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向日葵のように笑う人【ライブレポ】

2022.12.18 二丁目の魁カミングアウトのワンマンライブ「ぺいにゃむにゃむ生誕祭2022 ぺいたん2022~ぺ祝~」に参戦してきました。

ぺいちゃんを推し始めて初めての生誕ライブ!
事前にツイキャス等で宣伝したり雑談したりする中で「去年は360°ライブだった」とか「ソーラン節が恒例」とか、今回に関する匂わせはないものの過去の生誕ライブの話を聞いていて、どんなライブなんだろう……「どんなぶっ飛んだライブなんだろう!?」と楽しみにしてました。

全身タイツのフライヤー見てたら
そりゃ「ぶっ飛んだライブ」想像するよ
新宿BLAZEの看板

セットリスト

01. まるもうけ(ぺいソロ/神輿付き)
02. ソーラン節(和太鼓)
MC
03. GAY STAR
04. パラレルヤワールド
05. 青春は何度でもやり直せるなんて嘘だ
06. an happy day
07. BAKADEMO AHODEMO
MC
08. 咲顔えがお(ぺいソロ新曲/バラードver)
09. ノスタルジスター
10. アンハッピーバースデー
11. Good as yesterday
12. He is me too.
13. yesterday the once more
MC(手紙)
14. ひふみよ(ぺいソロ)
<アンコール>
EN1. dAnce survivor 1999(ぺいソロ/ダンサー付き)
MC
EN2. あるある言いたい
EN3. The frog in the well knows nothing of the great ocean ~カエルのうた~
EN4. 三原色カタルシス
MC
EN5. 咲顔えがお(ぺいソロ新曲/アップテンポver)

ライブレポ

見てた位置は3列目のほぼ真ん中。視界良好。

開演前に恒例の「ぴ〜んぽ〜んぱ〜んぽ〜ん」ってぺいちゃんの影ナレ。
「ぺいちゃんを祝う準備できてる?」に拍手してたら「え〜〜〜ぺいちゃんはそんなんじゃ満足しないよ!」って全力拍手要求。
「ぺいちゃんはそんなんじゃ満足しないよ!」の言い方が可愛くて死ぬかと思った。ツボすぎ。

1曲目は『まるもうけ』のソロから。
イントロかかった瞬間にテンション上がって最初から楽しい!ってなったし、それがぺいちゃんらしくて好き〜と思った。

それからぺいちゃんが歌ってる後ろを筆紅+ダンサーさんが神輿を担いで登場。ミキさんは「GAY」って書いてある虹色のプラカードを掲げてた。やたら光っててギャルみが強くて可愛い。重いものは持たないで筆紅に押し付けるのがミキさんらしいな〜と笑った。
ツイキャスで「いつかイケメン神輿(イケメン4人に神輿を担いでもらうこと?)をやりたいってずっと言ってる」って話をしてたから、神輿の後ろの2人がイケメンかどうか思わず確認してしまった(違った。イケメン女性でした)。

『まるもうけ』は「生きるだけじゃだめですか?」の後の「Ah〜」の言い方が可愛かった。
筆村パートの「はぁ〜あ」の言い方も可愛くて好きだった。
「つまんない人生送ってきたな」は歌詞を変えて「おもろい人生送ってきたな」になってた。それを歌うときの表情が生き生きとしていて本当に人生を楽しんでる!って感じが伝わってきて良かった。
その後の「君やあなたやお前がそこにいたから」で客席に向かって手を広げて「あなた」を伝えてくる姿にグッときた。

1曲目が終わってぺいちゃんが「ご来場ありがとうございまぁす!」と言ってる後ろでメンバーやスタッフが和太鼓の準備してて笑っちゃった。
「何笑ってんの?」とか言われたけどそりゃ愉快だもん笑うよ!笑
ミキさんがバチ持ってるという状況もじわじわと面白くて、そんなミキさんからバチを受け取るぺいちゃんも愉快だった。

そんなわけで次は『ソーラン節』を和太鼓を叩いてパフォーマンス。
この曲がソーラン節の曲だって知らなくて(私の知ってるソーラン節と違ったような?)、終演後に「あれが噂のソーラン節か!」ってなった。
太鼓を叩いてるときの表情がなんとも言えない虚無顔でツボだった。いや本人はいたって真剣だと思うんだけど。笑
その真剣さが面白くて楽しかった。

太鼓が終わるとメンバーが戻ってきて、ミキさんが「この神輿すごいんだよ、私達の好きなものがたくさん詰まってる!」と紹介。
プラカードも光ってたけど神輿もめちゃくちゃ派手派手でビカビカに光ってて可愛い。

