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6人の集大成を受け止めた話

2021.04.30『私立恵比寿中学 Best at the moment series「6Voices」』パシフィコ横浜公演に参戦してきました。

前提として……私は安本彩花推しです。2推しは真山りか。
今回のツアーのセトリは全く確認してなくて、感想もTwitterのTLに流れてくるのを流し見してたくらいで「6人のライブだった」ということくらいしか把握してない、限りなくまっさらに近い状況で参戦しました。
そんなライブレポです。

セットリスト

00.ebiture
01.オメカシ・フィーバー
02.制服"報連相"ファンク
03.放課後ゲタ箱ロッケンロールMX
04.感情電車
05.SHAKE! SHAKE!
06.ラブリースマイリーベイビー
07.I'll be here
08.紅の詩
09.スーパーヒーロー
10.未確認中学生X
11.藍色のMonday
12.PANDORA
13.涙は似合わない
14.君のままで
15.ジャンプ
16.愛のレンタル
17.大人はわかってくれない
18.春の嵐
MC
19.HISTORY
20.Family Complex
21.イエローライト
茶番
EN1.サドンデス
MC、安本彩花の手紙

ライブレポ

今回は2階席(4F)だったので、双眼鏡を持ってきてみました。
ももクロ×ビクセンコラボの双眼鏡、4月頭に届いて初めての出番です。
開演前、ピント調節をして準備完了。
……とはいえ、ライブ中はじっくり見るというより曲にノッて楽しみたいんだよな。ってことをピント調節しながら思い至りました。
どうしよう、これ。せっかく持ってきたのに、使う?使わない?……まぁ、MC中くらいは使ってみようかな~。

と、ここまでフラグを立てたところでライブがスタート。

ebitureの終わり、中央にある六角形のモニタからEbichu Prideの黄金衣装の映像が流れたところで、まず涙が……(早い)。
真山、安本、星名……って出席番号順にメンバーが映されるもんだから、そりゃ2番目の推しメンでこみ上げてくるじゃん。
まだ泣いてないです。涙目になっただけ。
でも、黄金衣装のインパクトが強すぎて、その後の(おそらく流れたであろう)りったん=中山莉子の映像は記憶にありません。

【12】

そして1曲目は『オメカシ・フィーバー』で早速ブチ上げ。
衣装の重そうなボリュームのあるスカートがふわっふわで可愛い~!
最近見たエビ中のライブ、ちゅうおん・大学芸会はメンバーカラーじゃない衣装だったので、こういうメンバーカラーで華やかに可愛い衣装はそれだけでテンションアガりますね。

天才的衣装をいつもありがとうございます。

話戻して。

オメカシしなくちゃ無理じゃん ほら
オメカシしちゃえば有利じゃん やった!
オメカシしなくちゃ無理じゃん ほら

ラストのこのパート、りったんだけフォーメーションから抜けて自由人ムーブしてるのめちゃくちゃ好きなんですよね。
同じ理由で『きっとインフィニティー!』も好き。
今日もりったんが自由奔放で可愛かった。

2曲目に『制服"報連相"ファンク』がきて、「あれ?りったん曲続けてやるなんて珍しい。なんかそういう演出意図?」って思った。

サビの

制服着りゃ皆超ファンク!
人類基本報連相!

の歌詞のところ、1行目と2行目の間に下手側→上手側に移動する振り付けがあるんだけど、そのときのりったんの腰の落とし方が他メンバーと比べて一段と低くて気合いを感じた。
他のシーンでもとにかくりったんの大暴れっぷりが楽しくて大満足だった。

3曲目の『放課後ゲタ箱ロッケンロールMX』で「あれ?やっぱりフィーチャー曲続きだったのはたまたま?」ってまんまと騙された(勝手に勘違いしただけ)。
これが『きっとインフィニティー!』だったら騙されなかったんだけど!(勝手に勘違いしただけ)

