【SNS×ChatGPT】即実行!SNS運用でのChatGPT活用アイデア ~テキスト編~
「ChatGPT」がリリースされて以降、ビジネスシーンで活用する方も増えてきています。上手く活用できれば業務の効率化や生産性向上にもつながるChatGPTですが、企業のSNS運用での活かし方はあるでしょうか?
企業のSNS運用担当者は、複数のSNSアカウントを運用していたり、マーケティング全体を見ている等、さまざまな業務に追われて多忙の方も多いと思います。
今回はSNSマーケティング業務の効率アップのために、X(旧Twitter)やInstagramなどのSNSアカウント運用にChatGPTを活用する方法をご紹介していきます。
ChatGPT でInstagramの投稿文を作るのはあり?なし?
毎日のように作成することもあるInstagramなどの原稿文を、ChatGPTで自動生成することができれば、工数削減につながりますよね。ですが、ChatGPT でSNSのコンテンツ作成はできるものの、この使い方はあまりおすすめできません。なぜかというと、Instagram運用においてコンテンツのクオリティは「エンゲージメントを左右する重要な要素」なので、効率化を優先すると成果が出にくくなることがあるためです。
ユーザ層の興味・関心を惹くコンテンツを作ることは、SNS運用の鍵です。最終的にコンテンツを作る作業はご自身で行い、それ以前の工程でのヒントを得るためにChatGPTを活用してみましょう。
【ChatGPT 活用例~テキスト編~】
SNS投稿の「アイデア」や「キャッチコピー」を作成してもらう
■プロンプトは具体的で明確な質問を
プロンプトでは、まず冒頭でChatGPTの「役割」を指定して(あなたはプロの〇〇です等)、「制限」を与えます(〇字以内等)。「#」などの区切り記号を入れることで、指示文の構造が分かりやすくなり、指示や条件、情報などを区別することができます。ChatGPTに与える情報が多いほど、より精度の高い回答を得られる可能性が高くなります。
ここで一つの例として、「一人旅の旅行プラン」についてInstagramで投稿したい時、ChatGPTにキャチコピー案を考えてもらうためのプロンプトと実際に得られた回答をご紹介します。
-----プロンプト例(1)-----
あなたは{#役割}です。
以下の{#制約条件}を守り、{#依頼}を実行して、{#形式}で最高の結果を出力してください。
#役割
・プロのインスタグラマー
#制約条件
・文字数は30字以内
#依頼
{#商品の情報}をもとに、Instagramのフィード投稿のキャッチコピーを5個考えてください。
#商品の情報
・商品名:一人旅の旅行プラン
・ターゲット:自分のペースで行動できる一人旅に興味を持っているが、まだ挑戦したことがない30代・40代の女性。
#形式
・テキスト形式
・箇条書き
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【ChatGPTの回答例】
プロンプト例(1)に対する回答
■少ない情報で「#ハッシュタグ」を使わずに質問した時の比較
上記の「プロンプト例(1)」で聞いたことと同じ内容を、区切り記号などを使わずに曖昧に質問してみたプロンプト例と、実際に得られた回答をご紹介します。
-----プロンプト例(2)-----
あなたはプロのインスタグラマーです。
「一人旅」をテーマにしたインスタ投稿のキャッチコピーを5個教えてください。
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【ChatGPTの回答例】
プロンプト例(2)に対する回答
「プロンプト(2)」は、質問が曖昧で、区切りをはっきりとせずに指示が明確に伝えられなかったために、得られた回答はややズレた内容になっています。プロンプト(1)に対しては、「一人でも楽しい旅」「新しい冒険」「心地よい休息」「挑戦と発見の旅」など魅力的なキーワードもありましたが、プロンプト(2)の回答は物足りなさを感じますね。
このように、どのように質問するかによって、ChatGPTからの回答の引き出し方は変わってきますので、上記の「プロンプト(1)」の例を参考にしながら、より具体的に指示を出してみることをおすすめします。
【ChatGPT 活用例】競合のSNS投稿の分析にも活用できる!
SNS運用でなかなか成果が出ないとき、競合会社でフォロワー数が多いSNSアカウントをチェックすることもあると思います。複数の投稿をまとめて見て特徴をつかむのは大変ですが、例えば以下のようにプロンプトに追加してみると、ChatGPTが競合会社の投稿内容を分析して、参考にできる点をまとめてくれます。
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#依頼
以下はフォロワーが多いインスタグラマーの投稿です。これを分析し、投稿における重要なポイントを5つあげてください。
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おわりに
ChatGPTを上手く活用するためには、プロンプトの精度を上げることも大切です。なお、ChatGPTは「対話型AI」であるため、得られた回答に対して、さらに質問を重ねて再回答をもらうこともできます。「その理由を教えてください」「〇について、さらに詳しく教えてください」などと聞いてみて、より深堀りして情報を得ることもできるのです。
SNS運用は結果がすぐ出るものではなく地道な投稿が必要であり、「SNS担当者のリソース不足は多くの企業での課題」ともいわれています。限られた人数と時間でSNS運用をより効率的に行っていくために、ぜひChatGPTを活用してみてくださいね。
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