最初の神輿と太鼓で相当ぶっ飛んだスタートだったからこのままぶっ飛んだライブが続くのかと思ってたけど、インパクトが大きかったのはこの最初の2曲だけで、それ以降はいつも通りというか二丁魁らしい、ぺいちゃんらしいまっすぐなライブだったので良い意味で裏切られた。

4人で『GAY STAR』。
歌詞が"ぺいにゃむにゃむ"になる前のぺいちゃんのこと、そして「1人ではスターになれなかった」と今こうしてグループで活動していることを歌っているのかなって思って、心がじんわりあたたかくなった。
ぺいちゃんのソロパート「きっと来年は今よりもっと〜」を歌いながらミキさんを見るのは恒例のシーンだけど、毎回見る度「良いな、好きだな」って思う。今日はとびっきり優しい笑顔でミキさんを見ていて良いな、好きだなって思った。

パラレルヤワールド』はぺいちゃんのソロパートになる度「あ、ここのパート好き」「ここも好き」って思って結局全部好きだった。
「ずっと一緒と思ってた人 年数回振り返ることある」を聴いてたら不意に昔親しかった人のことが浮かんできて切ない気持ちになった。
「きっとボクは騙されない」で屈んだ後の「来年の今頃にも〜」で眉間に皺を寄せながら頭をガンガンと振るぺいちゃんを間近で見ることができて良かった。

青春は何度でもやり直せるなんて嘘だ』は筆村生誕でも日が紅生誕でもセトリに入っていて、今日もこうしてパフォーマンスしてくれて。生誕ライブで見ると格別だなあって思った。
「第二ボタンのように青春時代を捧げた〜」の歌い方がいつも以上に優しくて丁寧で綺麗だったのがとても心に沁みた。

サビでぺいちゃんがマイクを通さず「一緒に飛ぶよ」とか「パパン」って言ってるの好き。マイクを通してなくても楽しくなっちゃう。
間奏の煽りで「祝って!」って言ってたの、言い方がちょっと甘えた感じで可愛かった〜〜〜。言い終わった後一瞬ぷく顔してたの可愛すぎ。
他にも「めでたく飛ぶよ」とか生誕ならではの煽りが楽しかった。

今日1番歌詞が刺さったのは『an happy day』だった。
歌詞のひとつひとつが自分事に感じたし、この曲をセトリに入れたぺいちゃんも同じような気持ちになったりするのかなって想像したりした。
「不幸な人を見た時に手を差し伸べられるような そんな優しくなれなくても」でしゃがんで手を差し伸べるぺいちゃんの表情や仕草のひとつひとつが優しくてあたたかくて、私の心が「救われた」ような気持ちになった。

『an happy day』から『BAKADEMO AHODEMO』の流れは、本当に歌詞全部を自分の人生と重ねてしまっていろんな感情が混じり合った。
ぺいちゃんソロの「強くいないと折れそうになる日もあったね」、口をいっぱい大きく開いて気持ちたっぷりに歌っていてそのパート全部大好きだったけど、特に最後の「たね」の歌声が綺麗な終わりじゃなくて、ちょっと掠れてるような感じで、でもそれが本当に折れそうな気持ちとリンクしてるように感じて1番好きだった。綺麗に歌われるよりも人間くさくて好きな歌だ、って思った。

あと『BAKADEMO AHODEMO』だったかな、違う曲だったかもだけど、ぺいちゃんと1回目が合った瞬間があった。
いつもだったら距離が離れてたりぺいちゃんは目を細めて笑うからあんまり「あ、今の絶対目が合った」と思う瞬間って少ないんだけど、この1回ははっきりくっきり自分の目を見つめられた感覚があって、その眼力の強さというのか推しに見られた衝撃で「ギャンッッッ!!!」って心の中の私が飛び跳ねた。嬉しかったけど心臓に悪い。嬉しい。

メンバーが去ってぺいちゃん1人でMC。
「二丁魁初の、今回の生誕祭なんとミキティー本物さんが私のソロ曲を作ってくれました」
ソロ曲!!!!うぉ!!!!めちゃくちゃアガった。
気合を入れ直すようにヘアゴムをしっかり付け直すぺいちゃん。緊張してるのかなと思った。ヘアゴムに鈴が付いてるのかな?ヘアゴムをぐいぐいと引っ張る度にシャンシャンと音が聞こえて緊張した空気が少し和らぐ気がした。
「ミキティーから見た私の曲。『おなカマとぺいちゃんの曲だよ。そしてぺいちゃんの中の太郎くん(ぺいちゃんのプライベートな人格のこと)の歌だよ』と言ってくれて。そして何度も何度も歌詞を見ていくうちに、もちろんおなカマと私の関係性の曲でもあるけど、私とミキティー、私と筆、私と紅、そんなメンバーとの関係性も見える歌詞になっております。そんな大切な大切な曲です。タイトルは向日葵が咲いたの"咲"に"顔"で『咲顔えがお』と言います」