冒頭の絶叫パート、彩ちゃんのところを真山が絶叫せずに「もっと自由に楽しめー!」って煽ってきたのが何故か泣けた。
今思い返しても何故なのか全然分からない。だけど、とにかく泣きながらもペンライト振ってジャンプして、真山の言葉の通りに楽しんだ。
真山は左右にあるひな壇の上でヤンキー座りをしながら歌ったり客席にレスしてたり(ガン付けてたのか?)してて、真山も楽しそうで良かった。

【11】

また中央の六角形モニタに映像が映し出されてBGMが流れてた(はず)なんだけど、このとき私は「あ、これMCほぼないパターンだ」って気づいてこのレポのメモを必死に書いてました。「双眼鏡の出番、ないかも……」なんて思いながら。
なのでぽーちゃん=小林歌穂の映像も見てません。っていうか映像の後半が「このブロックでフィーチャーしてるメンバーの映像集」だって気づいたの、美怜ちゃん=星名美怜のブロックでした。あまりにも遅い。

そんなわけで映像は見逃したんですが、『感情電車』が始まった瞬間にさすがに演出意図に気づいて、内心「やっぱりそうじゃんか~~~!!!」って叫んでました。内心ね。

『感情電車』の一番の見せ場、

咲いているあなたの肌に触れた時に
泣いた
その空

「その空」直前の彩ちゃんパートを歌うぽーちゃんに力強さ、頼もしさを感じた。師匠のパートをとても丁寧に大事に歌っているように見えた。

『感情電車』では柔らかく優しい歌声が心地よかったけど、『SHAKE! SHAKE!』ではプラスして芯の強さ、カッコよさも歌声に加わっていて「本当に頼もしいなあ」って思った。
フィーチャー曲である、ということを除いても、ぽーちゃんの歌声は抜群に美しくて心に響いてきた。

ぽーちゃんもりったんも、そしてこの後フィーチャーされるメンバー全員からも、「自分のブロックを最高のものに仕上げる」という強い意志を感じたし、実際フィーチャーされているメンバーがその瞬間一番良いパフォーマンスをしていてめちゃくちゃカッコよかった。

『SHAKE! SHAKE!』からの『ラブリースマイリーベイビー』は楽しすぎて、声が出せないことの不満をかき消してしまうくらい縦ノリもフリコピも全力で楽しんだ。

ラブスマに今回の衣装が映える映える。可愛いと可愛いが合わさって最強。
そして、真山のスカート裁きが素晴らしかった。
腕を下ろすような振り付けのところであえてスカートにぶつかるように腕を通過させるというか、腕にスカートを巻き込んで踊っていて、その動きに連動してスカートがぶわっと広がるのが美しかった。
『ラブリースマイリーベイビー』以外の曲でも何度も同様のシーンが見られて、まるでスカートにまで神経が通ってるんじゃないかって思うくらいだった。
躍動感のあるスカートが大好物なので、真山のスカート裁きはまさにご馳走でした。

【10】

前述の通り、フィーチャーされてるメンバー、ここではひなた=柏木ひなたの歌声が抜群に良いんですよ。
全パート圧倒的なパワーで良かったんですけど、中でも『I'll be here』は

いつだって free 身勝手になって 君を困らせても
Please 弱ってるなんて 見せないよ more freak

上記太字のところで心が震えて自然と涙が零れました。
そのとき、唐突に「私はエビ中のライブに心震わせるために来ているのかもしれない」と思った。
もちろん、可愛かったりカッコよかったり楽しかったり、そういうのを見たいって気持ちもあるんだけど。
エビ中のライブで一番感じたい気持ちは「感動」かもしれない、と、『I'll be here』に浸りながら思いました。

聴かせる『I'll be here』から力強い『紅の詩』へとギアチェンジするひなたのパフォーマンスは圧倒的だったし、ユニゾンの5人のパワフルさはさらに凄まじかった。
さっき「フィーチャーされているメンバーがその瞬間一番良いパフォーマンスをしていた」って書いたけど、それは他の4人が手を抜いているといわけではなくて。4人も全力フルパワーのパフォーマンスをぶつけてきていて、でもその上を行くフィーチャーメンバーのパフォーマンスが存在感を放っている、っていう感じなんですよ。
だからユニゾンになるとパワーとパワーのぶつかり合いみたいな、ものすごい音エネルギーが生まれる。

