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#2 エンジニアリングマネージャーから見たスターフェスティバルの変化とこれから【STAFESおくのほそ道】

「STAFESおくのほそ道」と題しまして、「スタフェスで働く人たちってどんな人なの?」をテーマにお届けしていきます!

これはソフトウェアエンジニアの吉藤がホストするPodcast、Radio STAFESのシリーズ「STAFESおくのほそ道」の公開と合わせて、一部内容を記事化しています。

ソフトウェアエンジニア 吉藤

第2回目のお相手は、こんぺいさんです。

エンジニアリングマネージャー 近藤

話し手
近藤 心平(エンジニアリングマネージャー)

経歴
複数の会社でWEBアプリやスマートフォン向けゲームアプリの開発を経て、2017年にスターフェスティバル入社。
入社後、社内システムやデータ基盤の開発を2年行い、現在はごちクルチームでTechPMとEM(エンジニアリングマネージャー)を担当。


「ごちクル」の楽しさとやりがい

吉藤:
5年目ということで、スタフェスのそれもエンジニアの中だと、もうだいぶ古参になるのかなと思うんですけど、Tech PMとかエンジニアリングマネージャーとか、責任ある立場として、現在、ごちクル(スタフェスのメインとなるプロダクト)の担当をされています。
どんなことが楽しいとか、やりがいを感じるようなことがあれば、紹介いただけますか?

こんぺい:
楽しいことはいっぱいあるんですけれども、まずエンジニアとして楽しいのは、スピード改善みたいな施策をした時に、ちゃんとそれが数字になって価値としてプロダクトに出てくるっていうのは嬉しいところではあります。
他の所で言うと、ごちクルってプロジェクトは Web 上のごちクルというアプリケーションだけではなく、リアルで弊社営業がお客様のもとへ行って受注してきたりであるとか、そういうのも含めてごちクルなので、 Web だけでなくて広い世界で仕事ができているっていうところにすごく楽しいことがいっぱいです。

吉藤:
ソフトウェアエンジニアっていう仕事柄、 Web の世界に閉じちゃうようなことも起こり得るかと思うんですけど、アナログの食事を提供するっていうところに広い範囲で関わっていけるっていうところがすごいひとつやりがいなのかなっていう風に今聞いて思いました。楽しそうですね。
スタフェスの中で、規模の大きいプロダクトだと思うので、やりがいももちろんあるんだと思うんですけど、プレッシャーを感じることなんていうのも結構あるのかなと見てて思うんですが、その辺りいかがですか?

こんぺい:
プレッシャーを感じることもいっぱいありますし、インフラ系のアラート(リクエストが急増して、アクセスを捌けなくなったサーバーがダウンした等)が上がってきたら、いつも胸がヒュンってなっています(苦笑)
あとはいい意味でのプレッシャーでいうと、例えば、自分がやっている施策とか開発とかが価値のあることだと思ってやってはいるものの、実際なかなか数値に表れないこともあって。何がダメだったか考えてアウトプットしなきゃとか、それこそ数値目標も達成しなきゃいけないのに届くかどうか微妙…みたいな時とかは、「じゃあ何をやろう?」「次はどうすればいいんだろう?」を考えてやっていくんですが、楽しい反面、すごくプレッシャーを感じています。

吉藤:
いいですね。ごちクルのように、走り出してある程度経ったプロダクトだと、メイン目標が ”機能を開発する” ではなく ”数字を追っていく” という楽しさもありながら、プレッシャーも感じるということですね。

こんぺい:
(ごちクルのような)スタフェスでのメインのプロダクトだからこそ、できること・やらなきゃいけないことっていうのがいっぱいあるので、プレッシャーも感じるんですけど、スタフェスの顔なので、もっと大きな顔ができるように育てていくのは楽しいところですね。

エンジニアリングマネージャーに挑戦して感じた、難しさ

吉藤:
今年からエンジニアリングマネージャーをされているということなんですが、エンジニアリングマネージャーになった経緯を教えていただいてもいいですか?

こんぺい:
もともとスタフェスは、エンジニアリングマネージャーのポジションの人っていなくて。前までは、エンジニアの数が少なかったので、みんなが横一線で誰かが誰かをマネージメントするみたいなのがなかったんです。エンジニアが増えてきたタイミングで、ごちクルのTech PMをずっとやってたこともあり、お話をいただいて、自分がやってみたいポジションでもあったので、やらせていただいているという経緯です。

吉藤:
そうですよね。周りのメンバーからもすごく頼りにされていて、自然とそういう立場になりつつあったのかなと思ってました。

こんぺい:
年齢的なものもあったのかなと思います。年齢の話だと自分もまだ若いつもりでやっていますが(笑)年下の方が多かったのかなと思います。

吉藤:
エンジニアリングマネージャーとして1年経ったかと思いますが、今年やってみていかがでしたか?