そう言って『咲顔えがお』を歌った。
初めて聴く曲なのに、歌詞のひとつひとつがしっかり耳から頭に、心に響いてきて、歌詞の意味やそこに込められた気持ちが伝わってきた。初めて聴く曲でこんなにクリアに聞こえることがあるんだって驚きと感動だった。
そしてその歌詞ひとつひとつを聴く度に「あぁ、この歌詞はぺいちゃんのことだ」と感じて全部泣いた。
ぺいちゃん自身も泣きそうになりながら、ちょっぴり涙を拭いながら、でも泣いたら歌えない伝えられなくなるからグッと堪えていて、胸をトントンと叩いて泣くのを我慢してる様子も伝わってきた。
全部の歌詞が素敵で大好きだけど、ファーストインプレッションで1番好きだなと感じたのは「気付かれたくないはずなのに バレたときはちょっと嬉しい」のところ。私も甘え下手なので共感の気持ちだった。

「俯きたい日もある 折れそうな日もあって」のところでいよいよ歌えなくなって折れそう、泣きそう、と思ってペンライトを高く掲げたら、周りも同じようにしていて黄色の光の景色がたくさんフワっと広がって胸にくる光景だった。
続く歌詞が「でももし枯れてしまっても何度だって」で、まるで黄色の光が太陽となり水となり栄養となってもう一度向日葵が花開こうとするような歌だった。
この景色になるってミキさんは分かってて書いたんじゃないかって、そう思うくらい曲と客席の気持ちがぴったり重なっていた。

ライブ後に思ったけど、「折れそうな日」って『BAKADEMO AHODEMO』と同じ歌詞だ、と気づいた。今日の特別なフレーズだった。

メンバーが戻ってきて4人で『ノスタルジスター』。
『ノスタルジスター』には、サビに指折り数える振付がある。1から10まで、指を折り、そしてまた伸ばす。その振付を踊るぺいちゃんを見ながら、「ぺいちゃんがアイドルになって10年」という時間の長さを考えた。
私には分からない、私の知らない、ぺいちゃんの10年という積み重ね。
メンバーカラーが緑だった頃、黒髪だった頃、ジジババ期、筆紅が加入した頃、そのひとつひとつを指折り数えながら思い出していたんだろうか。

私は推しの過去を知らないことを寂しいとは思わない。もっと早くに出会いたかったともあんまり思わない。もっと早くに出会えていても推していなかったかもしれない、とすら思う。私は推しとは出会うべきタイミングで出会うものだと思ってるので。
推しの過去に興味がないとは言わないが、それよりも大切なのは出会ってからの「今」だ。
ただ、長いなと思った。『ノスタルジスター』を見ながら。
10年、続けるって、長くて、シンプルにすごいことだ。

『ノスタルジスター』のラスト、「さよなら」という歌詞をぺいちゃんは「ありがとう」と歌い換えていて、ハッとした。
10年というアイドル人生の中で、ぺいちゃんはたくさんの人と出会った。私も出会えた。その人達に向けて、別れの「さよなら」ではなく出会えたことへの「ありがとう」という言葉を投げてくれた。そんなふうに感じた。
10年という過去のことは知らないけど。
今日のことは、今のこの瞬間のことは、私が覚えていたい。そう思った。

そういうセットリストなのか私の心がそういう日だったのか、自分事として刺さる歌詞が今日は多くて、『アンハッピーバースデー』もそうだった。
「家族とも離れて暮らして 一人の時間が増えすぎて」
「分かってくれない 信じてくれない なんて嘆く相手もいない」
コロナ禍になって会えていない家族のことが浮かんだ。
一人暮らしを始めた頃の、純粋に1人を楽しんでいた気持ちは今では薄れてしまった。嘆きたいのかと言われると……うーん。分からないけれど。「一人の時間が増えすぎた」は本当にそうだなと、自分の気持ちを歌詞に重ねた。

後でぺいちゃんが読んだ手紙に「間違えることもある」という言葉があって、この曲の「間違った強さを手にしていた」の歌詞とリンクしてる、と思った。
だから今日のセットリストのどの曲もぺいちゃんの大切な気持ちを伝えてくれるセットリストだったんだなぁって、ライブが終わって噛みしめるように思った。

オチサビ「年は重ねていくものだけど」の筆村さんの小さすぎる歌声が切なくて良かった。

最後の「だってそれは瞳の先に あなたが立っていたから」で客席をぐるりと見るぺいちゃんの優しい顔が本当に素敵で、そのあと泣くのを堪えて歪んだ顔が本当に素敵で、「今日一番の表情はこれだ」と思った。