スーパーヒーロー』の

Stand up! Stand up! エネルギーためて
……………………「まだまだ負けない」

ここもひなたパートで泣かされました。
このパートで泣いたの、記憶の限りでは初めてでした。
今日はやたら、ひなたの歌声に弱かった。ひなたが素晴らしく強かった。
そして、『スーパーヒーロー』も5人のユニゾンが美しかったです。

各ブロック、フィーチャー曲ではない1曲の選曲は本当に絶妙だった。
オメカシ→報連相→ゲタ箱は激しくブチ上がったし、SHAKE→ラブスマもめちゃくちゃノレて楽しかったし、I'll be here→紅の詩→スーパーヒーローは耳が幸せすぎた。
フィーチャー曲を知らない一見さんでも普通のライブとして楽しめる構成になってる。

そしてぽーちゃんブロックでコンセプトに気づいてから「ってことは、彩ちゃんのブロックでくる楽曲は……?」と+1曲について思考を巡らせていました。
フィーチャー曲じゃないけど彩ちゃん曲で、そしてきっと、2曲と方向性の近い曲。
考えても考えても、私には1曲しか思い浮かびませんでした。

【7】

ここで美怜ちゃんの映像を見て、ようやく「あ、ちゃんと映像で予告してたのね!3人分見忘れたわw」となりました。迂闊にも程がある。
そして前3人がフィーチャー曲から始まってたので、『未確認中学生X』がかかって「そういうパターンもあるのか!」と驚きの連続。笑

『未確認中学生X』をライブで見るのはいつぶりだろう?ってくらい記憶になくて、なんだかとても新鮮な気持ちで楽しく見てました。
エビクラシーやplaylistでカッコいい楽曲がたくさん増えたけど、こういう楽曲になるとちゃんと可愛くて楽しいままなの、すごく嬉しかった。

藍色のMonday』はイントロのときの照明がとても綺麗で、キラキラ可愛い美怜ちゃんのイメージにぴったりだなって思った。
ステージ後ろの六角形の照明は星のようにいろんな色の光が散らばっていて、上空から射すスポットライトも5色?6色?の光がメンバーを照らしていた。
そんなすごく可愛い光のステージから始まった『藍色のMonday』はそのイメージのままにキラキラな可愛さが詰まっていた。

『藍色のMonday』の艶やかな歌声から一変、『PANDORA』の美怜ちゃんは「お姫様、闇落ちしました?」って聞きたくなるくらい、女王様感バチバチのロックでクールでカッコいい歌声だった。
とにかく、高音! 高音のカッコよさ、ハンパない。
元よりカッコいい歌声の真山やひなたの出す高音とはまた違った、可愛い声なのに、カッコいい高音。ゾクゾクとシビレた。

【5】

パッパッパッパッとテンポよく変わっていく彩ちゃんの映像をしっかりと見て、「1曲目、どの曲からだろう」って身構えた。
ライブ前に「ちゃんと6人のライブだった」って感想を見たときから、きっと彩ちゃんパートは音源が使われてるのだろうということは想像してたから、そこはすんなり受け止められるはず、だった。

「この曲でたくさん笑顔になりましょう。……絶対、負けない!」

映像はさぁ、ずるいよ。

涙は似合わない
この曲しかない、って思ってた。
この曲がいい、って願ってた。
聞きたかった言葉を、まさか映像付きでやられたら、「笑顔になって」と言われてるのに涙が止まらないじゃないですか。

クリスマス大学芸会2018の白と赤の衣装の彩ちゃんでした。
映像はその台詞のところまでで、それからは六角形のモニタには歌詞が出てました。(他のメンバーのブロックでは出てない)
その文字の先に彩ちゃんがいるような気がして、このブロックの間ほとんどずっと、歌詞を見ていました。
パフォーマンスを見てなくて、5人には申し訳ないけど。他を見る余裕がなくて。

