料理で脳のトレーニング

今日は、「料理で脳トレ」について
書こうと思います。

脳を鍛えるには、
読んだり、書いたり、計算したりという
ドリルでも良いですが、
生活の中で出来るトレーニングとして
おすすめなのが料理です。

料理をしている時の脳活動を調べると、
前頭前野が刺激されているという
事がわかっています。

私は、今まで多くの方と
リハビリをしてきた中で、

「子どもが巣立った」
「配偶者が亡くなった」
という事などをきっかけに

「料理をする意欲が無くなった」
「料理から解放された」
「やっと作らなくて良くなった」
と言われる方に多く出会いました。

私も20年近く言語聴覚士として働き
歳を重ねてきた中で
こう言われる方の気持ちが
少しづつ自分毎として
わかるようになってきたように感じています。

では、まず、人間の脳について
みていきましょう。

前頭葉の大部分をしめる
前頭前野があります。

この前頭前野は、
人間だけが発達した脳の部分です。

前頭前野が最も働くときは、
以下の3つです。

料理は、以下の3つを兼ね備えた作業
①手指を使って物を作る
②読み・書き・計算
③コミュニケーション

　

ピーラーを使った皮むきと
包丁で皮をむくときとは、
脳の活性具合も違い、
慣れた料理を作るだけでは、
脳は活性化しないようです。

日々の料理にちょっとだけ変化と工夫を。

身体を鍛えている方も
いらっしゃると思います。
加えて台所で、脳を鍛えるのはいかがでしょう。

私は、子育てをしているので、
今はどうにかこうにか料理をしていますが、
元々料理をするのがとても苦手なので、
子どもが巣立つと料理をしなくなりそうです。

今の生活の中では、日々毎日が精一杯。
「料理が脳トレだ〜」と思って
嬉々としてやれる余裕はまだないのですが、
せっかくなので、私も日々少し意識をして
できる事をやってみようと思います。

あとは、料理は「楽しい」や「美味しい」
が一番かなとも思います。
たとえ上手くなくても、そんなことも、
大切にできたらいいなぁと思っています。

旅行や外食でも美味しいものも
食べたいなとも思う今日この頃です。

皆さんも、ぜひ、やれる範囲で
お家で楽しく料理で脳トレ
試してみて下さい〜。