この曲に限らずだけど、ぺいちゃんの「あなた」と言う歌詞を歌うときの客席を見つめる優しい表情は、ひとりひとりに向けて「あなたのことだよ」と伝えてくれる表情をしている。アイドルとファン、1対多という関係のはずなのに、「みんな」ではなく「あなた」なのだと、1対1で伝えてくれる。そういう気持ちになる。
だからぺいちゃんが「あなた」と歌う瞬間がとてもとても大切で特別で大好きだ、と今日の生誕ライブを通して気づいた。

そして「この先10年も20年も30年も40年も二丁魁と、ぺいにゃむにゃむと、おなカマと、進んでいきましょう」と言って、『Good as yesterday』。
『アンハッピーバースデー』でもらい泣きしているところにこの曲は無理じゃん。と思ったし、ぺいちゃんも早々に泣いていてそうだよね、と思った。きっと同じ気持ちだった。
ぺいちゃんはずっと胸をトントンして、泣かないようにと努めていた。そんな人間味の見えるところに、また胸がいっぱいになる。

筆→ぺいパートでぺいちゃん横に立った筆村さんが、ぺいちゃんの肩の辺りにそっと手を添えていて、そんな筆村さんを見て涙腺にきた。
後のMCでぺいちゃんが「筆は気づいてくれる人」と言ってたのはこういうことだ、と思った。

「僕が後悔や幸せを振り返るのは 守りたいものがここに あるからさ だから安心してよ」で客席とメンバーをひとりずつ見ていくぺいちゃん。
「この人とこの人とこの人と……」って言葉にしなくてもひとりひとりを明確に「守りたいもの」に数えてくれるのは優しくてずるい。泣く。
そうして強くあろうとするぺいちゃんの横で、全部を分かってるミキさんが支えるように寄り添いながら「21世紀なのに〜」と歌う。優しくて頼もしくて心の大きい人。

曲のアウトロでぺいちゃんの言葉、「ずっと一緒に歩み続けましょう」でまた泣く。『Good as yesterday』、本当に人生の歌すぎる。

He is me too.』はぺいちゃんのダンスが印象的で、軽やかなステップだったり舞う仕草だったりとひとつひとつの動きが大きくて美しかった。
マイクを置いての床に伏してのダンスは繊細さと力強さがあって、必死で目に焼き付けた。

『He is me too.』を見ながらこの曲を生誕ライブのセットリストに入れる意図を想像したときに、「ぺいにゃむにゃむを選ばなかった人生」がどこかの世界線にあったのかなと思って、「ぺいにゃむにゃむを選んだ人生」のぺいちゃんと出会えて良かったな、と思った。
「選ばなかったあの日の僕がほら〜」をぺいちゃんがとても自信たっぷりに歌っているように見えて、そう思った。

「ぺいにゃむにゃむ生誕祭みなさん楽しいですか?もっともっとみんなで楽しんでいきましょう〜!」とぺいちゃんが言って、『yesterday the once more』。ぺいちゃんのたまに滑舌が甘くなる言い方が可愛くて大好き。
普段の煽りもそうだけど、ぺいちゃんに「楽しんでいきましょう〜!」って言われるとライブがいつも以上に楽しく感じてくるからぺいちゃんの言葉は魔法みたい。

『yesterday the once more』のぺいちゃんは今日1番表情豊かで、表情がコロコロ変わるのが楽しくて可愛かった。下がり眉で笑うぺいちゃん可愛かったな。

ミキさんの「でも大丈夫ぼくらもう出会えたから」からの4人のユニゾンの力強さに泣いた。ぺいちゃんと出会えて良かった〜〜〜(He is以来5分ぶり2回目)。
ぺいちゃんパートの「忘れないで覚えていて」に心の中で「はい」と返事をして、絶対絶対絶対書いて残すぞ、と思って、今こうして書いてる。

後奏でもめちゃくちゃ表情コロコロ変わっててほんとうにすき。可愛い顔から舌ペロから白目一歩手前みたいな顔まであって笑っちゃった。そんな顔でも可愛い!好き!って思うから推しなんだよなあ。

曲が終わってメンバー3人は退場。
真面目でもありオモロくもあり可愛くもありカッコよくもあるぺいにゃむにゃむちゃんが、「久しぶりにお手紙を書いてきました」と言って、手紙を持ってきた。
緊張のせいか爪が長いせいか片手にマイクを持っていたせいか。封筒から便箋を取り出すのに苦戦してたぺいちゃん。
その封筒が100均で見たことがある(買ったこともある)封筒だったのでちょっと親近感。お花柄。可愛いよね。