彩ちゃんのソロパートを彩ちゃんの声で聴けることが嬉しくて泣いたし、全員パートの中に彩ちゃんの声を見つけてやっぱり泣いてた。
笑え、笑え、笑え、って言われて笑おうとしてもうまく笑えなかった。ずーっと泣いてた。
でもそれは寂しさからくる涙じゃなくて、嬉しかったから。

君のままで』の彩ちゃんの歌声、すごく力強くてカッコよくて、これ本当に音源?ライブ音源?分からないけど、5人の生歌に全然負けてなくて、やっぱり彩ちゃんが一番カッコいいなって思って少し笑えた。

止まらないで 胸の奥
しまいこんだ 色とりどりの光
忘れないように進めばいい
Wow Wow Wow
ねぇ 信じて

笑えない日だってあるけど
君の全てが明日をてらすから

太字はひなたパートで、その直前が彩ちゃんパートなんだけど、彩ちゃんの歌声に続けて歌うひなたがとても生き生きとした表情で歌ってたのが印象的だった。
彩ちゃんの歌声に続けて歌えることが嬉しかったのかもしれないし、楽しかったのかもしれない。そんな風に見えた。

彩ちゃんのパートではずっとペンライトを掲げてた。これをやるの、すごく久しぶりで楽しかった。楽しかったけど、泣いてた。笑
いつもは緑と紫の2本持ちのペンライトも、このブロックだけは緑2本にした。
Ebichu Prideのペンライトと、2017年春ツアー「今、君とここにいる」のペンライト。
「今、君とここにいる」この文字と緑の光が彩ちゃんの元に届いたらいいな、って思いながら振った。

『君のままで』の始まりと終わりに彩ちゃんのフェイクがなかったのは、少しだけ寂しかった。

ジャンプ』のイントロを聴きながら、昂っていた気持ちが少し落ち着いてきた。
ステージには緊張感が漂ってるように感じた。

本当にどういう仕組みかは分からないけど、彩ちゃんの歌声は5人の生歌と綺麗に混じり合っていて、その場に姿が見えないのが不思議なくらいだった。
彩ちゃんの力強い歌声は5人の生歌に負けてないし、5人だって彩ちゃんに遠慮なく全力の歌唱だった。
6人のユニゾンは、本当に力強くてカッコよかった。

『ジャンプ』が初披露された2019年の秋冬ツアーのパシフィコ横浜公演、そこに彩ちゃんの姿はなかった。
ライブ終了後の場内BGMで『ジャンプ』の音源が流れていて、そこで初めて彩ちゃんの歌声で『ジャンプ』を聴いて泣いた。
あの日から約一年半、同じ会場で。
生歌ではなくても、確かに「6人のライブの『ジャンプ』」を私は初めて聴くことができて、嬉しくて泣いた。

【3】

ブロック最初の曲は『愛のレンタル』。
真山の歌声の安定感は「さすが」の一言。
スタンドマイクの周りで展開されるダンスは大人っぽくて美しくて、この後に披露された『大人はわかってくれない』とのギャップがまたたまらない。

大人はわかってくれない』のパフォーマンスは荒々しかった。
一口に「力強いパフォーマンス」と言っても、『愛のレンタル』『大人はわかってくれない』『春の嵐』では全て違う「力強さ」があって、中でも『大人はわかってくれない』のがむしゃら感は私の好みど真ん中で最高だった。

それから、大人になったメンバーが歌う『大人はわかってくれない』は「これが見納めかぁ」となんだか感慨深い気持ちにもなった。
同時に、若い新メンバーが加わって歌われる『大人はわかってくれない』はどんなパフォーマンスになるのだろう、とワクワクする気持ちも芽生えた。

フィーチャーブロックの締めくくりは『春の嵐』。

吹き抜ける風が
花びらを巻き上げて
その向こう側の
見たことのない明日へ
運んでく
きっと

春の終わり、新しい風を向かい入れようとしている今歌われるこの歌詞は、まさにエビ中の未来への祈りのようだった。
話が前後するけど、ライブ終わりに読まれた彩ちゃんの手紙に「エビ中はどんな嵐も乗り越えて進んでいきます」とあって、それを聞いたときこの『春の嵐』のことが浮かんだ。

