見出し画像

少数精鋭のチームで成し遂げたい未来

少数精鋭(しょうすうせいえい)
→ 数は少ないが能力に優れた集団。

まさに私の理想とするチームや組織の形が少数精鋭であることだ。

その準備は着々と進んでいて、AIがそれを一気に後押ししてくれることを日々痛感できるようになった。

かつての少数精鋭のメリットとデメリットとして一般的に挙げられていたのは、下記のようなものだ。

メリット

  • 敏速性

小さなチームは意思決定と実行がはやく大きな組織のように多くの承認プロセスを経る必要がない

  • 一体性

チームメンバー間のコミュニケーションが密で一体感が強い

  • 専門性

メンバーが各自の専門領域に深く集中できる

デメリット

  • リソース

小さなチームは大きな組織に比べて利用可能なリソースが少ない場合がある

スケール

  • 小さなチームが大規模なプロジェクトや問題に対処するのは難しい場合がある

リスク

  • メンバーが少ないと一人が離れるだけでチーム全体に大きな影響を及ぼす可能性がある

このデメリットの部分が限りなく小さくなっているのを実感している。

目指すべき場所の変化

一時期、スタートアップが盛り上がっていたときの傾向として、資金調達をいくらしてといったことが取り上げられることが1つのステータスになっていたように思う。

とりわけ、テック系と呼ばれるスタートアップは、日本のみならず海外でも大きく資金調達したことが話題になる傾向が強かった。

stak, Inc. もテック系のスタートアップなので、CEOである私も目指していた場所の1つだったように思う。

正直、憧れを抱いていた部分があったことは否定できないし、ピッチに頻繁に出ていた時期もある。

そして、ありがたいことにピッチでは優勝させてもらうこともあったし、資金調達を行うこともできた。

ただ、どこかピッチに出ることや資金調達を行うことが目的になっていた自分がいたことは否めない。

なにが言いたいのかというと、本気でちょっと便利な電球であるstakを拡めようと熱量高く動き回っていたのかというとズレている気がするということだ。

ここは、私自身が大きく反省するところでもあるのだが、来るべきタイミングが来るのを待っていたという言い訳をさせてもらいたい。

というのも、ようやく全てが噛み合ってきている実感があるからだ。

改めて宣言させてもらうが、stak, Inc. は時代の変化に合わせて導き出した最適解の技術と大胆かつ繊細なノリで、究極の心地よさを生み出すことを約束する。

と同時に、少数精鋭のチームで利益の最大化を図っていく。

スタートアップの定義

少数精鋭というテーマだと、どうしても切り離せないワードがスタートアップになってしまう自分がいる。

ということで、スタートアップについて掘り下げてみる。

そもそも、スタートアップとは一般的に新興の企業や事業を指す用語である。

革新的な製品やサービス、または新しいビジネスモデルを通じて急速な成長を目指すことをミッションとしている。

そんなスタートアップの主要な特性をいくつか挙げてみると下記のとおりだ。

革新性

スタートアップは新しい技術や革新的なアプローチを用いて市場に新製品またはサービスを提供することが多い。

成長志向

スタートアップは通常、事業拡大と急速な成長を目指している。

そのため、従来の小規模ビジネスとは違い、リスクをとる意欲と大胆な戦略が特徴的だ。

調達資金

スタートアップはしばしば外部からの投資を必要とする。

初期の資金調達ラウンド(シードラウンド、シリーズA、シリーズBなど)を経て、多額の資金を集めることが多い。

不確実性とリスク

スタートアップは新市場に参入したり、確立された市場に新製品を投入したりするため、多くの不確実性とリスクを抱えている。

これは失敗率が高い一方で、成功した場合には大きな利益を生む可能性があることを意味している。

スケーラビリティ

スタートアップのビジネスモデルはしばしばスケーラブル(規模拡大可能)であることが求められる。

つまり、比較的小さな初期投資で大きな成長を達成する能力を持っていることが期待されている。

