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ぺい10〜ぺいにゃむにゃむ10周年〜

2023.01.06 二丁目の魁カミングアウトのワンマンライブ「近近感魂♪ 魁 GAY LIVE」に参戦しました。

2023年最初の現場でした。
二丁魁のライブを見るのは去年12月のぺいちゃんの生誕ライブ以来。

推しメン・ぺいにゃむにゃむが二丁魁(当時のグループ名は「二丁ハロ」)に加入したのが10年前の今日ということで、ワンマイライブ自体は特別「10周年」みたいなことは銘打っていない定期ライブタイトルなんですが、セットリストはぺいちゃんがメインで考えているということでやっぱりちょっと特別なライブでした。

年始で仕事が忙しい時期ではあったけど、絶対お祝いしたい!の気持ちで、同僚に少し無理言って仕事変わってもらったりして西川口に行きました。(同僚サンキュー!)

あ、タイトルの「ぺい10てん」は私が勝手にそう略してるだけで公称ではないです。

セットリスト

01. Good As Yesterday
02. 青春は何度でもやり直せるなんて嘘だ
03. そっ閉じ 青春
04. 病める時も 健やかなる時も
05. アンハッピーバースデー
MC
06. He is me, too
07. パラレルヤワールド
08. ひふみよ
09. 三原色カタルシス
10. ノスタルジスター
MC
11. yesterday the once more
MC
12. 咲顔えがお(ぺいソロ)

ライブレポ

2列目真ん中少し上手寄りで見てました。良番に感謝。
端っこ最前も狙えたけど、やっぱり真ん中でまっすぐ受け止めたかったから、ここで良かった。

いつも通り、ぺいちゃんの影ナレからライブがスタート。
「私事ではございますが〜」と言った瞬間この後の言葉を察してフライング気味に拍手した。
「今日は私事ではございますが、ぺいにゃむにゃむ10周年の記念の日で〜す!」既にウキウキが声に乗っかってて可愛い。

そして登場と同時に『Good As Yesterday』。
ぺいたん(生誕ライブ)では『まるもうけ』が1曲目だったから、それとの違いに驚いたし、同じぺいちゃんセレクトセトリでも全然違うライブになる予感がした。

そしてぺいたんでの内容だったりそこで読まれたお手紙だったりと、ぺいちゃんのこれまでのいろんな気持ちを知ったからこそ今日の『Good As Yesterday』は一層グッとくるものがあって、序盤から早々に泣けてしまった。
「守りたいものがあるんだ」でぺいちゃんが涙ぐんでる姿を見て、オタクの方がぺいちゃんより先に泣いちゃったなーと、なんか笑えた。

それから『Good As Yesterday』の前半どこだったか、上手側にいたぺいちゃんと目が合った。
いつもの目を細めて笑う顔じゃなくて、開いた瞳とぱっちり目が合ったから、小さな驚きと嬉しさで「わお」って心の中で思って、その後「今、目が合ったよね」と自分の中で反芻して、嬉しいな、って実感した。

2曲目は『青春は何度でもやり直せるなんて嘘だ』。
ぺいたんで同曲をやったときは間奏で「祝って!」と言っていたけど、今日は「おなカマ!」「みんなで!」「一緒に飛ぶよ!」っていつも通りの煽りをしていたのが良かったなぁ。
生誕は自分が主役の特別なライブだけど、10周年はいつも通り4人横並びのパフォーマンスというか。セトリのこととか、もちろんちょっぴり特別なんだけど、特別にしすぎない感じが良いなと思った。

3曲目『そっ閉じ 青春』。
「あの瞬間は誰も消せやしない」のぺいちゃんの言い方が強くて「あの瞬間」をギュッと抱きしめるような歌い方だと思った。
そしてそれを歌い終わったぺいちゃんが、自分自身の歌にジーンとしているような、そんな表情に見える、と思っていたら次のソロパート「〜でも孤独になるだけだった」で涙ぐんで歌えなくなってその表情に胸がぎゅっとなった。