こんぺい:
難しいですね。Tech PM やってる時は、良くも悪くも一緒に楽しく仕事をしていればよかったんですけれども、エンジニアリングマネージャーになって、「そのチームがどれだけ質の高いアウトプットを出せるか」というところが大事だと思ってやってみています。
仲良しこよしはダメだと思うんですけども、かと言って威圧的なのも違うと思うし、いろいろ試しながら、出来てるのかな?っていう疑問の連続です。
あと、フルリモートでやっているので顔を合わせることはなく、会話はたくさんありますけれども、声だけだと微妙なニュアンスが上手く受け取れなくて、(チームのみんなに)ストレスを与えてしまったのかなとも考えています。反面、チームのみんながバリューを出してくれているので、チームとしてすごくいいなと思っています。自分自身はもっと成長していかないといけないなとも強く思っています。

吉藤:
なるほど、いいですね。新しい挑戦だなっていう感じがします。やっぱりテキストのコミュニケーションの難しさとかはリモートワークが行われるようになってからは、世間でも度々囁かれていますけども、こんぺいさん、エンジニアの中でも一番フランクに話される方だと思うので、仲良しこよしじゃダメというのは難しいところではあるんですが、こんぺいさんがそのフランクさを一歩引っ込めているところを想像すると切なくなりますね。

こんぺい:
引っ込めてるわけじゃないですけどね。僕自身、対話型のエンジニアなので、会話はするんですけども、(チームに)なんでも話しすぎてたなとは思うので、話す内容を変えたんです。その人とのコミュニケーションの回数は変わってないです。

吉藤:
エンジニアリングマネージャーとして1年経ったわけですが、この後どういうチャレンジをしたい!といったような展望があったりしますか?

こんぺい:
そうですね、もちろんエンジニアの人と話す機会が多いんですけど、社内のエンジニア以外の人と仕事する事も結構多くて。
やっぱりエンジニアの仕事のやり方って、効率的であったりとか、理にかなっていたりするところって多いので、「僕らエンジニアはこういう風に仕事するよ」っていうのをエンジニア以外の人にも伝えていけたらと思います。

エンジニアってモノをつくって語るというか、自分から「これすごくない?」って言う人ってあんまりいないので、つくったプロダクトをどう素晴らしいのか伝えていける人になっていきたいなというところです。
それができると、チームのみんなが楽しく仕事できると思っています。エンジニアだけじゃなくて、プロジェクト全体で楽しく仕事ができるようになって、シナジーが生まれていくと信じているので、プロジェクトを良くするような行動をしていきたいなと考えています。

吉藤:
エンジニア以外の方との関わりで言うと、特にエンジニアのみなさんは謙虚なメンバーが多いと思いますので、なかなか自分がやったことを「これやったぜ!」と大声で言いづらいかもしれないんですけど、こんぺいさんがそういう声をエンジニア以外の方にも届けてくださったら、すごくいいプロジェクトになるんじゃないかなと思いました。

「プロダクトを通じて、お客様に価値を届ける」開発組織へ変化

吉藤:
こんぺいさん、入社して5年ということなんですが、最初に申し上げたようにスタフェス内では古参かなと思います。(スタフェスの)いろいろな変化を見てこられたと思います。率直に、今のスタフェスに対して、どういう風に思いますか?

こんぺい:
すごく良くなってきたなと思います。前が悪かったわけではなくて、自分たちで考えて良くしてきたなっていうのをすごく感じているんですよね。特に今は、エンジニアがプロダクトに関わることが多くなったんです。というのも、プロダクトを”つくる”だけではなくて、企画の段階から入ることもあるし、どういうところで価値を出せるかっていうことを、エンジニア自身で考えることもあるんですよね。本当にこれはやるべきかどうか、プログラムを書く以外で悩むことってすごく多くなってきたんですけども、それも含めて自分たちが「プログラムだけ書いていればいいでしょう」というマインドではなくて、「プロダクトを通じて、お客様に価値を届ける」っていうところを意識できるエンジニア集団になってきている所はすごく良いですね。

吉藤:
そうですね。僕もそれはすごく感じますね。僕自身はスタフェス歴5年も経ってないですけれども、最近の変化としてはやはりそういった、プロダクトに強く関心を持ってやれているなというところがすごくいいなと思います。「なぜこの機能を開発してるのか」というところを全員で共有した上でコミュニケーションがとれていますし、そのリリースのサイクルをいかに改善していくかというところも意識しているので、そういうマインドは良いと思います。
今のスタフェスをどう感じるかについて伺いましたが、一番変わったなって思うこと、何かありますか?