このような特性を持つ企業を一般的にスタートアップと呼び、せっかくなのでそれぞれをもう少し深ぼっていこうと思う。

stak, Inc. のCEO 植田 振一郎が語るスタートアップの形

まず、革新性についてだ。

そもそも、スタートアップを立ち上げるということは、他の人とは別のことをしようというマインドがあるからだ。

そして、失敗するために立ち上げる人はいないので、成功を夢見て立ち上げるのが通常だろう。

となると、必然的に革新性が生まれるし、成長志向の高い人が多くなるのは、まさにそのとおりだと思う。

そういった人たちは確かにスタートアップ以外にもいるのだが、やはり覚悟が違うというところはポジショントークだと言われたとしても主張しておきたい。

それ故に、不確実性とリスクが高いことも理解できる。

私と同様にデバイスの開発を伴うスタートアップを始めたいと思っている人がいるならば、間違いなく一度は止めると思う。

少なからず私が経験したことは参考になると思うし、その上でも始めるというのであれば止めないが、それほど難しさを経験している。

具体的な難しさは、思っている以上に時間とお金を費やすということだ。

だからこそ、スタートアップには資金調達とスケーラビリティが求められるわけだ。

そして、スタートアップの資金調達に関しての状況は、ここ数年で大きく変化している。

かつては、VCと呼ばれるベンチャーキャピタルからの資金調達が主流だったが、近年では個人投資家からの資金調達がより増えている傾向がある。

また、IPOと呼ばれる株式公開やM&Aによる資金調達も増えている。

このような変化の背景には、いくつかの理由があるが、最大の理由はスタートアップの市場規模自体がが拡大しているからだろう。

スタートアップの市場規模は、ここ数年で急速に拡大しており、2022年には世界で約3.6兆ドル(約504兆円)に達すると予測されている。

この市場拡大に伴い、スタートアップへの投資も増えているというわけだ。

それ以外の理由として、スタートアップへの投資が容易になっているという背景もあるだろう。

かつては、スタートアップへの投資は、上述したとおりVCと呼ばれるベンチャーキャピタルなどの専門家が行うことが一般的だった。

ところが、近年ではインターネットやクラウドファンディングなどの普及により、個人投資家でもスタートアップへの投資が容易になっている。

そして、スタートアップの資金調達は、今後も大きく変化していくと考えられる。

それは、スタートアップの市場規模が拡大し、投資が容易になることで、スタートアップへの投資はさらに増えることを意味している。

さらにスタートアップの資金調達は多様化し、スタートアップにとっては大きなチャンスとリスクの両方が入り交じるわけだ。

いずれにせよ、スタートアップは、資金調達の機会を活用し事業を成長させていく必要があることは不変だ。

まとめ

私は社会人になってからスタートアップでしか経験がない。

いわゆる大手企業とは無縁の人生を歩んでいる。

そんな私が話をさせてもらう機会があると、決まってどっちで働くことがいいのかを聞かれる。

その答えを私は持っていない。

なぜなら、大手企業と呼ばれる大企業で働いた経験がないから比較のしようがないのである。

だから、完全にポジショントークになってしまうが、私にとっての経験はスタートアップで培ったものでしかない。

今の私があるのは、そんなスタートアップでの経験があるからだ。

そして、少数精鋭のチームで目指したい場所が明確になった。

そうなったときの一点突破がどれだけ強いかを私自身がよく知っている。

もちろん、いい結果を手に入れるために動き回るだけなのだが、その先にはなにものにも代えられない達成感というか高揚感があることも知っている。

結論、スタートアップで経験を積むことはオススメでしかない。


【Twitterのフォローをお願いします】

植田 振一郎 Twitter

株式会社stakは機能拡張・モジュール型IoTデバイス「stak(すたっく)」の企画開発・販売・運営をしている会社。 そのCEOである植田 振一郎のハッタリと嘘の狭間にある本音を届けます。