18曲を終えて、ようやくMC。
「朝のチャイムが鳴りました〜」ってお決まりの挨拶に、「いやもう終盤ですけど。笑」って脳内ツッコミ入れたオタク何人いるんだろう(私は入れました)。

あ、そういや双眼鏡の出番だ!と思って慌てて取り出してたら、ひなたが「自己紹介、じゃあまずは彩花ちゃーん!」って言うもんだからびっくりして思考がフリーズしてしまった。
ひなた普段彩ちゃんのこと"彩花ちゃん"なんて呼ばないじゃん!!!不意打ちで可愛い呼び方するんじゃないよ!!!心臓がもたないでしょ!!!
って今なら思うけど、このときは何も考えられないまま、双眼鏡を手にしたまま(覗くことはせず)彩ちゃんの映像に向かってペンライトを振った。
「待ってました!」って声は出せないし、あくまで過去映像だけど、それでもこみ上げてくるものがあった。

結局「やっぱ双眼鏡邪魔だな」って思って、双眼鏡は使わなかった。
ペンライト振りづらかったし、自己紹介中は会場のモニタで十分メンバーの表情がよく見えたし。

ひなたから彩ちゃんへのパスが再びひなたへ戻り、りったんへと続く。
りったんが「ミレイチャンッ」って変に高い声で振ったかと思えば、美怜ちゃんもそれに乗っかって「ポーチャンッ」とバトンパス。
そしてさらに乗っかったぽーちゃんは高い声のまま自己紹介を始めようとする、見事な三段オチ。

真山は爪が可愛いアピールしてた。
「たまたま今日これ(ネイル)6色入ってるんだよ~。エビ中愛に溢れてるでしょ」的なことを言いながらカメラに見せびらかしてて可愛かった。

HISTORY』では去年の配信ライブの彩ちゃんが六角形モニタに映され、再び6人のパフォーマンスに。
ずっと彩ちゃんを見られる幸せを噛みしめながら泣いてました。
彩ちゃん、自分のパート以外の歌詞もほとんど口ずさんでて可愛かったなあ。

空へ 永遠色の虹を 君とつくりだそう

オチサビの真山パートで、カメラが下手側から見上げるような角度で真山を撮っていて、オチサビを歌い上げる真山の奥に彩ちゃんの姿が映っていたのがめちゃくちゃエモかった。

そして、後奏で全照明が青く光った景色は、感無量だった。

5人の『Family Complex』を泣かずに最後まで見られたの、今日が初めてだったかもしれない。
大抵は歌い出しの彩ちゃんパートを歌うひなたの姿に泣かされるので。
6人の『HISTORY』を見た後だったからか、ファミコンも5人って感じがあんまりしなかった。
それよりも純粋に、ライブが楽しいって気持ちが大きくて、ジャンプも手拍子もブヒブヒもペンライト振るのもフリコピもメンバーの名前の入った歌詞でペンライトを掲げるのも全部全力でやった。ただただ楽しかった。

ヘイシスター ヘイブラザー 聞こえているか
心配はいらないよ 任しといてよ
ここにいるときの私は いつもよりちょっぴり強いんだよ
ヘイシスター ヘイブラザー 届いているか
後悔はしないよ させないよ
今日の私の目を覚えていて
静かに燃える瞳の奥の美しき命

いつ聴いても、ここの歌詞は一言一句すべてが美しくて、そんな美しい歌詞を歌い上げる5人の歌声もまた、美しかった。

ひなたが「これが最後の曲です。これからも大切に歌っていきたい曲です」と言って、『イエローライト』が始まった。
六角形モニタには、MVにも使われている彩ちゃんの手書き歌詞。
推しの書いた歌詞を見ながら、耳だけで5人の歌声を聞くのはとても心地よかった。
最後に新曲を歌うセトリに「未来へ進んでいく」前向きな意志を感じたし、そうやって進み続けてくれること、彩ちゃんの帰る場所を守ってくれる5人に感謝で胸がいっぱいになった。

