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平日のテンション駄々下がり人生から解放されるためには。

私のかつての同僚で社内婚した同僚がいたが、その同僚夫婦の目標が

「夫婦二人で会社で働いて金稼いで、定年後の生活をなんとか逃げ切ること」
がゴールになっていたと、私の同期が言っていた。

私も下手したら定年後の生活をなんとか逃げ切ることがゴールになっていた。
なんとか定年すぎてそこから遊び放題になれば…。

しかしそれは屠殺の時を待つ家畜に等しい行いだったのだ。

多くの人は自らのスペックを活かしきれずに、人生が終わる人間が多い。
好きでもない会社の仕事を、毎日毎年思考停止で定年まで延々とやり続ける。

「利潤追求」これは行きすぎるとキメラを生み出す。

そうして「教育」の果てに生み出されたキメラを「社畜」という。

家畜と社畜の違い

なんかの折に毎回書いているが、私は満員電車が嫌いである。

屠殺場に送り込まれるために狭いトラックの中を
ぎゅうぎゅうヅメにされる家畜たちは運転中にストレスを感じるというが、
それと同じ。

そういう意味もあって、平日の社畜は家畜とさして変わらないと言っている。

人間もクソ狭い満員電車の中に押し込められるとストレスが溜まる。
隣は誰とも知らぬ人間がいるのに詰め込まれる。

ブラック企業で部下に吠え散らかす上司を見てて思うが、
人間って、自分が嫌なことを弱者に強いるので不思議な動物だと思えてくる。

家畜は屠殺場に送り込まれるわけだからその目は夢も希望もなく死んだ目になる。
満員電車に揚々として乗り込む人間たちもそれと同じ目をしている。

夢も希望もないって分かりきってる仕事をやりに行くので。
何かあれば責任の押し付け合いで疲弊していく。

そんなやりたくない仕事の中で夢も希望も何もないよな。

やりたくもない、楽しくもない仕事に命をかけたくない。
そのために定年までの何十年余り待て、というのか??

正直何をしても辛い。飯を食っても楽しくないし、仕事をしても楽しくない。
仕事してない時、寝る時が唯一安心できる。

朝起きると本当に辛い。ルーティンの流れに呑まれるってわかってるから。
会社早く辞めたい、大体のサラリーマンの顔にそう書いてある。

サラリーマンのリストラ

鶏とはトリの中でも結構理不尽なスペックだと思う。
翼があっても飛べないからな。

翼が退化しており、空飛んで逃げることが叶わず、鶏舎の中で飼われるのが精一杯となる。

鶏を食いたい人間にとって都合が良すぎるスペックである。

しかしサラリーマンも鶏舎勤めのブロイラーとさして変わらない。
家畜にやっていることを人間にもやらないと果たして言い切れるだろうか。

ブロイラーのように何もしなければ
思考停止で同じ仕事をやらされる日々が続くし、
落伍者は最低限の人権はありつつも見向きもされない。

会社でも誰もが皆安心して仕事できるわけでない、
パフォーマンスの出ない人間は切られる。

大企業でも毎年大規模な人員リストラが横行している。

大企業は自らが掲げる「理念」を何とかして達成したい、
そのためには会社として生き残る必要がある、
生き残りを図るための手段でもある。

だからサラリーマンでも「勝ち組」になればあたかも良いように思える。
しかし勝ち組サラリーマンの目すら光がなくなっている、

あれだけ社内の厳しい生存競争に勝ち残って誇れる立場なのに関わらず。

勝ち組でも負け組でも理不尽なことに変わりはない。

あえていえば「勝ち組」の方が、「扱う側」にとって
都合が良すぎるスペックであるというくらいだろう。
食肉にされるために生き残ったブロイラーと同じように。

終わりに

会社の仕事を通して自らの人生に違和感を感じるだけでなく、
違和感をそのままにしないで行動に移すことが

無限ループの人生を脱するきっかけになると言える。

「犬も歩けば棒に当たる」でないが、意を決して行動に移すことが

思わぬチャンスを引き寄せることもあるだろう。

自分の人生を本気で変えたいのなら、自分の意思で行動するしかない。

何もしないで宝くじ1億円が当たるようなことはないのである。

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