手紙の内容は要約して載せようかと思ったけどうまく書けなかった!
ぺいちゃんの言葉はぺいちゃんの言葉のまま伝わってほしい。私のバイアスがかかった文章ではうまく伝えられない!つまりぺいちゃんがブログ書いてください(?)。
いろんな人への感謝の気持ちだったりこの1年間や10年間を振り返っての言葉だったり、強くあろうとしてくれる姿だったり、ポジティブマインドの明るくて可愛い言葉だったり。
とにかくたくさんの「生身」の言葉をもらいました。

手紙の結びの文は『ひふみよ』からの引用。
「そして最後に、あなたの中でのぺいにゃむにゃむのたった1つが、消えないように、頑張りまーす!」

手紙を読み終えて、ソロで『ひふみよ』。
アカペラで歌った「僕のひとつだけ たったひとつ どうか消えないでね」に儚さを感じていたら、イントロが流れて「ひ!ふ!み!よ!」と雄叫びのような力強い声。
そのギャップにもうクラクラした。

1人で歌うには絶対難しい曲を、そんな素振りも見せずに歌っていてカッコよかった。4人で歌ういつもはもっと"強さ"の印象があったけど、今日は歌っている表情が終始穏やかだったのが印象的だった。

いつつむっつななつやっつ
君の好きな所の方が
たくさん数えれる つまり幸せ
なんてそういうこと?

『ひふみよ』

オチサビは客席とぺいちゃんの気持ちのぶつけ合いだった。
私もそうだけど客席みんながみんな「ここ!!!!」って感じでぺいちゃんに思いをぶつけるように黄色いペンライトを伸ばしていたのをひしひしと感じたし、けれどそれと同じかそれ以上にぺいちゃんも「ここ!!!!」っていうパフォーマンスだった。拳を握りしめて強く強くひとりづつ強く抱きしめるように噛みしめるように歌っていた。
最後は「そういうこと!」と高々と晴れ晴れと言い切っていて本当に幸せだ!って思った。

ラストの「好きだよが優しくも強く言い切るような歌い方で、告白されたみたいに感じてドキッとした。

『ひふみよ』を終えて退場する際、ぺいちゃんがひょこっと戻ってきて「この後アンコールなので、みなさんスマホとか見てて待っててください」と言ってから去っていった。メタ発言に笑いが漏れた。
私も笑ったけど、推しの言うことに従順なオタクなのでスマホを見た。
Twitterに何を書こうかな、と開いたらぺいちゃんからのツイート通知がきてびっくりした。
タイムラインを更新したら『咲顔えがお』の歌詞ツイートだった。
何そのサプライズ!ずるすぎるだろ!好き!

アンコールを待ちながら歌詞を読んで、改めてどの歌詞もぺいちゃんの等身大を歌っていて良い歌詞だ〜〜やっぱミキティー本物天才だ〜〜と思った。


アンコールを待っていたら、幕の向こうからぺいちゃんの「ただいま〜みんな〜」って声が聞こえてきた。
「アンコールもまだまだ盛り上がっていけるかい!」って聞かれて拍手を返したら「え〜〜そんなんじゃやっぱり帰っちゃうよ〜」って不満げな言い方が可愛い。大きな拍手を返す。

dAnce survivor 1999』のタイトルコールがされて、イントロがかかると同時に幕が開く。ステージに現れたのは生誕衣装のぺいちゃんとダンサーさん2人(どっこいしょダンサーズ。去年も参加したらしい。最初の神輿を担いでいたのもこの2人)。

ぺいちゃんは生誕衣装!ひまわり!黄緑!肩!脚!脇!背中!
衣装全部見どころしかなくて全部可愛い。ちょっとセクシー。
ヘアゴムもひまわりに変わってて可愛いし、何より1番はお尻についてるボリュームたっぷりの羽とかヒラヒラとかふわふわとかしてる部分。踊るとそのボリューム部分がより一層映えてて良い。可愛い。全部可愛い。

そして『dAnce survivor 1999』は当たり前にめちゃくちゃ楽しかった。
照明ビカビカでぺいちゃんの顔が見えないシーンもあったけど、楽曲の解釈的にはドンピシャだったのでむしろ最高にアガった。ビカビカで楽しい。
ギラついてるぺいちゃん、強くて美しいぺいちゃんがもう本当に大好きなぺいちゃんだ〜〜〜ってなってダンサバの間ずっと嬉しかった楽しかった。
歌い方も表情もギラギラした雰囲気も全部大好き。
あと途中お尻や腰を振ってセクシーポーズしてるときがあったのも可愛かった。

