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映画の余韻

夏休み前からずっと気になっていた、
『君たちはどう生きるか』
やっと今日、ひとりの休みに観に行くことができた。

観終わった感想は、
なんだかすごいものを観たな…という感じ。

エンドロールで流れてきた米津玄師さんの『地球儀』がとっても良い歌で、映画を観てからずっと聴いている。

今までのジブリ作品のオマージュというか、似通った部分もあって、「あ、これあの作品に出てきた〇〇に似てるな」みたいなところもあった。
パラレルワールドのような異界に迷いこむ設定は、村上春樹さんの『街とその不確かな壁』を少し思わせた。
(まだそちらは読めていないけど)


そして作品を観て初めて知ったのだけど、原作とされる『君たちはどう生きるか』は本編のストーリーと全然違うのも面白いなと思った。
(それでも映画を観ると、その本も俄然読みたくなってしまう)

なんというかこれは一回観ただけでは把握しきれなくて、何度か観て初めて分かってくるのかも…
少し難解で、でもテーマはすごく深いところにあって、メッセージ性が強くて圧倒される。
なんだかそんな不思議な体験だった。


そのあと本屋さんに行ったら、ちょうどジブリ作品を特集してる雑誌を見つけて、
(少し見るだけのつもりだったのだけど)
気になって衝動買い。


初めて買う雑誌。表紙に惹かれて



この映画が作られた背景とか創作秘話がたくさん載っていて、これからじっくり読んでみようと思う。

米津玄師さんの『地球儀』はメロディも良いのだけど、歌詞もすごくよかった。


雨を受け歌い出す 人目も構わず
この道が続くのは 続けと願ったから
また出会う夢を見る いつまでも
一欠片握り込んだ 秘密を忘れぬように
最後まで思い馳せる 地球儀を回すように

『地球儀』の歌詞より


米津玄師さんは『海の幽霊』がとても好きで、一時何回も聴いていたのだけど、
これもそれくらい聴くことになりそう。 
(雑誌に載ってるインタビュー記事も、とても素敵だった)


普段、映画を観たあとにパンフレットは買わないけど、この雑誌は『君たちはどう生きるか』と今までのジブリ作品に触れていて、なんだかとても贅沢なパンフレットを買った気分。


ジブリに関する雑誌ってたくさんあるけれど、
これは買えてよかったなぁと思う。
(いつかジブリパークも行ってみたい)


映画館でジブリ作品をまだ観ることができる、ということ自体すごいことかもしれない。
(子供の頃からずっと映画館で観てきたから)


今度は子供たちと一緒に観られるといいな。


雑誌を読んで、音楽を聴いて。
あともうしばらくは映画の余韻に浸りそう。



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