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[読書の記録#2] 世界「倒産」図鑑 波乱万丈25社でわかる失敗の理由(著:荒木 博行)

こんにちは。しばまたニンジンです。

会社に入って8年、バイヤーとして色々なモノを購入してきたのに、恥ずかしながら、お金が会社の中でどの様な流れで回っているのかをなんとなーくでしか考えられてなかったんです。新書でかじった程度の知識で満足してました。

取引先の営業から提示される見積価格を下げて貰う為にどうするべきかを色々と考えて活動していたはずですけど、肝心のお金の流れについては、ボヤ~ンとしてました。

それが、商業・工業簿記の勉強を始め、会社で企業会計や財務分析に関する研修を受けたことで、ようやく会社の中におけるお金の流れをキチンと理解しようと意識するようになりました。

勉強している中で、荒木博行さんの「世界「倒産」図鑑 波乱万丈25社でわかる失敗の理由」を本屋で見つけ、「会社ってどんな風に倒産していくのかなぁ?」と気になり、購入しました。

この本の中では、25社の事例を5つの型に分けて、各会社がどの様な経緯で興り倒産に至ったか、そして、その倒産からどのようなことが学べるかを解説しています。

倒産した会社がどの様に倒産へと至ったのかを簡潔に分かりやすく短くまとめてくれている情報を見つけるのって難しいので、出会えてとても良かったです。

更に、この本は、金融・運輸・商社・製造・小売の色んな業種の会社の事例を掲載しているので、製造業の世界しか知らない私が知らない業種の事についても知れて、一石二鳥でした。(1社について詳細に書いてある本を全部読むのは根気いるし、知らない業界だと業界知識の勉強も必要なので、全部読むのにさらに根気がいるし・・・)

この本を読んで、私なりに理解したこととしては、会社・事業・仕事を回していくには、以下の①~⑥が大事で、どれかが欠けると傾くと言う事です。
①事業の需要がどこにあるのかを考える
②事業を通して、お金がどの様に循環しているのかを考える
③顧客との事業に影響を与える外部要因が何であるのかを考える
④定期的に事業を取り巻く環境の変化について考える
⑤人を雇う場合は、社員がどの様に事業について感じているのかを把握する
⑥自分がプレイヤーでない場合は現場の状況を定期的にチェックする

成功よりも失敗してる人の方が世の中には多いのに、人の失敗ってなかなか正面突破では知ることはできないので、こういう本を有効活用するのは大事だなぁと思うので、気になった方は是非読んでみてください。

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