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”バリエーション”が変化への鍵!

こんにちは。

0歳からの発達障がい運動発達サポートStarsのakariです^^
(Starsはろじのあかりが運営する発達障がいのお子さま向け専門事業です)

私のレッスンをはじめたきっかけや想いはこちらからどうぞ→『レッスンをはじめたきっかけ 〜障がいの垣根を超えて繋がりたい〜

前回までは、お子さんの発達をより良くするためにどんなことができるのか?

そんな方法と実際のタッチのポイントをお伝えしました^^

前回までの記事はこちらから↓(よろしければお読みください)

少しでもこどもの発達を促して、一つでもできることを増やす方法
発達を促すタッチの秘訣その1 -相手を感じる-


今回は、そこから繋がる”バリエーションの大切さ”をお伝えしたいと思います。

バリエーションとは=”物事の変化や種類が様々であること”

を言います。


人間の脳は生まれて約3年間で80%程まで完成すると言われいています。

それは、”新しいこと・違う経験”をした際に起こる、神経回路の繋がりが増えることによるものです。


科学的研究では、あることを学習するのに、それだけを集中的に学ぶよりも、それと関連する他のことを取り入れている場合の方が学習のスピードが遙かに速いという結果が出ています。

つまり、成長の段階で豊かな”バリエーション”を取り入れてあげることは、神経回路の繋がりを促し、脳の発達を助けることにつながっていくのです。


バリエーションは日々の中に

バリエーションは日常の様々なところにあります。
周りの景色や音、味覚や触覚、自分の動きから起こる思考や感情etc...
歩くこと一つをとっても同じ一歩は存在せず、歩くたびに新しい情報を取り入れて一歩一歩をまた組み立て、その動きを絶えず変化する全体の中に統合します。脳そのものが絶えずバリエーションを生み出していくのです。

しかし、生まれつき障がいがあるお子さんの場合は、このバリエーションを自分で経験することが難しく、限られた範囲の動作となってしまいます。

そこでこの”バリエーション”の大切さを理解し、日常の中に取り入れてあげることが、その子の新しい可能性を切り拓く鍵となっていきます。


バリエーションを加えて変化をつけよう

同じ訓練だけを機械的に繰り返すだけでは、効果がないのもその一つです。

すでにできるところから関連させて、バリエーションを身につけていくことは、より高い次元で動作が出来る様になるだけではなく、全く新しいことをその子自身が生み出していくことも可能にします。

私達も日常で何かアイデアに煮詰まった時に、それだけをずっと考えているより、いっそ気分転換で散歩に出かけたり、シャワーを浴びてみたり、別のことをしている時にいいアイデアがふっと浮かんでくることってありませんか?

脳の特性を活かし新しいことに取り組んでいくことの方が、実は効率的だったりもするのです。


では具体的にどんなことができるのか?その一部をご紹介します。


1.動きのバリエーションを遊びながら増やす
前回の記事で動きを”感じ・付いていく”という方法をお伝えしましたが、そこからバリエーションを生み出すことができます。どんな方向に動きやすいのかな?そんな方向性を一緒に探り、表情を見ながら、その子が一緒に楽しんでるようであれば、新しい方向性をこちらから提案してあげます。

その時の表情もまた観察していてください。すごく喜んでいる・何だろう?と不思議そうにしているようであれば成功です。

一緒に遊びながら新しい動きを探索することができます。


2.「強い」・「弱い」など感覚のバリエーションを取り入れる
手の握り方でも違いを感じることができます。

例えばその子が強くしか手が握れない場合、もう少し弱く・優しく手を握ることを教えてあげます。
「床に手を落とす」という方法で強く床を叩いてみたり、優しく叩いてみたりすることでもいいです。
自分で手を動かすことが難しければ、手をサポートして違いを導いていきます。

また同じような感覚で、速さのバリエーションを理解させることも有効です。
動きを速くすることができたら、今度はゆっくりやるやり方にもトライしてみましょう。
脳に差異を与えることが、とても大切です。


3.練習することをやめてバリエーションを取り入れてみる
例えばリハビリなどでこの動きを1日○回しましょうと決まっていることがあればそれを少しやめてみるのもバリエーションに繋がります。
今やめると今までやってきたことができなくなってしまうのではないか、逆に退化してしまうのでは..など不安になってしまうかもしれませんが、
やっているのに全然効果が現れない...そんな時は、それを無理に繰り返すより、一度それを手放すことの方が脳に新しい情報を与えるきっかけになります。

いつもしていることに変化を与える余裕を持ち、
指示されている動きに少しバリエーションを加え、一緒に楽しんでみてください。

その子の反応を見て、喜んでいるようであればそれを続けてみます。


機械的にならずにお子さんの様子を観察しながら、常に少しづつ変化を取り入れていくことがとても大切です。


今日から3月が始まりましたね!
自分が子供ができて思うのが、平日働いていて土日休みでも、土日は保育園がお休みの子供たちが常にいる。
お母さん達はいつお休みを取ればいいのだろう??

繰り返す日常の中にも自分で少しでもバリエーションを取り入れて、お母さん達自身も日常を楽しんで過ごせるようにしてもらえたら幸いです。

私は現在、2人目(0歳1ヶ月)の子育て真っ最中です。
1人目とは全く違うパーソナリティーに日々翻弄されながら過ごしています。

これもバリエーション?必然的に脳を働かせてもらえ有難い日々です(苦笑)

ではでは、お読みいただきありがとうございました^^

今日も良い1日をお過ごしください。


こどもの発達を促す日常に取り入れられるコトはまた少しづつUPしていきますね☆

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