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ukka 茜空生誕ソロライブ #20星雲之志 感想

2023.02.11 代官山UNITで行われたukkaの茜空ちゃんの20歳の生誕ソロライブ「20 -星雲之志-」に参戦しました。

去年の生誕ソロライブ「19 -生々流転-」はこちら。

今回のライブタイトルについて、空ちゃん自身がブログにてその意味を書いています。

「20 -星雲之志-」
せいうんの-こころざし【青雲之志】
徳を磨いて、立派な人物になろうとする心。
また、功名を立て立身出世をしようとする心。

https://lineblog.me/sakuraebis/archives/3299173.html

もうこの意味を見るだけで「あ、あかねそら~~~~」って叫びたくなる、空ちゃんだなぁって思う、そういうタイトルすぎる。
\そういうところだぞ茜空/

セットリスト

◎会場BGM
シャープペンシル / lyrical school
タッタ /ゆず
雲丹と栗 / ずとまよ
will you merry me? / 清竜人25
明日天気になあれ / こぶしファクトリー
Thank you my teens / YUI

◎本編
OP
01.ダイビング/スターダスト
02.茜/Tip toe.
MC
03.恋愛ライダー/Buono!
04.ヒマワリと星屑/東京女子流
05.ワンダーフォーゲル/くるり
MC
06.カブトムシ/aiko
07.シロクマ/スピッツ
08.PLAYBACK/私立恵比寿中学
09.だけどユメ見る/ロッカジャポニカ
転換VTR
10.シューティングスター/スマイレージ
11.とりあえず走れ!/kagajo4s
12. ray/BUMP OF CHICKEN
MC
13.キラキラ/ukka
ED

ライブレポ

セトリのほとんどカバー曲ということで、知らない曲が多く、細かい部分まで覚えていないためいつもみたいながっつりレポは書けないんですけど、ざっくり覚えていること、感じたことを書き残します。

どんなライブだったか、は、茜空ちゃん本人がSHOWROOM配信で選曲意図から演出意図から実際やってみての感想から全部話していたので割愛します。
広大なインターネットの海から探してみてください。


下手側2列目で見てた。

開演前、近くの茜空推しの友人たちと話していて
友C「緊張してきた……」
友S「僕はもうずっと緊張してる」
私「まだ実感がわかなくて何の感情もない……」
友S「えーーっ」
って話してたんだけど、OP映像始まったら早々に泣いてしまいました。
幼い頃の写真から、アイドルになってからの写真、ここ数年の写真と変わっていく中で、最後は写真の切り替わる速度が速くなって、走馬灯のようだなと思ったり、あ、ギュウ農フェスかなにかの撮可の写真、オタクが撮ったやつが映像に使われてる、とか思ってるうちに、自然と泣けてきた。

OPが終わって1曲目、『ダイビング』で元気よく空ちゃんが飛び出してきた。

衣装は赤い和装と白いドレスで、これは生写真になっていたから事前に分かっていた。最初は赤衣装で登場。
髪飾りも本格的でキマってるなぁと思ってたら、後のMCで「髪飾りも既製品ではなく作ってもらった」と言っていた。
「和装"風"衣装というより本当の和装に近い感じで」リクエストしたそうで、帯も近くで見せてくれたけどかなり本格的。
ずっしりとした質感に見えたし、生地も本物の生地を使ってそうな雰囲気、と思っていたら、SHOWROOMの感想戦で「本物の生地と普通の生地をうまく組み合わせて作ってくれた」と話してて、あぁやっぱり、と思った。

衣装の色を「茜色の赤」と呼んでいて、赤好きの私からしてもとっても好きな赤色だったし、赤い和装の空ちゃんに赤いペンライトを振ったの、とっても嬉しかった。

ライブ始めるからみんな集まってね
ライブ始めるから声援よろしく

『ダイビング』

明るく楽しく『ダイビング』を歌う空ちゃん。
歌詞が1曲目にぴったりだ〜!と思ってこちらも楽しくなって腕を振った。

「たくさん集まってくれてるかな? 本番前はすごくナイーブになる」
これもきっと等身大の気持ちなんだろうなと思った。今日の代官山UNITは完売こそしてないものの、後ろの方まで人がぎっしり。この光景を見ながら歌った空ちゃんはどう感じただろう?
「君に元気貰ってる 勇気が湧くの 頑張るよ」
「応援してくれてるありがとうね」
こっちのセリフだが〜〜〜〜〜????? って思いました。
でもこういう「こっちのセリフですけど!?」なことを伝えてくれるのも、空ちゃんらしさだな、と思った。