「僕の一部として生きる」「これまで重ねてきた出会いが」
歌詞を改めて聴いていたら、この10年出会ってきた人とぺいちゃんとの歌詞なんだなって思って、今日のセトリに入れた意味を感じた。

4曲目『病める時も 健やかなる時も』のサビの小指を立てて「約束」する振付を見て、ぺいちゃんのTwitterの今のヘッダー画像を思い出した。

このヘッダーはたぶんぺいたんの『Good As Yesterday』の「約束を指に込めて」のときだと思うので同じシーンではないけれど、同じように「約束」の振付。
この先20年も30年もアイドルを続けると約束してくれること、当たり前じゃないからこそ特別でとても嬉しいことだなと思った。

歌詞「君の本当に好きなものいつかそっと教えて」を歌ったときの表情や歌い方がいつもより優しく包み込むような雰囲気で、本当に語りかけられたみたいな気持ちになった。

やめすこのとき、ぺいちゃんがまた泣きそうな?泣いてる?ような顔をしていて、本当にそういう気持ちが溢れてしまうところ好きだなって思いながら見ていた。

その日まで少しずつだけど 強くなりながら前向いて
生きてみてほしい そこには きっと隣に僕もいる

『病める時も 健やかなる時も』

ラスト4人が集まってのぺいちゃんソロで「きっと隣に僕もいる」と歌った瞬間、下手端のミキさんが笑顔で両手をめいいっぱい広げてアピールしてたのが素敵でキュンと来た。可愛くて優しい。

今日は1曲始まるごとに「あ、ぺいたんと同じ曲だ」と思い出したり「あ、ぺいたんではやってない曲だ」って思ったりした。同じ気持ちになる曲もあれば、違う気持ちになる曲もあって、記憶が重なったり新鮮だったりと、不思議な感じだった。

5曲目の『アンハッピーバースデー』はぺいたんでもセトリに入っていて、そのときは歌詞が刺さって切なくなったりしてたのだけど、今日は歌詞よりもぺいちゃんが終始微笑んでいたのが印象的で、前向きな曲として受け止めることができた。
そして最後の歌詞「あなたが立っていたから」の後にニコーっと笑顔になったのを見て胸がいっぱいになった。
「あなた=客席」を見て幸せな気持ちが溢れちゃったんだろうなあ、っていうのがすごく伝わってきて。愛情いっぱいの笑顔だった。

あと『アンハッピーバースデー』の筆村さんパート「歳は重ねていくものだけど……」の掠れて消えてしまいそうな切ない歌い方がとてもグッときた。

5曲終わったところでMC。
私は全然気づかなかったんですけど、2曲目〜5曲目は二丁魁のミニアルバム①〜④の曲を順番にやってたんですね。途中のMCで言われても何のことかよく分かってなくて、終わってからオタクのツイート見て「そういうことか!」と理解しました(遅い)。

それから衣装の背中についた縄が取れてたのをメンバーに直してもらってたんだけど、そもそも縄が取れてたことに全然気づいてなくて「いつの間に!?」って思ったし、取れた後もずっとパフォーマンス見てたはずなのに気づいてなかった自分盲目すぎて笑った。

MCではぺいちゃんの10年間を振り返るトーク。
筆村さんが「10年前のぺいさんってどんなだったんですか?」「初めてのステージって覚えてます?」「昔はショートでしたよね、なんで伸ばしたんですか?」「初めての曲って『カエルのうた』ですよね。そのときの気持ちって覚えてます?」「昔のぺいさんはフェミニンな印象」とかとか積極的に質問してくれて、いろんな昔話を引き出してくれた。

加入当初は全然緊張感がなく、「緊張しているフリ」をしていたこと。10年前の今日、初めてライブをして、ステージに立った瞬間いろんなものがポーンと忘れちゃったこと、それを怒られて、そこからライブに対して責任を感じるようになったこと。
人と同じ土俵に立つのが嫌で、人と違う破天荒な道を選んでいれば比べられることがないと思っていたこと。望んで孤独を選んでいたこと。今日の『そっ閉じ青春』を歌いながらその当時のことを思い出して泣いちゃったこと。
二丁ハロに加入して、たくさんの人に愛されて、グループの良さを知って、変わったこと。

