEAM教育とは?こちらの記事ご覧ください。 大分県での、先日の訪問についても、10月7日付の読売新聞(大分県版)でも取り上げていただき、大分県内の小中高校での取り組みがスタートする旨が掲載されました。 (上記:2020年10月7日掲載 

          STEAM教育への取り組み、自治体の挑戦。

          全ての子どもたちに“ワクワク”した未来を! いまだから知ってほしいSTEAM教育の可能性。

          はじめまして。 株式会社Barbara Pool代表/STEAM JAPAN編集長の井上祐⺒梨です。 「STEAMって何?」やら「STEAMについて教えてほしい」や「なぜBarbara Pool(STEAM JAPANの運営会社)がSTEAM事業をやるの?」など色々とご質問いただく機会が増えてきました。 改めて、noteで「教育」「子育て」「海外でのSTEAM教育の事例」に関する事や、わたしたちが考えている「教育の未来」「実際にしている活動」に関してまとめていきたいと思っ

          全ての子どもたちに“ワクワク”した未来を! いまだから知ってほしいSTEAM教育の可能性。