赤衣装の髪飾りが空ちゃんのダンスのキレに追いつけずに1曲目早々に取れてしまった。パフォーマンスしながらどうにかくっつけよう、直そう、でもやっぱりダメそう、と四苦八苦しているのが可愛かった。

そう、カバー曲であってもダンスがキレッキレでさすがでした。
『ダイビング』だったかな、足を振り上げる振付があって、綺麗な直線で上がっていたりとか。
『だけどユメ見る』だったかな、間奏のダンスがバキバキで「あ~すき」ってなった。楽しそうに踊ってた。
後半はドレス衣装になってしまうからダンスが制限されてしまうので、踊りたい曲は前半に持ってきたんだろうなと思った。

2曲目は『』。
過去にカバーしたことのある曲を歌う、と予告されていて予習していた曲のひとつですぐ分かった。

『茜』で下手側お立ち台に登って歌っていたとき、「茜空に染まる教室」という歌詞のところでにこーっと笑って頬をつんつんつついて自分アピールしていて可愛かった。

これも『茜』の下手側のお立ち台に登って歌ったときだったと思うのだけど、さらに下手側の方を向いて歌っていたシーンがあって(つまり、真ん中や上手側の客席からすると顔が見えないような状況だったと思う)(私は下手側、お立ち台ほぼ正面だったので表情がよく見えた)。
このときの横顔が美しくて、絶景だ、と思った。

君のこと忘れるぐらいなら、
ずっと苦しいままでいいのにな
ああ、

『茜』

たぶんここ、だったと思うのだけど、楽曲の世界観に入り込む表情と歌声が、『おねがいよ』の空ちゃんを彷彿とさせて「あぁ好きだ」と強く思った。

『茜』のときは照明も綺麗なオレンジで、オレンジに照らされて歌う空ちゃんはとっても綺麗だった。
『茜』に限らず、照明にも空ちゃんがこだわって演出をつけたんだろうなと感じる曲がいくつもあって、演出家・茜空、ほんとうにすごい。

MC1回目、去年同様段取りを書いたファイル(くまのプーさん柄)を手にして、第一声は「プーさん!ってあ、違うのよそんなのを一言目にするつもりじゃなかったのよ」とノリツッコミがかわいい。
真面目すぎる空気を嫌うのか、ちゃんと段取りを決めていても、あえておふざけを入れるのが空ちゃんらしくて好きだ。

「いろいろ詰め込みすぎて、写真を撮る時間がないんですよ。だから今先に撮っちゃおうと」と言い出して、え、今から撮可タイム?と思ったらそっちじゃなくて集合写真の方だった。

こちら。
書いている今振り返って思うと、これはアンコールなし・ED映像で終わるための伏線だったんだなぁと。

恋愛ライダー』と『ヒマワリと星屑』ではクラップしたり、空ちゃんも煽りを入れたりして楽しい感じだった記憶。
付け直した髪飾りがまた取れてしまって、ステージ真ん中に落ちた髪飾りを見つけて「あ!」ってちょけた顔してたのも可愛かったな。
どっちの曲終わりだったか、髪飾りを手に持ちながら、曲終わりの決めポーズをしているところがあって、様になってるんだけどちょっと不完全なその状態が何とも言えない魅力だった。

ワンダーフォーゲル』は撮可だった。
取れた髪飾りを直す暇もなかったから、撮可タイムが始まってからどうにか付け直して、カメラアピール。そんなドタバタ感も愛おしくて可愛い。

スクリーンにも空ちゃんが現れて、どっちを見たらいいか、いやどっちも見たい、って葛藤しながら撮ったり見たり聞いたりした。
空ちゃんは映像にも力を入れているのが分かるから、そっちだって見逃したくない。でも目の前の赤衣装空ちゃんはめちゃくちゃ可愛い。
目が足りない。困る。

下手側のお立ち台に登った空ちゃんが、スクリーンの方を見てはしゃぎながら指をさす。なんだろう?ってカメラを構えた。人が歩いて通過していく映像。それを空ちゃん越しに撮った。
りじゅちゃん?って思ったけど、確証は持てなかった。
後のMCでも特に触れられなかったので、「あれはやっぱり全部空ちゃんだったのかな」と思い直したのだけど、SHOWROOM感想戦で「りじゅとあやめが少しだけ出てる」と話していてやっぱりりじゅちゃんだと分かった。

そらりじゅ〜!