嬉しいお知らせ、として次のライブツアーの発表をしたのはこの時だっけ、アンコールだっけ。
「6月にコンセプトライブ『MOVE』を行います。6/6埼玉、6/12愛知、6/26大阪の3カ所です」とひなたが発表をしたのだけど、その直後、下手側の客席からスタッフが慌てて走ってきて、真山に何かを伝えてた。
下手側のバタバタに気づかずコンセプトライブの話をしていたひなたに真山から「ひなた、愛知と大阪の日程逆だって」と訂正が入り、その瞬間ひなたが膝から崩れ落ちてステージに座り込んでしまったのが愉快で可愛かった。
「私としたことが……」ってガチヘコみするひなた本当に真面目で可愛い。

特にライブの感想も言わず去って行く5人に、「あれ?アンコールあるの?最後って強調してたのに」って思ってたところに始まる茶番。
5人のいないステージに声だけが聞こえてくる。

真山「ねえ、エビ中のライブ、こんなにあっさり終わっていいの!?」
美怜「えー。インスタのストーリー更新しなきゃ」
真山「今やる?それ!?」
美怜「だってこういうのは今!っていうのがいいんでしょ?」
ひなた「ヤクルトの試合結果見なきゃ!やった、4-0!勝ってる!」(後で確認したら、本当にこの日のスコアだった)
ぽー(パン食べてる)
真山「歌穂は何やってるの……って、パン食べてる!」
真山「ねえ、ファイナルなのに、このまま終わって良いのかって言ってるの!」
莉子「……ここは一つ、あの曲で決めよう!」

大体こんな感じ。真山が一人必死で面白かった。オタクは真山と同じ気持ちでアンコールの手拍子してて、それもちょっとアツかったな。
そしてりったんが全然会話に入ってこないな~って思ってたところに"あの曲"の決まり文句をブチこんできたから、一気にブチ沸いた。

『Family Complex』が今日一番楽しかったな、と思ってたところを『サドンデス』でガッツリ更新されたのが最高に気持ちよかった。ハチャメチャに踊った。

りったんは相変わらずダンスバトルに興味がなく、美怜ちゃんはインスタチャーンス!ってスマホ片手に負けていった。
ぽーちゃんの敗因覚えてなくてすみません(ご存じの方コメントください)、最後は真山とひなたの一騎打ち。
ふらふら~っと倒れ込む真山を滑り込んで支えるひなた。
真山が目を閉じて本当に眠っているようで、それをのぞき込むひなたという構図が王子様とお姫様みたい、って思ってた……ら、真山がぱちっと目を開けるのと同時に少し首を上にもたげた。
まやひなの顔、超近い!キスシーンじゃん!って沸いた。笑
ひなたがあまりの顔の近さにびっくりして少し顔を引いて、照れ笑いして、(おそらく状況を把握してないであろう)真山に改めてチューする仕草。まやひな、可愛いが過ぎる!

美怜ちゃんのインスタにその直前か直後くらいの写真が上がってるから見てください。↓の写真3枚目。

そんなこんなでとにかく楽しさをギュッと詰め込んだアンコールでした。
こんなに楽しい曲なのに

満身創痍の全力エンターテイメント
見ていてこれが私たちだ
Oh Yeah (Oh Yeah) 最後まで
連れてってもらうんじゃなくて
きっと連れてゆくからさ
Oh Yeah (Oh Yeah) あの場所まで

こんなエモい歌詞、反則だよなあ。この1曲にエビ中の魅力が詰まってた。

『サドンデス』が終わって本当の本当に終わり、はぁ楽しかった最高だったぁ、と蕩けてたら、ひなたが紙を片手に話し始めた。
「他の公演を見てくださってる方は知ってるかと思いますが、このツアーでは毎回メンバーが最後にライブの感想を話しています」
そういえば福岡公演のとき、ひなたの言葉がTLにたくさん流れてきてたなぁ。そういうことか~。
「今日は、彩花から手紙を預かっています。私が代読させてもらいます」
ンッッッッッッ!!!???