昔はカバー曲中心で、初めてオリジナル曲をやるようになっても反応がイマイチだったこと。「誰も知らない曲です、適当に踊ってください」と言ったり、「どうもすみませんでした」と逃げるようにはけていたこと。ある日悔しくて魂の叫びが出て、そこからライブに対する姿勢が変わったこと。もっと情熱的にライブをやろうと思ったこと。ライブ終わりに「ありがとうございました」と言えるようになったこと。今では対バンで『カエルのうた』を「どうよこの愛の光景?」という気持ちでやれるようになったこと。

私の知らないぺいちゃんの昔のことを、ぺいちゃんとミキさんがいろいろ話してくれて、新しく知ることがたくさんあって嬉しかった。
ぺいたんの感想で私は「もっと早く出会いたかったとは思わない」「過去より今」と書いていて、その気持ちは変わらず本心だけど、でも過去に限らず、好きな人の知らない一面を知ることができるのは嬉しくて幸せだ。
だから筆村さんがたくさん掘り下げてくれて、たくさん知れて、とっても嬉しかったです。ありがとうございました。

それから、「筆紅とは私の10年間の中の2年半くらいだから、そのことをちょっと引け目に感じるかもしれない。でも私が10年経ってこの日を迎えられるのは、あなたたちのおかげでもあるから、それは自信を持ってほしい。これはおなカマにも言えることで、人それぞれ出会った時期は違って、過ごしてる年数も重ねてる思い出も違うけど、ひとりひとりにそれぞれ思い出があって、顔を見たら思い出すし、その思い出が私をステージに立たせてくれて、日々の活力になってる。だから年月とかで引け目に感じないでほしい」と言ってくれたことが、すごく嬉しかった。
嬉しかった理由は後述します。

『Good As Yesterday』の「そんな僕らを未来が笑って見ている」という歌詞の話。
日々寂しいこと悲しいことがあっても、未来の自分が笑って見ている。「あんなことあったね」って、今、昔を振り返って笑っているように、この先も壁にぶち当たってそのときは必死でも、未来で笑えるんだってこの曲を聴いて思えたら気持ちが軽くなるんじゃないかなって思った。

6曲目『He is me, too』。
これはぺいちゃんだけじゃないんだけど、みんなダンスのキレがめちゃ良くなってたし、一瞬の隙もなく神経が全身に通ってるダンスと表情だったのすごかった。1時間とかの間ずっと神経を研ぎ澄ませてパフォーマンスするって絶対大変なはず、どこかでダレてしまったり一瞬の気の緩みが出てきてもおかしくないはずなのに、本当に1曲1曲、1秒1秒を指先まで神経の通ったパフォーマンスをしていてすごかった。
『He is me, too』のミキソロのとき3人が床で踊っていたのとか本当にカッコよかった。

ぺいソロ「選ばなかったあの日の僕がほら」で涙がせり上がってきてウッとなったような表情と歌、でもそれを一瞬の一呼吸で整えて、続く「大粒の涙流しているんだ」は泣かずにしっかりと歌い切ったの、すごかった。
「選ばなかったあの日の僕が・涙流している」ってことは、「選んだ今の僕は涙を流していない」ことの裏返しなわけで、そこをきちんと表現に徹したのがめちゃくちゃ良かった。カッコよかった。