この後ろに映っていた映像は『ワンダーフォーゲル』の公式MVのオマージュ映像だということを曲終わりのMCで話していた。
ライブ後、MVを見に行ったら本当にそのまんますぎて笑った。天才かよ!


メガネ&ヘッドホン

そして「次のブロックは座って歌うね」と言って、椅子に座って歌い始めたのは『カブトムシ』。
これは以前ガチンコスタプラ(フジテレビNEXTで放送)でカバーしてた曲だ、ってすぐ思い出した。

私がukka(桜エビ〜ず)に通いだした頃はもう曲数も揃ってきてカバー曲はほとんどやっていなくて、空ちゃんが今回のライブで披露する「昔カバーしていた曲」は私にとってほとんど「初めまして」の曲だ。
けどそんな中でも、『カブトムシ』はTV放送だったから、見た、聴いた、覚えがある数少ない曲だった。

昔からの成長を見せようとしているのだ、とそのときようやく気づいた。
20歳になる空ちゃん。大人になったことの証明として。
過去にそのカバー曲を見た覚えがある人ならば、「ああこんなにも成長して」と思えるような、そういうものを届けようとしているのだと。

当時の『カブトムシ』がどうだったか、私はとうに忘れてしまった、相変わらず記憶力の悪いオタクなのだけど。

生涯忘れることはないでしょう
生涯忘れることはないでしょう

『カブトムシ』

生涯、は無理だろうけど。
今日の『カブトムシ』が素晴らしく美しかったことは、もう少しの間、忘れないでいたい。

シロクマ』のときは、座って歌うだけじゃなく、立ってこちらや上手側にも来て歌ってくれていた、はず。

ふと、「ukkaの曲をまだやってないな」と思った。
ライブの冒頭に「1部のもあちゃんとは全く違うライブになります」という話をしていて、その言葉がよぎった。もあちゃんは早々に『コリオリ』をやって、途中に『Party goes on.』。ukka曲は2曲。
空ちゃんは、どうだろうか。ukkaの曲をやるだろうか?
そんなことをふと考えた。

PLAYBACK』のイントロで会場がザワついてた。
エビ中の曲はほぼ確実に入ってるだろうと思っていたけど、まさかの選曲、って思った。
『PLAYBACK』では、白い照明とファルセットが綺麗だった記憶。

1人で歌えないところやコーラス?部分を事前にレコーディングしてある曲が何曲かあった。1部のもあちゃん生誕もそうだった。
その中で、たぶん『PLAYBACK』だったと思う、被せと同じタイミングで生声で歌うシーンがあって、その歌声の立体感にめちゃくちゃ興奮した。
下手側で歌ってたような。あるいは下手側で歌った後真ん中に移動して歌ったタイミングだったか。
朧気な記憶だけど、白い光の中で響く歌声が強く眩しかった、記憶。

『PLAYBACK』だったか中盤以降のどの曲だったか曖昧なんだけど(曖昧ばっかりでごめん)、オチサビで白のピンスポットだけになった瞬間があって、ゾクゾクした。空ちゃんが、あまりに美しくて。
今日は絶景が多かった。

だけどユメ見る』は歌詞を聞いていて、途中から「あ、ロジャポの曲だ」って分かった。
空ちゃんが度々「好きな曲」として挙げている、ロジャポの曲。それを今日歌うのは、とても納得の選曲だった。

手を振ったりクラップしたり、楽しかった、けど一番は、

いっそヤメてしまえば ラクになるかな
だけど恐いんだ 本当にヤメたあと
どうするだろう ボクはどうなるだろう
退屈と平凡を愛せるかな

『だけどユメ見る』

この歌詞が、なんだかすごく耳に残った。
これの前の「グチっても しんどくても だけどユメを見る」も。
空ちゃん自身のことを歌っているんだって思って、その歌詞のひとつひとつが胸にきた。


