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人員削減で突如クビを言い渡されたナオミ。無職になり散歩しかやる気が起こらなかった。気分転換で裏路地へ足を進めるとそこにはスタッフ募集のポスターが貼られた一店。彼女は躊躇なく店のドアに手を掛けた。
仕事内容は保釈金を滞納している奴らを捕まえる。聞いた事も無かった仕事へとナオミは進んでいく事へとなった
平和のかけら#2 ワンダラーオブセレクション
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「仕事はもう慣れた?」
スレンダーは助手席に座っているナオミに唐突に話を振った。
「今聞く事ですか?」
ナオミはバツが悪そうに彼女へ返す。
「そりゃあ、70マイル超える運転なんて久しぶりだからさ」
「前向いてください!」
ハイウェイではない一般道で時速70マイルを超えて運転している中、スレンダーは少し口角を上げ笑みを浮かべている。彼女の言う通り、たしかに久しぶりだ。できるだけ穏便に仕事が
平和のかけら#1 クライシス・キーパー
「全然イメージが湧かないですよ」
「何だよ、デリル。藪から棒に……」
「出身は海兵隊なんでしたよね」
「ああ、そうだとも海兵魂は永遠だ」
州境の片面三車線の大通りはいつもよりも車通りが少なく車内にいる二人の雑談に花が咲いていた。
彼の言葉からは嘘をついているとは考えられなかったが、まったく想像できなかった。ブートキャンプで怒鳴られ、しごかれているイメージしか湧いてこない。鬼教官にゴムボ