パラレルヤワールド』のぺいちゃんもめちゃくちゃカッコ良くて興奮した!
2列目センターという近さで、ぺいちゃんも前のめりに歌っていて、もう50センチも離れていないんじゃないかって距離までペンライトを伸ばすんだけど、決して目は合わなかった。
そして、そんなぺいちゃんが好きだ、って強烈に思った。
近くても目なんか合わなくていい。もっと遠くを見据えていてくれていい。
そういう曲で、そういう表現をしてくれる人が好きだ、って強く思った。
そういう人だから、近くても遠くて届かないから、手を伸ばしたくなる。レス欲しさに手を伸ばしてるわけじゃない。そうしたいから、そうしてる。衝動であり宗教であり祈りみたいなものだから。
そして、目が合わなくても心を届けてくれることも、知ってるから。

もちろん、「あなた」「君」と歌いながら、優しく笑って客席を見つめてくれるぺいちゃんも大好きだけど。
『パラレルヤワールド』のどのソロパートでも目が合わなかったことに、すごくすごく嬉しい、という気持ちになった。

4人横並びになって「ひ!ふ!み!よ!」
今二丁魁の曲の中で『ひふみよ』が一番好き。血が沸き立つような嬉しさで興奮した。沸いた。
前半の沁みるセトリからの、後半このカッコよくてアガる曲が増えたセトリも嬉しかった。たくさん身体を動かして楽しんだ。

ひとつふたつみっつよっつ
自分の好きなところを
数えてみた でも少ないから
途中で止めちゃうけど
いつつむっつななつやっつ
君の好きな所の方が
たくさん数えれる つまり幸せ
なんてそういうこと?

『ひふみよ』

「ひとつふたつ」掠れそうな声だった。
「いつつむっつ」1つ1つを必死でかき集めるような、切実な歌い方と動きだった。
「つまり幸せなんてそういうこと?」ぺいたんでは「そういうこと!」と言い切っていたけど今日は歌詞通りの表現。どっちの歌い方も好き。

ラストの「たったひとつどうか消えないでね」もやっぱり切実な表情だった。

『パラレルヤワールド』『ひふみよ』『三原色カタルシス』の3曲続けて見てて気づいた、筆村さんのカッコいい歌声がツボだわ。
単に声質がカッコいいだけじゃなくて、どのパートにも歌声に感情や表現が乗っかってるのがすごく良い。普段とのギャップに弱いのもある。

三原色カタルシス』はパフォーマンスも熱かったしフリコピもたくさん身体動かしてめちゃくちゃ楽しかった。ぺいちゃんの「ライブが楽しい!」って顔に書いてあるいきいきとした表情がほんとうに大好き。

オチサビ、

キレイ キレイ なこの景色も
いつか忘れてしまうなら

せめてせめてこんな時代で
この風景けしきだけは愛と呼ばせて

『三原色カタルシス』

「いつか忘れてしまうなら」と歌いながら、首をぶんぶんと横に振るぺいちゃん。忘れたくない、忘れないよと、抗うように強く首を振るぺいちゃんが、今日一番の風景けしきだった。

私も忘れたくない、忘れないよ、と思った。
(だからこうして、書いてる)

「愛と呼ばせて」の後の跳躍の高さと力強さに"魂"を感じた。
「笑いかける」頬を小さく叩く、「笑う」って歌詞のときぺいちゃんがいつもやる動き。どんな表情をしててもそれを見ると「あぁぺいちゃんの心が笑ってる」って感じる。分かる。
「いつもそばに」吸い込んだ息を全部吐き出すような歌い方、なんて言ったら良いか分からないけど強い意志というか「気持ち」を感じる歌い方だった。
その後の「弱い弱い弱い僕だけど」でも首を振っていて、強くあろうとする、そのぺいちゃんの姿にまた胸がぎゅっとなった。

『三原色カタルシス』が終わってすぐ『ノスタルジスター』のイントロがかかる。その瞬間前の人が泣き崩れたのが見えて、それもまた曲の世界観に没入する一因になった。
「一人で生きていけるなんて飛び出したのに 結局僕が求めてるのは他でもない人のぬくもり」
さっきのMCでの「孤独」の話を思い出して、それとこの歌詞とを重ねずにはいられなかった。