ていうかこれソロで歌ってるのすごすぎるな(今更)。

MCでどっこいしょダンサーズを紹介そして退場してもらって入れ替わりでメンバー呼び込み。
ぺい「ミキティ〜」ミキ「はーい」
ぺい「ふでちょ〜」筆「はーい」
ぺい「くれなーい」紅「はーーーーーーい!!!」
紅さん元気いっぱいで可愛い。
登場した3人の頭にもひまわりのヘアアクセが付いてて可愛い。ミキさんは頭のてっぺんに付けてるの良すぎ。可愛すぎ。

ぺいちゃんの生誕衣装に対して、
ミキ「これはもうあんたにしか着れないよね」
ぺい「いやいや。(ミキティーもこの衣装)どうですか?」←半笑い
ミキ「……じゃあね、痩せたらね」←絶対着ないでしょ
からの、
ぺい「ティンカーベルみたいでしょ?」
ミキ「ティンカーベルより可愛い!」←言い方が限界オタクっぽくて笑った

写真撮影をしてから、ソロ曲『咲顔えがお』の話。
ソロ曲はサプライズで、曲が出来上がってから「書いたの」と渡された。
ミキさん自身、人に曲を作るのは初めてだった。けど、言葉がスラスラ出てきて全然大変じゃなかった。書きたくて書きたくて、一回も修正することなくわーっと書いて出来上がった曲。
曲を渡してから一週間とかで覚えて、急遽今日歌うことになった。
ぺいちゃんがミキさんの家に来たときに曲と歌詞を渡した。歌詞をもらって見たぺいちゃんが、泣けばいいのに涙を堪えていて「すっごいブスだった」。
ミキさんの顔マネが誇張あり悪意ありですっごいひどい顔だったwww

涙を堪えてる顔、って言うのを聞いて真っ先に浮かんだのはさっきの『アンハッピーバースデー』の終わりに見たぺいちゃんが泣くのを堪えた顔だった。たぶんきっと、あの顔をしてたんだ、と思った。
私はその顔を「今日一番の表情はこれだ」と思ったから、ミキさんの「すっごいブスだった」発言には「は!!?今日一番の顔ですけど!!!?」ってモンペ心がメラメラしそうになった。笑

そしてメンバーからそれぞれのお祝いコメント。
紅「ぼくがシュンとしているときに寄り添ってくれる、イジワルをしてぼくを笑顔にしてくれる。ぼくって甘え下手なんです。甘え下手ってぺいさんに初めて言われたけど、言ってくれたことでそんな自分も受け入れることができたんです」
紅「以前『ぺいさんもぼくに甘えてよ』って言ったら『やだ』って言われた。でも最近は自然とちょっとずつそういう部分も出るようになった。もっとぼくもぺいさんに甘えてもらえるような人になっていきたいと思います」
ぺい「でもさっき楽屋でおにぎり食べたときに海苔が付いてて『取って』って言ったら『やだ』って断られたよ」
紅「だって!それはさすがにちょっと……。そんなことは自分でやってください」

筆「ぺいさんと一緒にいるようになって2年経ちます。最初の1年はポジティブ、ゲイギャルマインドで強い方だと思っていて、支えられてばかりだったけど、この1年はいろんなことが重なって、ぼくと紅が『どうやってぺいさんとミキさんを支えられるのかな』と考える1年で、でもそんな考えている中でも気にしなくていいんだよって見せないようにもしてくれてて、それに気付けなかった申し訳無さもあるけど、救われてきたし、これからも救われるんだろうなって思います。ぼくももっと頼れる存在になって、丸く受け止められるような存在になれるよう精進していきます」
ぺい「気付けなかったなんて言うけど、筆はよく気づくよ。筆が何気なくかけてくれる言葉が本当に宝物のようだなって思う」

ミキ「ねえ……なんか、こうやってステージの上でぺいちゃんに何かを伝えるってもう何回もやってるじゃん。だからこれと言って今何を言おうっていうのを全然考えてないんだけど。……もう、大好き、なの。ぺいちゃんのことが。それ以外もう伝えることないんだけど。本当に、本当に好きなの……」
ぺい「私も大好きよ。私も大好きよ!大好きだからこうやってずっと一緒にいるんじゃん」
ミキ「違うの。伝わってないの……!私がどれくらい好きかとか、どれくらい大切かとか、あんた分かってないから……!分かってないんだもん……」
ぺい「分かってる。分かってる!」
ミキ「分かってない。全然伝わってない!……出会ってから10年間、ずっとだよ、ずっと好きなんだよ。……10年間。ずっと、ずっと大好きでさ。……10年間!大好きです」

今日のミキさん、限界オタクだった。特典会だった。
グッとくる反面、笑いが堪えきれなくて大変だった。
この後ミキさんが少し泣くのが収まって、
ミキ「年を取るにつれていろんなものを失っていく、それが人生なのだとしたら、私はぺいちゃんと一緒に、失ったものに負けないくらいのものを手に入れて、大事に守っていきたいなと思ってる」
という話から、最終的には
ミキ「家族になってください」
ぺい「プロポーズだ!笑 プロポーズ!笑笑」
で、この写真。

