生き急いでるな、と思う時には。
こんにちは、雲州はとむです。
この数日は都内の天気が不安定で、気圧が日々ジェットコースター↑↓状態。春特有のゲリラ豪雨や雹などが夕方に攻撃して来るので、あしかがフラワーパークにも行けません。藤の花が盛りなのに……。
私だけじゃないと思うんですが、地獄を知ったからこそ「この今の幸福は、長く続かないのではないか」「来年はどうなっているのか」という危機感に苛まれる日があります。「二年後、まだこのマンションにまだ居られるのかな」とか。
だから私がこのところ、「藤が満開のうちにフラワーパークに行かねば! 両毛線なら去年乗ったし!大丈夫だ!」「飛び込みだけど、20日にネモフィラバスツアーinときわ海浜公園に行くぞ!七年振り!」とか、「上野の大恐竜展に行くぞ!」「浦和伊勢丹の英国展にも行く!」とか、立て続けにスケジュールを詰め込んでしまうのは、そういう恐怖感から駆り立てられているのだと。
そして、鬱とか神経パニック症の人には多分、実感があるはずですが、「ああ、やっぱり行かれなかった!来年行けるか分からないのに!」「まだ、まだ花が続いたら行けるかも!?」と、落ち込みと焦りの悪循環に陥ってしまう。
ただそんな私にとって最大の救いは、「創作と萌え」が精神的に支えていてくれることです。この一週間は昼夜逆転の生活をしていて、自炊もせず外食ばかりでしたけど、自分の小説や漫画、絵を再び描いてAIという新しい武器を与えられて、充実しています。
苦しみの中で、気付かせてくれる台詞。
「機動戦士ガンダムUC」の中で、典型的な中間管理職のオットー艦長が「まあ、トラブルは大なり小なり色々あるが、やるべき事があるのは良い」と語るシーンがあります。明日は死が待つかもしれない、戦乱の真っ只中に。
ああ、本当だな〜と。福井晴敏のガンダム、相変わらず名セリフのオンパレードで凄いなと痛感するんですよね。
何故生きているのか生まれてきたのか、ずっと分からずにいた主人公のバナージは、たった一人で重い宿業を背負い続けるミネバ姫と出会い、ユニコーンガンダムに乗って彼女を支えたいと願う。そこに見返りを望む気持ちは全くなくて、ただひたすら「俺は、彼女に必要とされたいだけ」と、戦争の渦へ飛び込み「人殺し」と罵られても、優しくしてくれた人を間違って手にかけてしまっても、地獄の闇の中でもがき苦しみ、ボロボロに傷つきながらもそれでも前進し続けるんです。
時折り、ミネバ姫が道を迷いそうになると「それは君が、本当にやりたい事なのか?」と確認し、「私が、命をかけてもやりたい事なの」と答えれば、「それなら良いんだ」と、茨道を手を取り合って歩いて行く。
「それは君が、本当にやりたい事なのか」
バナージのこの言葉を復唱しつつ、私も生きていくべく一日を乗り越えています。
家の大問題に押しつぶされそうになり、実際に自殺を何度も考えていた頃、今と同じようにお花見に行って、食べたい物を食べ観たい映画を観て、ついに猫を飼いました。
だけどずっと思い込んでいた「本当の終わり」は来なかった。色々な人に支えられつつ、私は実家を失いつつも新しい人生を大好きなマンションの部屋で暮らしている。
助けてくれない人とは、別れるしかない。
先日、二年振りにオバからメールが届きました。ただし私がワイモバイルに変わったせいなのか、彼女が違うキャリアになったのか、名前は表示されるけど文面が読めない。
二年間、電話の一本も無く、今更なんなのか。私が死を毎日覚悟していた時には何もしてくれず、助けてくれたのは血が繋がっていないご近所の人々。
振り返れば、父が姉である伯母と絶縁したのも「いざという時に助けてくれなかった」からだったなと思い出しました。
母が痴呆症になってから七年間、私は家を背負って一人で何でもやるしかなかった。庭の木を切り、粗大ゴミを処分して、毎日働く。全然減らないローンを払い続けて未来が全く見えない日々。
あの地獄を抜けて分かったのは、「私を大切にしてくれない人は、捨てていくしかない。離れるのが良い」という事実です。
マンションのベランダにグリーンカーテンをワイヤーでくくり付けながら、「やっぱり、私は今日な父の娘だなあ」と思って。「やった事の無い作業を、一人でたくさんこの四年間終えてきた。家庭裁判所に一人で行き、冷たい弁護士の無神経な言葉に傷付けられても、家の処分も全部、一人で終えた」と。
そして伯母から無言のメールが届いた時に、果たして彼女との縁を切っても何か問題はあるか、後悔はしないかと考えて。
助けてくれない人と絶縁しても、何も困らない。
そう結論が出ました。賃貸契約に保証人が必要なら、専門の業者がいるし保証人不要の物件も多々ある。
死のうとしていた時に助けてくれたお隣のご夫婦に、「50歳なんて、人生これからじゃないの!」と背中を押してもらえたんですね。実際に、半年分の固定資産税を肩代わりしてもらいました。返さねばならない義理もできた。
そうで無くとも鬱が苦しい時に、やっと自炊を再開して作品と向き会えた時に、伯母からのメールに悩まされた。でも「もう、いらない相手だ」と判断を下した夜に半身浴をしたら、その悩みも消えたんです。
そんな事があった一週間でした。
今日は本当は、足利フラワーパークに行きたかったけど、また夕方にはゲリラ豪雨があるかもしれないし、何より低気圧のせいか偏頭痛も重くて。レトルトのおでんに自作した大根の煮込みを入れて、食べたらとても美味!
ちなみに、昨日の晩ご飯。鬱だと一日一食のみなので。
身体も怠くてクラクラするので、横になってアマプラにて「30歳になっても童貞だと魔法使いになれるらしい」映画版を見返しています。
それまでは、自分に片想いする黒沢優一に少し及び腰で、問題があると逃げる癖が多い主人公の安達清が、決意する台詞を聞きながら。
明日は資源ごみなので、段ボールを分解してまとめます。猫のブラッシングをしてタオル拭きをしてから、またまた木曜の可燃ごみには不要になった衣服や布団を処分して断捨離します。
20日は牡羊座の新月。日本では見えない金環皆既日食もありますね。私は急遽、「ネモフィラバスツアー」を入れたので、行ってきます。
行かねば!!!
松也さん自身が熱烈なアニメゲームファンなので、楽しみです!!!
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マダム、ムッシュ、貧しい哀れなガンダムオタクにお恵みを……。