「忘れない帰り道」ミキ紅が歌う横で泣き笑うぺいちゃんを見た。
「手を繋ぎ歩く道はコンクリートで固まり」歌いながら気持ちがこみ上げているのが見て分かって、手をペンライトをぺいちゃんに伸ばした。
「母の手の温もりは」涙を流すぺいちゃんと、ぺいちゃんに優しく笑いかけるミキさん。ミキさんの視線に気づいて、ぺいちゃんにも笑顔が戻る。ぺいちゃんの横にミキさんがいてよかったなって、今はもう孤独じゃなくて良かったなって、心底思った。

「消えてしまうなんて僕には想像できない したくない さよなら」「さよなら」「誰かを愛しその心に居場所をつくりたい」
泣きそうになりながらも、最後まで歌い切ったぺいちゃん。強くて優しくてあたたかくて、素敵だった。

『ノスタルジスター』を歌い終えて、ミキさんが「あんたの居場所、ここにあるよ」ってぺいちゃんに言って、「逆もそうだよ。あんたたちの居場所、ここにあるよね」って客席に語りかけてくれて、ぺいちゃんの胸をトントンと叩いた。
本当にこのひとは、すごい歌詞を書くなぁ。人の気持ちにぴったりと寄り添う歌詞。誰のことも置いていかない人。

ミキさんが「後半は未来を感じるセトリで、未来を想像しながらパフォーマンスした。(想像した未来で)みんな一緒にいたよ。この先20周年、30周年と一緒にいるんだなあって思ったら嬉しくなっちゃった」とニコニコしていた。
「私は今日で10年を迎えて、二丁魁は今年の5月1日で12周年を迎えるけど、その12周年を今ここにいる人にいてほしいなって。20周年も30周年もいてほしいなって。私はこの10年、ここにくるまで私達はたった一度の出会いがあって、でもたった一度の別れもたくさん経験してきた。別れは何度経験しても寂しいことで、5年先も10年先も、誰ひとり別れたくないなあって心の底から思います。だからみなさん、私が時には失礼なことを言うこともあるけど、別れないでいてください」
ぺいちゃんは泣きながらそう話してくれた。
笑うミキさんと泣くぺいちゃん。"あるある"の関係だ、って思った。

ミキさんが「yesterday(the once more)の『誰一人消えないで』って歌詞、毎日思うよね」と言っていて、ぺいちゃんの(ぺいちゃんだけじゃないけど)気持ちに寄り添う歌詞がたくさんあって、本当に二丁魁の歌詞ってすごいなぁと、今日だけでも何度思ったか分からない。
このミキさんのコメントが次の曲の匂わせだとは全く気付いてなくて、このあとぺいちゃんが『yesterday the once more』のタイトルコールをしたときに「ミキさん、ズルいなぁ!」となって笑っちゃった。

『yesterday the once more』のイントロ、ぺいちゃんが筆村さんに投げキッスしてて、筆村さんも投げキッスし返してたの2人とも可愛かった。

「綺麗なあの青を咲かせてくれた」
ぺいちゃんの綺麗な歌声。この歌詞を聴いて『咲顔えがお』を連想する歌詞だなって思ってたから、この後『咲顔えがお』をやるってなったときはびっくりしたし嬉しくてニンマリしちゃった。

『yesterday the once more』ではぺいちゃんもミキさんも、何度もメンバー同士で何度も目を合わせてたのが印象的だった。
ミキさんのオチサビ「でも大丈夫 僕らもう出会えたから」を途中からぺいちゃんも一緒に歌って、ラスサビを歌いながら泣き顔になっちゃうぺいちゃんに「ぺいちゃん~~~~~」ってなった。
「忘れないで覚えていて」本当に人柄がにじみ出る歌だし、"気持ち"で歌ってる人だった。「忘れないで」って歌われる度に忘れないよ、書き残すよ、という気持ちになる。

