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会社を休んだある日のこと。

今日は会社を休んだ。
月曜日なのだが、朝起きたら喉が痛いし身体がだるい。
まあ少し無理してでも会社に行けないことはなかったが、今日は休んだほうがいいのかなと何となく思った。
今まで自分の責務を全うしないといけないという思いで、無理して会社に行ったことが何度かあったが、まあ無理して行ったところで仕事の効率は上がらないし体調はますます悪化するわで、覚えている限りで良いことは何もなかった。
そんなわけで、朝起きて数十分経って会社を休もうと早々と決断した。

会社へ、今日は仕事を休む旨の連絡を入れてから、とりあえず身体の怠さを解消しようと布団に入って朝のニュース番組を見ることにした。そのまま寝落ちして日頃の睡眠不足を解消しようと、時間を気にすることなく思いのまま寝ることにした。
計画通りに寝落ちが成功し、朝10時30分頃に起床。すっきりしようと顔を洗いシャワーを浴びてから、再びテレビから流れるニュース番組を見る。
「ああ、もうこんな時間だ」
日用品や衣類など日頃から買おうと思っていたが、買えずじまいになっているものがあった。少しお腹も空いたし、昼ご飯を買うついでにホームセンターへ買い物へいこうと決めた。
平日昼間のホームセンターなんて何年ぶりに行くのだろうか。
目に映る商品がすべて興味深く思えてワクワクできる。休日よりも平日の方がお客さんが少ないようで、広々とした店内をスイスイと歩けて気持ちがいい。日用品だけでなく、工具や園芸用品、カー用品など多種多様なものが店内にあって、それらに囲まれながら博物館や美術館、図書館などと同じようなな感覚で自由に歩き回れることが何より楽しい。
好奇心をたくさん刺激した後は、スーパーに行って何を食べようか考えながら店内を歩いた。平日昼間のスーパーも久しぶりである。休日よりもお客さんは少ないが、小さい子供を連れたお母さんや高齢の方が多い印象を受けた。夜に行ったら基本は売り切れている惣菜も、昼間ならたくさん店頭に並んでいて選び放題だ。夜なら消去法で選ぶが、昼間は選択肢がたくさんあってどれに決めるか迷っている間に時間が思いのほか掛かってしまう。
平日の買い物ライフを堪能した後に帰宅し、買ってきた昼ご飯を食べながら、いつぞやの再放送の2時間サスペンスドラマを見る。ドラマに出ている俳優が、今の姿よりも若々しく見えるのでおそらく10年以上前の作品なんだろうなと想像する。こういう類のサスペンスドラマって被害者を取り巻く人物に一癖二癖あったりドロドロとした人間関係を見て、現実にこんなことあったら嫌だなあと思うのだが、なぜかついつい目が離せず見てしまう。一見ドロドロと見える中にも様々な人々の思いが交錯していて、その人々の思いを1つずつ推察して紐解いていく過程が個人的には好きである。たいがいの2時間サスペンスドラマには、詳しくその過程が盛り込まれているからついつい見てしまうのであろう。
ドラマを見終わってから夕方の情報番組を流しつつ、今日の出来事を日記やエッセイとして形に残そうと執筆している。
一度仕事から離れてゆっくり過ごしてみると身体も気持ちが楽になるし、また明日から頑張ろうと自然と思えてくる。
最近思うように取りかかれていなかったことも行えたし、やっぱり仕事をしている人間にとってたまには思い切った休息の時間が必要なんだと思った。休息を経ることで、明日への仕事の活力にもつながる。そう思った1日であった。


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