ミキぺいが今年プライベートで辛かった時期に「二丁魁があって私達本当に良かったね」という話をした、「二丁魁があって良かったねっていう言葉は単にこのグループがあって良かったねって意味じゃなくて、ここにいる人、配信見てくれる人、私達のことを好きでいてくれるひとりひとりがいてくれて良かったって意味」ということをミキさんが言っていて、
ぺいちゃんが「あなた」「君」と歌うときの客席に向ける表情がまさにその言葉と同じことだったから、あぁいつも見ていて伝わってくるあの気持ちは、間違いなくそういうことなんだなってとても嬉しくなった。

話が一段落したところでミキさんが普段の調子を取り戻したらしく、
ミキ「分かった、なんか。好き、って気持ちを伝えるとこうなっちゃうんだね。……たまに(そういう人)いるよね(客席に向かって)」
本人もステージ上で特典会をやった自覚をしたらしかった。笑った。

これだけ感情が爆発した後に『あるある言いたい』は良いセトリすぎた。
曲は楽しいし、生誕衣装で踊ってるぺいちゃんは可愛いし、歌詞の「ぼく」と「君」の関係性にはグッとくるしで……感情が忙しい。忙しいけど、幸せだった。
ぺいちゃんの「君が君を嫌いな日があるけど大丈夫」はいつだって元気をくれる大切なパートで、今日も「大丈夫!」と力強く肯定してくれたから大丈夫だって思えた。
終盤の間奏でぺいちゃんが「みんなのことが大大大大大好きだ〜!」と言ってくれて、それに対して客席からもペンライトを振り回して思いを伝え合うハッピー空間になっていて『あるある言いたい』って本当にすごい曲だった。

間髪入れず『The frog in the well knows nothing of the great ocean ~カエルのうた~』。
気持ちを込めて歌っていた本編とは違う、楽しさを前面に出した歌を歌うぺいちゃんがまた可愛くて楽しくて。たくさん跳んだ。たくさん楽しんだ。

「それでも忘れない しんでも忘れないさ 君のことだけは」
メロディだけ聴いてるととにかく楽しい!曲なんだけど、歌詞を聴くとこの曲もやっぱり「君」との曲になっていて。最後の「ありがとう!」でお互いに気持ちをぶつけ合う。
そういう選曲をしてくれるところにぺいちゃんの人柄が詰まっていて、楽しいと嬉しい、どっちの気持ちも大きかった。

ラストは『三原色カタルシス』。
この曲でサイリウムサプライズをやることになっていたから、キタ!と思ってポケットにサイリウムがあることを確認した。
でも一旦は置いといて、曲を楽しむ方に集中。全力で踊ったり、跳んだり、生誕衣装を目に焼き付けたり。楽しそうな表情のぺいちゃんを見て自然とこちらも楽しくなる。
間奏でぺいちゃんが「ありがとう!」と言って、オチサビへ。

キレイキレイなこの景色も
いつか忘れてしまうなら
せめてせめてこんな時代で
この風景けしきだけは愛と呼ばせて

『三原色カタルシス』

めいいっぱいの愛の風景けしきを。
ありったけの黄色が咲く光景を。
ぺいちゃんが両手でカメラの四角い形をつくって、満面の笑みで、その両手を大きく広げた。小さな指先には収まりきらない一面黄色の風景けしきだった。

黄色く光る明るさでほら
笑いかけるいつもそばに

『三原色カタルシス』

咲顔えがお』の歌詞と重なるようだった。
黄色いサイリウムの光景が、ひまわり畑のようだ、と思う。ぺいちゃんの咲顔えがおで笑顔にしてもらった、私達の、黄色いお花畑だった。

メンバーが先に去って、ぺいちゃんが残って感謝の言葉を述べる。
深くお辞儀をして、ステージを後にする……と思ったら、戻ってくるぺいちゃん。「もう1曲歌おうかな!歌いたくなっちゃったな!」
そんなんアリなの!?と驚いたけど、後で振り返ってみればこれはアドリブでもなんでもなく。笑 最初から用意してあった、ラストナンバー。

「みんなもそうだけど思うけど、生きていたら明るい日もあれば、ショゲって日もある。そんな私の二面性をミキティーが曲にしてくれました。急遽作ってくれました。歌詞は同じなんだけど、さっきのはしっとりした方。そして今から歌うのは明るい方の『咲顔えがお』です」