「一緒に叶えたこの景色は忘れないから」
さっきの『三原色カタルシス』で「いつか忘れてしまうなら」に首を振ったぺいちゃんのための歌だった。

後奏のジャンプのとき、ぺいちゃんが舌ペロ&指で猫耳つくっててハジケギャルカワ〜〜ってキュンキュンした。

曲終わりにキラキラした顔で「この曲があって良かった、二丁魁があって良かった!」って言ってて、ぺいたんのときも「二丁魁があって良かった」と言っていたのをすぐ思い出したし、あの日と重なる言葉にまたグッときちゃった。

「かけがえのない存在だからこそ、欠けないでください。私には、ひとりひとり、あなたが必要です」
今日切実な表情をしていたのって、全部この気持ちを歌ってるときだったなぁと思う。泣いたり泣きそうになったりしながら、何度も繰り返し繰り返し伝えてくれていた気持ちを、改めて言葉にしてくれた。

「かけがえのない」って言葉、代替のきかない特別なもの、という意味で日頃普通に使うけど、そこにどんな漢字を当てるかって普段意識したことなかった。本当は「掛け替えのない」と書くらしい。そこに「欠け替えのない」という字を当てて「欠けないで」と続けて言うの、ぺいちゃんの気持ちがダイレクトに伝わってきた感じがして、なんだかあまりにもすごかった。
言葉は気持ちを伝えるためにあるけれど、伝えたい気持ちにぴったり重なる言葉ってなかなかないし、そういう言葉うまく選べなかったりする。
「欠け替えのない」「欠けないで」はぺいちゃんの気持ちの芯の部分がそのまま伝わる言葉だった。

「私は10周年を迎えましたが、5月1日に、グループとして12周年を迎えます。これからは私自身の数字ではなく、グループとして、二丁魁の一員として、12年13年14年15年20年30年とゲイアイドル・二丁目の魁カミングアウトを続けていきます。なのでみなさんもおなカマを続けてください!」
これでライブ終わりかと思ってたらまだ終わらなかった。
「今日のセトリを考えているとき、ミキティーが『ぺいちゃん、あの大切な曲は、咲顔えがおは歌うの?』と聞いてくれて、私は『歌いたい』って言ったんですね。以前の私、それこそ10年前の私なら『いいです』って断ってたと思うんだけど、今年は書初めでも【攻】と書いたし、グループの2023年の姿勢としても、貪欲に、欲張りにいきたいと思って。だから10周年という特別な日に、私の宝物の曲、ミキティーが作ってくれた『咲顔えがお』を歌いたいと思います」
自分の気持ちをひとつひとつ丁寧に教えてくれるぺいちゃんが優しくて嬉しい。

咲顔えがお』はアレンジが2種類(バラードorアップテンポ)あるのだけど、今日は明るく楽しいアップテンポな方だった。うん、そっちだろうなと思ってた。
3人もその場に残って、一緒にクラップしたり、ミキさんはコーラスで入ったり。
前回見たときは1人で歌うぺいちゃんとミキさんの声だけが聞こえてたから、こうしてメンバーもいる前でぺいちゃんが幸せそうに歌う光景がとっても嬉しかった。

曲間の「ポウ!」って言うところ、前回は初見だったから合わせられなかったけど、今回はタイミングを揃えてペンライトを縦に振った。

「大好きな人に会いに行こう」を歌いながらぐるーっと一周回って、客席もメンバーも一緒くたに「大好きな人!」ってニコニコしてたのが可愛かった。

ぺいたんで2回歌ってくれたときも嬉しかったけど、まさかこんなに早くまた見れるとは!って驚いたし嬉しかったし、それをこんなにも近い距離で見れたこともすごくすごく嬉しかった。