以下、おおよその内容です。
細かいニュアンスなどは違うと思います。代読中ずっと泣きじゃくりながら聞いてたので記憶に自信はありません。
過不足あると思うので、お気づきの方はコメント・TwitterのリプやDMなど頂けたら修正します。あるいは、公式から全文が出たらリンク貼ります。

お待たせしました、安本です。
メンバー「待ってました!」
コロナ禍という状況でも来てくださった皆さん、ありがとうございます。
ライブは楽しいですか?
ファン(拍手、ペンライトフリフリ)
いいなぁ。
6人の集大成という場に自分がいられないこと、悔しく思います。

「この先応援するかどうか、このライブを見て決めてくれ」と言ってEbichu Prideで始まった6人体制から4年、決して楽な道じゃなかったけど進んで来られたのは仲間がいたからです。
私の病気が分かった時、5人は自分のことのように泣いてくれた。
不器用だけど優しい真山。
太陽のように照らしてくれる美怜。
真面目で厳しくも暖かいひなた。
まさにお布団のように包み込んでくれる歌穂。
そして、中山莉子。
りったん「(間髪入れず)おい!やってんなぁ!分かってんなぁ!おい!」
……嘘です。笑
ひなた「本当に書いてあるよホラ、てんてんてん、嘘です、って」
震える小鹿だったのに、頼もしいお姉さんになった莉子。
ここに新しいメンバーが加わります。
楽しみで仕方ないです!会いたくて会いたくて震える寸前です。
若い子が大好きな皆さんのように、私もデレデレしちゃいそうです。
最後に、真山の言葉を借りて……これから、エビ中の第三章が始まります。
エビ中はどんな嵐も乗り越えて進んでいきます。
どうかついてきてください。
私立恵比寿中学 出席番号5番 安本彩花

一人ずつ名前を呼ぶところで真山・美怜ちゃん・ぽーちゃんは泣いてた。
ぽーちゃんは泣くのを堪えようとして、でもやっぱり我慢できずに泣きながらも嬉しそうに笑ってた。
オチにされたりったんはともかく、代読しているひなたが泣かなかった(目は潤んでいたように見えた)のはもの凄い精神力だなと思ったし、本当に頼もしい存在だな、と思った。

読み終えた後、「この文章、絶対もの凄く時間かけて書いてるよね」「ボケのところ、すっごく考えてそう」「1日がかりで書いてると思う」って笑い合うメンバーの姿に、彩ちゃんとの関係性を感じて心が温かくなった。

美怜ちゃんが「6人になってから関係性が変わって、お互いのことを自分のことのように思い合える関係になった。新メンバーが来たらまた関係性は変わると思うけど、今この6人が築いてきた関係性の中に溶け込んで、高め合える関係になりたい」って涙ながらに話してた言葉がとても素敵だった。
途中で涙が溢れそうになって話せないのを可愛いポーズを取って誤魔化そうと(?)するのも美怜ちゃんらしくて可愛らしかった。

『サドンデス』で楽しく終われたと思ったところからまさかの今日イチの泣かされパートがくるなんて、感情の起伏がジェットコースター並に忙しいアンコールだったけど、終わってみれば心がすっきり晴れやかな気分だった。
推しメンに「ついてきてほしい」って言われたら、私の答えは「ついていきます」しかないです。

わりに

ブログタイトルを「見届ける」ではなく「受け止める」にしたのは、「見届ける」だと他人事のようなニュアンスがあるような気がしたので「受け止める」にしました。

明日……日付が変わってしまって、もう「今日」ですが。
2021.05.05、新メンバーが加わったエビ中第3章が始まります。
どんな形になってもついていくし、新しく入ってくる仲間を受け止めてあげたいな、と思ってます。

メジャーデビュー9周年、そして新体制が始まる記念すべき日に、おめでとう!


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