そう言って始まったのは、本当にさっきとはガラリと曲調が変わった『咲顔えがお』で驚いた。曲に合わせて手拍子をして、ぺいちゃんも跳ねるようにリズムを取ってた。
全然違う曲なのに、歌詞はさっき聴いたのと同じ、Twitterで見たのと同じ。不思議な感覚だった。なるほど、だからアンコール前のあのタイミングで歌詞を公開したのかと気づいて、まんまとしてやられた。笑

ミキさんのハモが入っていて、よく見ると下手側のPA卓の向こう側に赤髪とひまわりのヘアアクセがチラリと見えていた。その長身故に、頭の先っぽだけギリギリ隠れきれていないのが愛おしくて笑った。
「気付かれたくないはずなのに バレたときはちょっと嬉しい」のところでぺいちゃんがミキさんに向かって歌っていたのが本当に嬉しそうな顔をしていて可愛かった。

曲調が変わっても、「俯きたい日もある 折れそうな日もあって」の歌声が掠れそうになるところは同じで、客席みんなが黄色を掲げるのも同じだった。
ぺいにゃむにゃむという向日葵の花が折れませんように。すくすくと伸びていきますように。それを支えられる添え木のようなファンでいられますように。
ファンとしての在り方にこの曲が「添え木」「太陽と水」と名前を付けてくれて、嬉しかった。

最後は再び深々とお辞儀をして、今度こそ本当に退場。
PA卓の裏にいるミキさんと抱き合っているのが、見えないけど気配で分かって、グッときた。

特典会いろいろ

ライブ後の特典会の他に、後日オンライン特典会(1分間お話し+ワイドチェキサイン)があって、2回ライブの感想を伝える機会があった。

生誕衣装のランチェキが枯れてしまって買えなかったので全身で撮ろうと思ってたら、私の後ろに並んでたオタク友達が「祝ポーズにしようと思ってる」と言っていて「え!それ良い!」となってパク真似させてもらった。
お尻のボリュームたっぷりなところやブーツまで撮ってもらえてとても嬉しい。

『アンハッピーバースデー』の「泣きそうなの堪えてた表情が今日1番だった」と伝えて、
ミキさんに「だからあの顔はブサイクじゃなかった!」とモンペクレームを付けたら「ブサイクとは言ってない、ブスって言ったの」と屁理屈で返されてムキー!となった。笑

新井みかん→ぺ井みかん

これは12/20オン特のワイドチェキ。
生誕衣装ランチェキ買えなくて澱んだ気持ちを浄化してくれる最高チェキすぎて助かりました。

「あなた」「君」と歌うときの表情が素敵で好き、という話と『ひふみよ』のオチサビ「いつつむっつななつやっつ」がステージと客席の愛のぶつけ合いになっていて嬉しかった、という話をしたら
「『ひふみよ』の歌詞は『つまり幸せなんてそういうこと?『ってハテナがついてるけど、ぺい誕では『そういうこと!』って言い切ったの。それがポイント」って教えてくれて嬉しかった。

宛名は、12/5のオン特のときに
ぺい「宛名なんて書いてほしい?」
🍊「何でもいいよ、みかんでも本名でも」
ぺい「じゃあ……"二丁魁のみかん"にする。もう"スタダのみかん"じゃありませんって」
🍊「はぁい笑」
ぺい「ちゃんと二丁魁の……いや、"ぺいのみかん"って書いて送るね」
🍊「はぁい笑笑」
という感じで丸投げ&全肯定してたらこうなりました。これが所謂「おなカマネーム」というやつ、でいいのかな?嬉しかった!

おわりに

12/20のオン特終わり際に「ブログ楽しみにしてます!ブログ楽しみにしてます!」と迫られるように2回言われて、この目の奥がギラギラしたワクワク顔が可愛すぎて嬉しすぎたので、配信アーカイブを繰り返し見返しながら書き終えました。

「ブログ楽しみにしてます!」と言いながら
カメラに迫ってくる人🌻💛

自分なりの〆切として年内には書き切りたいと思っていたので、ギリセーフということにしておいてください!お待たせしてごめんね!
でも、愛を持って書きました。


冒頭にも書いたけど、どんなライブなんだろう?ってワクワクして楽しみにしてて、最初は「ぶっ飛んだライブになるのかな」と想像してたけど、
実際見てみたら「序盤楽しく」「中盤〜後半は気持ちを込めて」「アンコールブチ上げつつやっぱり気持ちも込めて」というセットリストで、
二丁魁らしい楽しさと愛に溢れたライブでした。

またたくさんぺいちゃんの好きなところが見つかって、ますます大好きになって、本当に今日のライブを見ることができて良かった。
シンプルにそんな気持ちのライブでした。

5月1日から推し始めて明日で丸8ヶ月。
まだ8ヶ月かぁ。笑
来年もたくさん応援します。どうぞよろしく。


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