高級タワーマンションの住民

都市部郊外の高級タワーマンション。
夫、妻、小学生ぐらいの子どもの核家族が住むマンション。
そこに住む住民たちは、親も子も同じような年代ばかり。
初めてタワーマンションに行った。

ここにいる親たちは、自分たちの子どものことで競争し合っているらしいが、私にはわからない世界だ。

親が子供に投資する分、子供は大きなプレッシャーを与えられる。親から「いいね！」と褒められたい、親の期待に応えたいと思いながら、親の与えた課題をこなしている子はつらいだろうなあと思わず考えてしまう。

都市部郊外には、食料品、衣料品、日用品などの様々な店が集中しており、この界隈に住んでいれば大きな街にわざわざ出掛けなくても全ての買い物が完結してしまう。

この息つく暇もない狭い世界の中で、子どもたちは成長していくだろうが、10年後の彼らはどうなっているだろうか。

良い大学に入って、良い会社に入って、ちょうどいいタイミングで結婚して子供を産んで、そしてまた繰り返す。

これは本当に勝手な想像でみんなが辿る道は十人十色だろうと思っている。

田舎育ちの私は、ああいった高級マンションに住んでいる人々は高級ブランド志向や競争意識が強く都会的なイメージがあると昔から勝手に思っていて、劣等感を感じるというか、どうも苦手で今でもそういう人々と接する時はなにかと緊張してしまう。

頑張り続けるのはしんどいのでマイペースに生きていくことを目指す私には、そこまでしんどい思いをしなくていいのにと思ってしまうが、まあ世界は広いからなあ…