アントロポモルフィズムの真意

我々は、我々としてこの世に出るまで、ある選択をした。ある選択をした。人間として世に出る選択である。しかし、多くの人たちは、
人間はこの地球においては最も高等な知能を持つ生物であり、その感情や思考の中の神秘は素晴らしいものがある。よって、人間として生きることが最善の策である。
と言うことを思った筈である。しかし、それらの考えはいずれも人間が作り出した空虚な概念に過ぎず、自然や世界(宇宙を含む)を第三者の視点から普遍的(人間の価値観における普遍性でなく、もっと自然的なそれ)なかん方(自然において普遍的と言うのは同時に変則的と言うことでもある)をしてみれば、全く別の解答が得られるであろう。もっとも、得られないと言うことを得られると言う回答になるかもしれない。
つまりは、我々は、我々以前にそうした普遍的(変則的)かつ超常的な本能に基づいて我々を選び取ったのである。
そうした意味では、我々が我々たる運命であるといえる。
あなたたちにその自覚があるかはわからないが、我々はその運命の成り行きに沿って生きているのである。要するに、あなたたちが自由と思っているのはあなたが生まれた時から決まっていた束縛であり、あなたがどうしようと、それらは変わらない。それでさえも、神にとっては計算済みであり、あなたはそう言う束縛の中で死ぬ。
よって、我々にできることは皆無であるといえる。しかし、素晴らしいのは我々が総じて人間形態主義者であることである。それは、一種の恩恵であり、それを甘受するすることが最善であろう。

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