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電車に揺られながら書いた独白⑨・登山が教えてくれた大切なこと・その2

会社の通勤電車に揺られながら、
ただスマホでひたすら書き連ねた独白です。

今回は「登山が教えてくれた大切なこと・その2」のお話。

コスプレイヤーさんを撮るときは許可をとってね


鳥取の大山に登頂して、広島コミケに出て……
といった具合に鳥取、広島の旅に出た時のこと。

俺はどういうわけか登山に加えて広島コミケに参加することにしたのだ。
登山行ったりコミケ行ったりと我ながら節操がない。

コスプレイヤーという珍しいものがいたので写真を撮ったのだが……

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「無断で写真撮るのはダメです。レイヤーさんに許可とってください」

コミケの係員に怒られた。
「すみません……」と平謝りする俺。

俺にもオタク仲間がいたはずだから、その人たちに聞いといて
事前知識で知っておけばよかったよな。

この一件で俺は、人と関わる作業は何においても事前交渉が必要なのだと学んだ。

自然の猛威は時として牙を剥く


あなたは山登りをしたことはあるだろうか?
山といっても一口に言えない、いろんな山がある。

山登りをやればわかることだが、
あれは天気によって難易度も左右されるから、
どんな楽勝な山でも決して侮ってはならぬもの。

自然の猛威は時として恐ろしい。

富士山は冬になれば、あの世界最高峰の山であるエベレスト並みの難易度になる。
夏は登りやすかった道も、雪と氷でツルッツルになるし、
猛吹雪で視界も不良、事故の危険度だって高いのだ。

どんな美しい山も、天候一つで姿を変えてしまう。
そんな危険を差し置いても山頂からの光景は、人々を魅了してやまないのだろう。

参考までに私がいってきた山たち。

富士山。

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剣山。

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筑波山。

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伊吹山。

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大山。

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写真はないが雲取山。

最後は冬の赤岳。

改めて思ったんだがラクチンな山しか登ってないなー俺。
ただこれらは「百名山の中で楽」というだけで、
頂上行くまでに楽勝って思った山はどれ一つとしてない。

民宿で味わった人情のあたたかさ


俺が登山にはまっていた当時、会社での人間関係は冷え切っていて、
人情があるとかそういうのが感じられなかったのは覚えている。

人間というより、感情のないコンピュータを相手してるみたいだなと。
IT業界で働いてりゃ、そうなるのかもしれないが。

どうにも人が温かい気持ちを持っているって想像できなかった。

そんな折に登山をするようになって、民宿を多用するようになった。

「大山で夜明けを迎え、日の出を拝む」って目的があった時だったかな。

そしたら朝ごはんにって、民宿の人が俺に握り飯を用意してくれたの。
それも、俺に手書きの手紙を添えて。

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人の温情というか、そういうものってあったかいんだなと。
ありがたいよね。

宿泊施設でホテル、ビジネスホテル、民宿といろいろ使ってきたが、
民宿は人情を感じた。

テレビ番組みたいなこと言うようだが、
そんなアットホームな雰囲気がありがたかったし、民宿が好きになった。


登山家を尊敬できるようになった


時として簡単な山でも生死をかけて登るわけだし、
山登りは途方もない冒険だと知ったので
俺は登山家を尊敬できるようになった。

心底、オリンピックの競技にしてほしいと思ったくらいだ。

かつて東京に、本田晃一さんと栗城史多さんの対談を見に行ったことがある。

栗城史多さんはあの世界最高峰のエベレストに挑戦したことで名を馳せていた。

講演を聞いていて、栗城さんは登山家としてハイレベルのみならず、
熱い想いを持っている方だなと思っていた。

※栗城さんは2018年に故人となっていました。
恐縮ながらも、この場でご冥福をお祈りします。


人生にアクシデントは付き物だが、それを乗り越えれば「頂上」が見える


人生って何もかもとんとん拍子、楽しいことばかりじゃない。

どうしても「越えなきゃいけない壁」
みたいなものがそびえ立つことだってある。

「画像見りゃ願いが叶う!」と言われるヴィジョンボードとかやったが、
全然に願いが叶わなかった。

毎日絵を見るだけ、唱えるだけで願いが叶う。
俺は愚直に毎日唱えてきたか、それがついに叶わなかった。

「望むべく結果」というのは苦労を対価に得られるものだと実感した。
目的地にたどり着くためには必ず苦労を背負い込むものだと。

人生に越えなきゃいけない壁はある。しかし諦めずに立ち向かうこと。

人生とは山登りみたいに、荒れるかもしれない天候と闘ったり、
アクシデントを乗り越えて頂上を目指すものなのだー

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