そして転換VTR、これが今日一番泣いた。
インタビュー形式で、昔から今までを振り返る。
(ただしインタビュアーはいない。空ちゃんの一人語り)

家族構成。幼少期のエピソード。勉強を一切やってなくて、50問テストで0点を取ったこと。その代わりたくさん遊んで、たくさん友達がいたこと。
エピソードの所々に差し込まれる昔の写真。見たことあるものから、見たことないものまで。
小6でスカウトを受けたこと。
そして、アイドル嫌いだったのに、桜エビ〜ずに加入したこと。
12ヶ月連続リリースからのホールワンマンライブと、右肩上がりで「これからだ」と思っていたところにコロナが直撃して、ライブができなくなってしまったこと。
みっぴが卒業したこと。水春が脱退したこと。
それでも、進むしかなかったこと。
後半、アイドルになってからの話、そして私が通い出してからの話。どんどん「知ってる」話題になる。
あの日々を振り返る、蘇る、気持ち。空ちゃんは努めて明るく、笑って話すけれど、それは今だから笑えるだけであって。
たくさん傷ついていた、のを、見てきたから。涙が止まらなかった。

新メンバーを入れると言われたこと。
りなるりが入ってきたこと。
少しずつ、新しい形をつくっていったこと。
2022年、春ツアーと、あやめ・もあ不在の中4人で出演したフェスで、その形が強固なものになったと感じていること。
りなるりが入ってきてくれて良かったと、心から思ってること。
画面越しの「ありがとう」は、上手側の関係者席にいるであろう2人に向けての言葉だった。

泣き過ぎて、左目のコンタクトがどこかへ行った。少し左目が痛くてぼやけて、どこか変なところに入ってしまったかも、と思う。
でもここで退場する選択肢なんてなくて、右目だけでライブを見ることに集中する。ちゃんと見えるし痛みもそう強くないから、たぶん、大丈夫。

映像が終わって、「次の曲は撮影OKです。サイリウムの色は青です」と2つの指示が表示される。
まさか2つ同時に出されるとは思ってなかったね!って慌てるオタクたち。誰かが「(どっちもは)無理だよ!」って小さく嘆いたのが聞こえて笑った。
用意してあった青いサイリウムを2本折って、スマホも取り出して。
そうこうしているうちに空ちゃんが登場している。間に合ってない、けど撮影は上手側からだったから、下手側のオタク私はセーフ。

ドレスに着替えた空ちゃんが歌う、『シューティングスター』。
『茜』の対比で、『シューティングスター』の歌詞「青い空」でも空ちゃんが自分アピールしてたの、可愛かったな。
このときも下手側だったから、下手側のオタクで良かった、と思った。

あとドレスでお立ち台に上がるの、苦戦してて可愛かった。
ドレスの裾が引っかかって、引っ張ったりとか。

おくちがかわいい

折ったり撮ったり顔見たりするのが忙しくて、髪を切ってることに気づくのが遅くなりましたが(ていうか映像の終わりでヘアドネーションしてるカットがあったのに気づくの遅くて鈍感すぎるだろオタク)、
ミディアムボブ、め〜〜〜〜っちゃ可愛いっすねぇ〜〜〜〜〜

この写真撮ったとき、私の左側にいた茜空推しから順番にレスをくれてて、あ、順番にくるなこれって分かってしっかりレス回収しました。ありがたや。
Twitterに載せるときにふと浮かんだ言葉が「せかいでいちばんおひめさま」だったのでそのまま投稿しましたが別にワールドイズマインは全く関係ありません!ただただ可愛いという話。

『シューティングスター』のオチサビで、青い光を捧げたくて、一旦カメラを止めてケチャした。
その後、あ、この光景を撮ってもいいのか、と思って、サイリウム越しの写真を撮った。これはオチサビが終わってから下手側にきたときの写真。

