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スタートアップに向いている人、向いていない人

スタートアップという言葉は、いろいろな人が捉えたそれぞれの意味で使われています。

イメージや聞こえ方で様々な解釈をされますが、

起業することや創業すること、事業をはじめることをスタートアップとは呼びません。

それは、単なるスタートじゃないかと思います・・・

スタートアップは一般的に、より大きい市場や社会的なインパクトをもとめ、事業を飛躍的に成長させることをいいます。

そうした意識を持った起業家を、スタートアップ起業家といい、そうした事業をスタートアップビジネス/スタートアップ事業といいます。

では、一般的な起業家とスタートアップ起業家では、何が違うのでしょうか。

スタートアップ起業家

スタートアップとは、個人商店やスモールビジネス/コミュニティービジネスのように、できることをでき範囲で成長させていくビジネスとは違い、資金やリソースを投入して、事業を大きく成長させていくモデルのことをいいます。

一般的には、投資などで資金を投下し、そこでビジネスのエンジンとなるベースを作り、そこから投資した金額以上に大きく売上によって投資を回収していくことをいいます。

もちろん、資金を投下して回収できるかどうかは、やってみないとわかりません。
しかし、資金を投下するに値するビジネスモデルを構築し、それを受け入れるマーケットを見つけられれば、事業は飛躍的に成長します。

もしあなたのビジネスに投資をしたいという方がいたら、
あなたは周囲の期待や想いを抱いて、
大きなビジネスにチャレンジしたいと思いますか?


こんな問いにワクワクすれば、それはスタートアップ起業家かもしれません。

一方で、できるだけコツコツとリスクを取らずやっていきたいという方や、自分が手を動かしていることが好きで職人として追求したい方は、スタートアップ向きではないかもしれません。

どちらが良いとか悪いということではなく、起業家の想いやスタイルの違いです。

スタートアップビジネス

また、スタートアップのビジネスは、それに相応しいビジネスモデルが不可欠になります。

個人商店やスモールビジネスの場合、初期投資というリスクを回避することで、売上に対してコストがつきまとい、利益が大きく出にくい構造にあります。

しかしスタートアップでは、一定の投資を行うので、売上の上昇とコストの上昇の上昇カーブが連動しにくいため、一定のタイミングから大きな利益が生まれてきます。

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どんなビジネスをするにも、どんなビジネスモデルを描くのかは大切です。

最初からスモールビジネス型を選ぶと、後から変えることがとても困難になりがちです。

ただ、ビジネスの投資とリターンを金銭だけで考える時代は終わったのではないかと思います。ですから、何が自分にとって投資するに値する資産を持っているのか、誰にそのリターンを返すのかということは大切な視点だと思います。

スタートアップを選択する基準

自分のビジネスがスタートアップに向いているか?

そんな相談を受けます。

私はどんなビジネスでもスタートアップ化はできると思います。

ですから一番大切なのは、

起業家自身がスタートアップの意識を持っているか

ということです。

自分の想いで社会を変えたい
ビジネスで成功したい

そこに向けて、どれだけの情熱をかけて、愚直に取り組めるかどうかは、とても大切です。

仲間や支援者の存在は不可欠ですし、それに伴った資金も必要になってきます。

そうした人を巻き込んでいく責任もあるわけですから、誠実さ、素直さ、変化への適応力など、起業家自身の姿勢がとても大切になります。

応援する人たちにとっては起業家が羅針盤のようなものですから、もちろん起業家自身がサスティナブルな存在であることも大切です。

特に事業が起動に乗る前に倒れたら、そこでビジネスもストップしてしまいます。


起業家も、最初は手足を動かし、また職人であっても構いません。
でも、起業家自身の想いを実現させていくことに集中し、目先の感動やこだわりの一部を誰かのこだわりに委ねていくタイミングが必ず出てきます。

現場に居続けることはできず、

よりプロデューサーのような現場と遠い存在になっていくことを許容できるか、いずれそうなっても良いと思えるか・・・

ここはとても大きな判断基準です。


自分でできる範囲で行う事業を、一般的には「個人事業」と呼んでいます。

会社にしようかどうかを迷ってるという声を聞きますが、スタートアップ思考のある起業家は、その迷いが生まれることもありません。

10代の頃に始めた最初の起業は個人事業から始めましたが、その事業を法人にしてからは、個人事業という選択を考えたことすらありません。


自分でできる範囲を超えて、
多くの人の想いをビジネスとして実現し、
社会をより良い形に変えていく


私はスタートアップ、サスティナブル・スタートアップの起業家やビジネスを応援していきたいと思っています。


今年も、当社(サスティナブル・ストーリー株式会社)は、名古屋市女性スタートアップ・プログラムの運営を行っています。

2020/6/30まで第一期の参加者を募集しています。

ぜひスタートアップにチャレンジしたい方、ご応募ください!

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