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アラフォーで製菓学校に通ってみたら…

私は昨年4月、39才で製菓学校に入学しました。

とは言っても通信制なので、普段は自宅でオンライン学習。
スクーリングは土曜日の週一回だけでした。

家でお菓子など一度も作ったことがなく、恥ずかしながら小麦粉の違いも知らないアラフォーおじさんの私が、一年間勉強して製菓衛生師免許を取得し、おまけに食品製造業に転職したのですから、我ながら大したもんです。

通信課程の受講生は30~40代の社会人や主婦の方が多かったです。
8割が女性で、男性は4名だけでした。

中には提携校からWスクールで来ているという女子高校生もいましたね。
この年になって、まさかJKと一緒にお菓子作りをするとは…!

年齢や性別や経験で特に肩身の狭い思いをすることもなかったです。

製菓実習のお楽しみと言えば、やはり試食。
自分たちで作ったお菓子を歓談とともにいただきます。
お菓子を味わうのも勉強、楽しむのも勉強なのです。

大抵は食べきれず持ち帰りになるのですが、
生菓子のケーキなんかは衛生上持ち帰り不可のため、泣く泣く廃棄行き…
MOTTAINAI…!

座学は衛生学や食品学、製菓理論などを学びました。
教室で授業を受けるなんて大学以来でしたので、出席を取ったりテキストを音読したり、睡魔と戦いながら講義を聴く感じも懐かしかったです。

そもそも、私はなぜ製菓学校に入ったのか。
その理由の一つに「自分っぽくないことをしてみよう」と思ったことがあります。

趣味や仕事など何か新しいことを始めようとするとき、ほとんどの人は「これなら自分にもできそう!」と思うものの中から選択すると思います。

仕事を探している人は、求人内容を見てこれまでの経験が活かせそうだったり、自分が活躍するところが想像できる会社を選んで応募するでしょう。

その逆をしてみようと思ったのです。

自分が絶対に選ばないジャンルって何だろう?
普段、無意識のうちに除外している世界にあえて飛び込んでみたら、
そこで自分は何を見て、何を思うのだろう。

40代目前にして、突如そんな無謀としか言いようのない好奇心と焦りに駆られたのです。
やるなら今しかないぞと。

最近覚えた言葉ですが、
「ミッドライフ・クライシス」という状態だったのかなと思います。

結果的に私は食品製造に興味を持ち、おそらく向こう20年は働くことになるはずの新しい仕事も見つかりました。

セカンドライフと言うにはまだ早いですが、
40代から充実した新しい人生を歩むため、
思い切ったチャレンジをして本当に良かったと思います。

結論。

アラフォーで製菓学校に通ってみたら…
私は新しい世界を知り、新しい自分に出会いました。

新たなチャレンジの先には、想像もつかない出合いや想像もつかない変化が待っていることを私は知ったのです。
何事もやってみるもんですね。

ご清覧ありがとうございました。

皆さまのチャレンジにも素晴らしい出合いや変化がありますことを。

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