青を捧げる

撮影タイムが終わり、次の曲は『とりあえず走れ!』。
聞き覚えのある曲、走れシリーズだ、どのグループの?えーとそうだ、カガジョだ。
そうこう考えているうちに歌が始まって、空ちゃんが後ろを見るけどスクリーンには何も映っていない。戸惑う空ちゃん。少しして映像が流れ始める。加入当時の幼い空ちゃん。かわいい。
良かった、と思ったけれど、流し始めるのが遅かったせいか、歌詞がズレていることに気づく。
「とりあえず走れ 君らしく」
「走り出せ 君色の世界へ」
空ちゃんの歌の少しあとに、昔の映像と、歌詞が出てくる。
歌詞も映像も青春を感じる。良い歌詞、空ちゃんらしい選曲だなぁと思う。
歌詞のタイミングがズレてるのを見て、困ったように笑う現実の空ちゃんがまた可愛い。歌詞がズレていても、伝えたいメッセージはズレずにまっすぐ伝わってたから、大丈夫だよ。

とりあえず走れ ありのまま
君が思うより道は遠いかもしれない
決して背伸びなどしなくていい
君が君らしくいれたら
いつの日か夢は叶って行く

『とりあえず走れ!』

最後はスクリーンに向かって歌う空ちゃん。
一見楽しそうに、コミカルにやってるようにも見えて、でもきっとあれは「昔の自分に贈るエール」なんだろうって思った。
その気持ちが、昔の空ちゃんに時空を超えて届いてたらいいな、なんて。

12曲目、『ray』で印象的だった歌詞は「大丈夫だ あの痛みは忘れたって消えやしない」だった。
「あの痛み」で連想するのは……どうしたって、2021年のことになってしまう。空ちゃんが、4人が、たくさん傷ついたであろう日々のこと。
それがぶわっと思い出されて、感情がグチャグチャになって泣いた。

それからどの曲だっけ、後半の方、『ray』だっけ、違うっけ。
下手側のお立ち台で泣きそうになる何歩か手前の顔をしてて、その後、後ろを向いて胸を2回、トントン。
がんばれ、大丈夫、って赤いペンライトを向けた。青いサイリウムも2本、持っていたけれど、空ちゃんに捧げたいのはやっぱり赤色だった。
あなたの表現したいものが、負けず嫌いのあなたが、あなたの表現したい通りに、パフォーマンスできますように。
真ん中で、今度はもう泣く直前の顔。でも泣かない。堪えて、歌い切った。
それを見届けて、赤いペンライトを下げる。

『ray』の最後は「大丈夫だ この光の始まりには 君がいる」。
インタビューの、りなるりに向けた「ありがとう」の言葉が重なった。


そしてこれはどの曲だったか覚えてなくて、必死に思い出そうとしていろいろ歌詞を見ても確信が持てないんだけど……後半のどこかの曲で、下手側にきて歌っていたとき。
「苦しい」だったか「辛い」だったか、そんなような歌詞を歌いながら、私と、私の周りにいた茜空推したち(大体友達)をふっと見た瞬間があった。
楽しい歌詞でいろんな人に目線を送っていたのも見ていた中で、そういう「苦しい」的な歌詞のところで私たちを見てくれたの、弱い部分も見せられる人たち、みたいな、そういう信頼の眼差しだったように感じられて、すごく嬉しかった。

眼差しの印象が強すぎて、どの曲、どの歌詞だったか覚えていないの、本当に不覚。
周りの茜空推し、誰か覚えていたら教えて!!!!
まあ私の解釈なので実際のところどういう意図でこちらを見たのか分からないしタイミングは偶然なのだろうけど、勝手にそう受け止めています。
勝手に、すごく、嬉しかった。


最後の1曲を残してのMC。
ここまでの振り返りとか、髪を切った話とか。
『PLAYBACK』が空ちゃんがアイドルを始めるきっかけになった曲、という話に驚いた。詳しいことはSHOWROOM感想戦で話してくれて「なるほど〜」と納得したけど。

「私と出会わなければ、3月13日も、今日という日も、みんなにとって平凡な1日だったはずだったから、今こうして一緒に過ごせていることは奇跡なんだなと思う」という話をしていた空ちゃん。
今このレポを書くにあたって全曲の歌詞を振り返ってて気づいたのだけど、この空ちゃんの言葉は『とりあえず走れ!』の「もしも君と会えずにいたら あの頃と同じ退屈な日々 僕は今日も過ごしていたかな」と重なる言葉であり、そしてこの『とりあえず走れ!』の「退屈な日々」は『だけどユメ見る』の「退屈と平凡を愛せるかな」に繋がっているんじゃないかって……。

