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とある主婦のGood job days!~Vol.7~それはイモとピンクの子豚の季節

またハロウィンの季節が近づいてきた。
例にももれずナチュマもハロウィン色に染まり始める。
とっきーは季節のイベントを大切にしてお客様を楽しませる、いつもお客様に新鮮な驚きと美味しさを、がナチュマのモットーである。

とっきーお気に入りの料理人にナチュマの食材を使って惣菜やスイーツを作ってもらっているのだが今年のハロウィンには(かぼちゃのブルブルおばけプディング)と(サツマイモンブランの空飛ぶほうき)という名のスイーツやキッシュや他にも様々な黄色やオレンジの惣菜が並ぶ。

私はこれらの惣菜も大好きなのだがナチュマでこの時期に販売している茨城県鉾田市からきたサツマイモの(山中さんちの赤いほっぺ)が推しイモである。私は美味しいものが大好きな事は何度か書かせてもらったが、高級過ぎてたまーにしか食べられないものより、家族みんながその時期になると一緒に食べれる、つまり庶民的価格でそれでいてとびきり美味しいものが大好きである。
子供が小さい頃からこの時期なると毎二日くらい、家のオーブンにイモを入れ夜寝る前に焼いておく。朝にはまた温めて真ん中だけ切り込みを入れた所にちょっとだけバターを付ける。食べやすくイモは一口サイズに皮の中は取りやすくしておく。すると朝から子供たちは嬉しそうにパクパク焼き芋を食べる。
サツマイモに興味がないトシオは「またか‥‥」という顔をするが、私は決まって
「ママがおばあさんになって天国に行ったとき、母の思い出の味って聞かれたら何て答える?」とわざとらしく子供達に聞く。すると
「焼き芋、でしょ?ただ焼いただけの」と真顔で言われる。

こうなったら焼いただけだろうと何でもいい、母の味はとびきり美味しい焼き芋でいいのだ、厳選したイモを買ってきて笑顔でおいしくなーれとつぶやきながら焼いたのだ。それは立派な母の味なのだと思う。

子どもを持つまで私の中ではハロウィンという文化はなかった。ただ外国で飴だのチョコだのを玄関先でもらうのを映画の中でみるだけの物だった。しかしながら今の時代だ。ハロウィンはただのイモが美味しい季節では済まされない。子供が小さい頃はコスプレをした我が子と街を一緒に歩かされたものだ。

あと、ハロウィンと言えば、クマのプーさんである。その中でもハロウィンを題材にした物語があるのだが、その物語はハロウィンが近づくと毎年かならず親子で一緒に観るのが恒例となっている。
反抗期真っ最中の娘ですら「ハロウィンだよ、プー観ようよ」とDVDを出してくる。私もあのピンクの子豚、ピグレットに出会えた記念すべき物語なのでそのお話が始まるとつい家事の手をとめて見入ってしまう。ピグレットの「どどどどどーしよ~」のセリフからの最後は必ず仲間を助けたり勇気を出して行動する小さな子豚に私は心を打たれ涙が出るほど心をわしづかみにされている。

以前はクマのプーさんやその仲間たちは、ただのキャラクターのぬいぐるみだったのに、子供がきっかけでこんなに大好きになるほどちゃんとプーさんの世界観を知れた事に感謝である。
知ったつもりになっていた自分を反省するほどだ。
「どどどどどーしよ~」といつも自信のない私でもピグレットでも頑張って勇気を出したんだ!と背中を押してもらえるのだ。

だからハロウィンは美味しいイモとピンクの推しキャラを愛でる大切なイベントなのである。

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