こんぺい:
エンジニアの会話が増えたなあと思います。
エンジニア同士の会話だけではなく、エンジニア以外の方との会話、ステークホルダーの人との会話も増えたなあと思っていて。僕が入社した頃って一人ひとりが机に向かって集中してタスクをこなしていく、いわばタスク消化型だったんですけれども、プロダクトファーストになってから、課題に対して解決していくことが増えて、自ずといろいろな人との会話が増えたんです。結果、話しやすいエンジニア集団になったんですよね。昔は正直怖かったと思うんですよ、ずっとパソコンに向かってカタカタしている人たちの印象で(笑)それが一番変わったと思うところですね。

吉藤:
確かに会話はすごくしていますよね。エンジニア間でももちろん話しますし、なるべくエンジニア以外の人も気軽に入って来られるようなやり方で、普段のコミュニケーションを意識していますよね。今、エンジニア目線で話してもらっていますが、エンジニア以外の方の目線でもここ(おくのほそ道)で話してほしいなと思っているので、いずれ聞いてみたいと思います。

これからのスターフェスティバルへの思い

吉藤:
最後に、今後スタフェスどうなっていって欲しいか、思いや展望がありましたら、お話しいただきたいです。

こんぺい:
今も十分楽しいので、今のままいけばいいのかなって思う反面、変化がないと成長はないんですよね。個人的には、成長がないとお客様の為に出来る事って、限られたことっていうか、決まったことしかできないと思っています。
スタフェスは今、エンジニアだけではなく他の職種も含め、人が増えてきていて、新しいサービスであったりプロダクトができてきてっていう変化の中にいます。それをうまくいい方向って言うとすごい曖昧な言葉にはなるんですけれども、「プロダクトを大きくする」、「新しいものを世に出す」っていうところ、もっと頑張っていければいいなっていう風に考えています。

吉藤:
そうですね。そのためにはまだまだ改善するところはたくさんありますね。
本日は、スターフェスティバル の近藤心平さんと一緒にお届けしました!こんぺいさん、ありがとうございました!

こんぺい:
ありがとうございました!


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編集者から

最後までお読みいただきありがとうございました!

マネジメントの話。
マネージャーとメンバーとの距離感に悩んだ瞬間って、みなさんもご経験あるのではないでしょうか。

筆者は、学生時代の部活で部長になったとき、人事として新入社員の研修や育成を担当したときに似たものを感じました。
「自分がしっかりしなきゃ」とか「緊張感のある雰囲気を作らなきゃ」とかを考えて、どう接したらいいか悩んで、仲良くしたいのに自分からのコミュニケーションがどんどん減っていって。
幸い、会話とお酒が好きなので、よく有志で飲みに行ったおかげか、わかりやすく距離を置かれたり怖がられたりはなかったんですけど。

こんぺいさんの「話す内容を変えただけで、コミュニケーションの回数は変えてない」って、めちゃくちゃ理想ですよね。(当時取り入れてみたかった!)
自分で振り返りながら実践し続けている姿勢が、本当に素晴らしいと思いました。

変化の話。
「変化なし=成長なし」ってよく耳にしますが、筆者もスタフェスに入ってから、すごく感じています。
社内の誰かと会話をするたびに、誰もが常に「よりよいもの/ことにするために、自分は何ができるか」を考えて動いているんですよね。
お客様であったり、プロダクトであったり、チームマネジメントであったり、一つ一つの作業であったり、ベクトルは様々なんですけど、とにかく熱量が高い人が多いです。(話していて時々脳みそ溶けます)

ここでも、「誰かが じゃなくて 自分が」というスタフェスのバリューが浸透しているんですよね。
これからも、考え続けるし、変化し続けるし、成長し続ける集団でありたい!ある!

そんなことを考える回でした。

スタフェスおくのほそ道、まだまだ続きます!
お見逃しなく!

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