本当に1回見ただけでは全てを受け止めきれないような、とても綿密に作り上げられたライブだったのだと、「茜空」というひとの大きさに、改めて驚かされてる。


でもそのあとの、「悪口を言われるのにも慣れました」は死ぬほど悔しくて泣きました。
空ちゃんに、ukkaのみんなに、そんな思いをしてほしくなかった。そんなふうに強くなんてなってほしくなかった。
2021年6月20日(Zeppツアー千秋楽)にあやめちゃんがこの話をした瞬間カッと燃え上がるような怒りが沸いたのと全く同じ気持ちになった。マジでほんと書いたオタク出てこい全員ぶちころしてやる!!!って思った。
本当に許せないし、なにもしてあげられない自分の無力さが悔しかった。


月になりたい、と空ちゃんは言った。
「月は昼間は見えないけどそこにある」「夜は月の光でみんなを照らす」
太陽ではなく、月になりたい、と空ちゃんは言った。

これは、私の勝手な解釈なのだけど。
太陽は、地球が太陽の周りを回っている。
太陽(アイドル)←地球(ファン)の関係。
月は、地球の周りを回っている。
地球(ファン)←月(アイドル)の関係。
そして、太陽より月の方が、地球に近いし。

つまり、空ちゃん視点で見たときの、矢印の方向や距離感が、「太陽より月」と思った理由なのかな、と。
「みんなを笑顔にしたい」という根本は変わらないけど、その際のスタンスの違いというか。
空ちゃんも言っていた「月は昼間は見えないけどそこにある」というのも、ファンにずっと寄り添っていたいという、空ちゃんの気持ちとぴったり合う存在ということなんだろう、と思った。


次がラストと言われて、ちょっと慌てた。
用意してあった赤サイリウムをもう使うところがないから、空ちゃんの指示はないけどここで折るしかないだろう、とオタクたちと目配せし合った。
赤いサイリウムを2本折る。
どんな曲がきたっていい。最後に届けたい景色がある。

そこで流れたのが『キラキラ』だったから、もう堪らなかった。
これ以上はない。これ以上なんて、ない。

ukkaの曲は、最後に1曲だけ。空ちゃんの代名詞『キラキラ』。
もあちゃんの『Party goes on.』と同じように、空ちゃんにもフィーチャー曲『ガールズナイト』がある。けれどそれ以上に、『キラキラ』が茜空曲だってこと、空ちゃんも、オタクたちも、異論なく解釈一致だった。

『キラキラ』のイントロから、みんな沸いてた。
浮足立ってるオタクがいっぱいいるのが見えた。
ドレスの空ちゃんは控えめに踊るけれど、右にいたオタクは我先にと踊り狂っていた。左にいたオタクは途中から跳ねだした。
みんな思い思いに興奮していた。私も。
踊ったし、ケチャしたし、――声が出せたら、出したかった。
もうすっかり慣れ切ってたはずの「声を出さないこと」がこんなにも我慢ならなかったの、いつ以来だろうと思うくらい、声を出したかった。
気持ちをぶつけたかった。思いのたけを叫びたかった。
それができないフラストレーションを、ぶつけるように踊った。

「ふわっふわのタオル顔うずめて」のとき( ˘ω˘)って感じの顔、いつも可愛いけど今日も可愛かった。大好きパート。

『キラキラ』の歌わないパートはメンバーの声だった、と思う。
水春やみっぴの歌声が聞こえるかとも一瞬思ったけど、実際はどうだったっけか。
「破れ蹴飛ばして 壊せ物語を」
「光れ 胸の奥 目指せ 手を伸ばして」
空ちゃんが歌うかと思ったけど、歌わず、じっといつものパートを待った。

何度でも 何度でも
立ち上がれ 歌え 声を上げ 響け
 wow…

『キラキラ』

「2021年、2022年はたくさん泣いた」と話した空ちゃんが、それでも何度でも何度でも立ち上がって、今ここにいてくれる。歌ってくれる。声を上げ、響かせてくれる。
そこにありったけの光を、赤い光を捧げた。感謝の光。
心からありがとうの気持ちを。

大好きだ!!!!大好きだ〜〜〜〜!!!!!