特典会

ぺい「みかんさん、良いところで見てたじゃないですか😏」
🍊😳💦💦💦←テンパって何も言えてない
📸ぺいソロ
ぺい「いっぱい泣いちゃった〜」
筆「(ヘアアクセを見て)黄色いお花だ~!」
紅「服もぺいさんカラーじゃないですか~!」
🍊😳💦💦💦←後ろの2人の声も聞こえてるけど返す余裕がない
📸ぺい2S
🍊😳💦←ようやく少し落ち着く
🍊「あの、10周年おめでとうって気持ちと、でも私はまだ1年弱しか推していなくて。それを卑屈に思ったりはしないんだけど」
ぺい「うんうん」
🍊「だけど、次の10年後は、ちゃんと『10年推しました』って、20周年で絶対言いに来たいと思ってます」
ミキ「おおー。素敵!」
📸ぺい2S
🍊「っていうのをライブ前から伝えたくて……ライブ見てMCとか聞いて、ああやっぱりこの気持ちを伝えたいなって」
ぺい「私たち、出会うべき時に出会ったんだから。これから先の方が長いんだから、よろしくね。ありがとう!」
🍊「ありがとう~~」
みんな「ありがとー!」

ミキさんのG.A.Yうちわ写り込みエモ

本当はピンチェキ撮ってる隙に「あけおめ」言おうと思ってたんだけど、自分の順番が近づいてきた時点でテンパり具合が限界になっていたため開幕何も言えませんでした!
でも筆紅が褒めてくれてる言葉を背中で聞いてたら少しずつ落ち着くことができて、2ショットのときは言いたいことが言えました。良かった。

10

それから、ぺいちゃんが言ってくれた「出会うべき時に出会った」という言葉、あれ?なんか既視感ある言葉だな?と感じていたら、私がぺいちゃんの生誕ライブのレポに書いた言葉そのまんまでした。

私は推しの過去を知らないことを寂しいとは思わない。もっと早くに出会いたかったともあんまり思わない。もっと早くに出会えていても推していなかったかもしれない、とすら思う。私は推しとは出会うべきタイミングで出会うものだと思ってるので。
推しの過去に興味がないとは言わないが、それよりも大切なのは出会ってからの「今」だ。
ただ、長いなと思った。『ノスタルジスター』を見ながら。
10年、続けるって、長くて、シンプルにすごいことだ。

ぺいたんレポの『ノスタルジスター』の感想

年末にレポを投稿して、書く前に「楽しみにしてる」とも言われたし書いたよとも伝えてあって、読んでくれているだろうとは思ってたけど、こういう形で読んだことを示唆してくれるとは思っていなくてびっくりした。
その言葉を書いた私にしか伝わらない、秘密の暗号みたいな言葉で、めちゃくちゃ嬉しかったな。

私の話を聞いてくれてるときのぺいちゃんの表情が、こうしてチェキとして手元に残ることがとても嬉しい

ライブ前、というかこの日のライブが決まってからずっと、アイドル10周年っておめでたいな、お祝いしに行きたいな、と思いつつも、1年弱しか推していない自分はそこの当事者から少し外れているような気持ちも少しあって。
もちろん、10年続けてくれたからこうして出会えて、そのことに対して感謝と「おめでとう」という気持ちは絶対にあるんだけど。
うーん、なんていうか。ぺいちゃんをお祝いするたくさんのおなカマの輪の中の、端っこの方でお祝いするみたいな。そんな気持ちがあったんですよ。
これがぺいちゃんが言ってた「引け目」ということなんだろうな。

そういう気持ちの中で、どうやってお祝いの気持ちを伝えようかと考えていて、ライブ前に浮かんだのがこの「10年後に『10年推しました』って言いに来る」という言葉でした。
それは私なりに引け目に感じている気持ちを打ち消すための、うまいこと消化して「おめでとう」を伝えるための言葉だったのだけど、それを伝えるより前に「引け目に感じなくていいんだよ」とステージ上で言ってくれたこと、こういうオタクもいるって分かって汲み取ってくれていることが嬉しかった。

そして今日のライブを見た結果「引け目に感じなくていいんだ」と思えたけど、改めて「いなくならないよ、10年後もまた『おめでとう』を言いに来るね」という気持ちを伝えたくなったから、ライブ前に決めた言葉と同じ言葉を、でもちょっと違う意味を持って、そのまま伝えました。

同じ気持ちで嬉しかったな。

おしまい。

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