って思いながら、腕を伸ばした。
届いていますように。きっと。

飛び込んだ恋は水色で
キラキラ光る明日のカーテンを

『キラキラ』

縦に揺れ出す人。空ちゃんと一緒に伸ばし続ける人。
どっちもいた。私は後者。
どっちも自由で、どっちも正解。そんなフロアが愛おしかった。大好きな現場だ、って思った。2列目だったけど、振り返って後ろも見た。ステージも客席も、全部大好きな光景だった!

空ちゃんのキラキラでピカピカな笑顔はもちろんのこと、だけど。
このときのフロアの光景も、ずっとずっと忘れたくない。大好き。


エンディングは、『キラキラ』をBGMに、スタッフ紹介から。
スケッチブックに、音響照明撮影いろんなスタッフさんの名前と似顔絵と一言コメント。
『ワンダーフォーゲル』のMVとかあれだけ凝りに凝ってたのに、こういうところは手作り感満載であたたかみがあるの、ギャップがずるい。
「撮影:村星りじゅ」に沸くオタク私。

そらりじゅ〜!

これはSHOWROOM配信のときにチラッと見せてくれたやつ。思わずスクショした。「頼りにしてる」って言葉が良い。

スタッフ紹介が終わると、オタク紹介。
これは去年もそうだったけど、事前にインスタのストーリーで名前を募集して、それを掲載するというもの。後日どこかに載せたりするわけではないので、その日限り、その場にいるオタクだけのもの。
私の名前は1列目にあった。3番目。たまたま投稿直後に即入力できたので、鍵開けを狙えるかと思ってたけど、わずかに勝てなかったか~と笑った。
1番目と4番目に見知った名前があって、尚の事笑う。仲良し連番じゃ〜ん。
それからたくさん見知った名前を見つけて、楽しんで、最後に「あーぴよ©」の文字を見つけて三度笑った。その下にりなるりの名前も。りなちゃん、なんで「りなP」だったんだろう?プロデューサー?笑

最後にライブタイトルのロゴが青く光って、あとなんだっけ、その下にあった文字が1つ、赤く光っていた、ような。
映像が全て終わって、アンコールはなさそうだったけど拍手から手拍子へ。でも、終演アナウンスが流れて、やっぱりおしまい。
もう一度拍手。ありがとうの気持ち。

ライブが終わって、お手洗いへ。
鏡の前で左目をつついたら、やっぱり変なところからコンタクトが出てきた。ピッと引っ張って取り出す。左目が少し充血してたけど、大丈夫。ちょっと泣き過ぎただけ。すぐ治る。

物販列の横を通り抜けて外に出ると、赤いカードを渡された。
白抜きでリブレ(空ちゃんの愛犬)のイラスト。
ああ。これも、去年の。すぐ察する。
ひっくり返すと案の定、手書きのメッセージ。
去年もそうだった、去年は緑のリブレだった。
全部手書きという、もう、どこまでも空ちゃんは徹底している。
誰か数人に特別なものを、ではなく、全員に平等に、愛を。

目の痛みも忘れて、帰りにラーメンを食べて帰った。

🦊さんと

おしまい。

おわりに

ライブ前、インスタグラムのストーリーだったかな。
赤と青のサイリウムを振ってほしい、と空ちゃんは書いていた。
赤から青へ。太陽から月へと変わるライブ。
きっと正解は
『茜』の「茜空」で、赤サイリウム。
『シューティングスター』の「青い空」で青サイリウム。
だったんだろう。
終わってみて、ライブの構成を見たらそう思うけど。

結果として、『キラキラ』に赤サイリウムの景色をつくれたこと、私は良かったと思ってる。
嬉しかった。私は、嬉しかった。
空ちゃんはどうだったかな。どう思ったかな。分からないけれど。

空ちゃんが太陽であっても月であっても、「あかねそら」であることに変わりはないので。

茜空ちゃんが茜空ちゃんで居続ける限り、私はこれからも、赤いペンライトに気持ちを込めて振ります。


P.S.
左目は元気です。
おしまい。


【2.25追記】
みんなが撮った撮可写真をまとめました。
可愛い茜空ちゃんが詰まってます。見て!


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