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アウトライナーを楽しむマガジン

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このページはアウトライナーの活用法・Dynalistアップデート情報などのアウトライナーに関する役立つnoteをまとめたマガジンです。私が講師を務めるUdemyアウトライナー講座…
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2020年5月の記事一覧

勝手にDynalist通信#014~4月のアップデート情報・日本語はかわいそうな扱い

**1.Dynalistの4月のアップデート情報が更新 **4月のアップデートの詳細は April Update からご確認ください。 今月も劇的なアップデートはありませんでした。 **2.主な更新その1 「Word count」 **ズームしているアイテム下の、 ① アイテムとノートの中の総単語数 ② アイテムの中の単語の数 ③ ノートの中の単語の数 ④ アイテム数 がカウントされ、画面の下の方のステイタスバーに上記の順番で表示されるようになりま

第九回:リストを動かし続ける

デイリータスクリストに、「その日やること」をリストアップし終えたら、あとはそのリストを使いながら作業に取り掛かるだけですが、その前に少しだけやっておきたいことがあります。 それは、リストの項目をできるだけ「実行する順番に沿うように並べ替える」ことです。一番最初に実行するものをトップに、その次に実行するものを二番目に、といった具合に配置していくのです。 この作業は、デジタルツールなら簡単に行えます。コピペ、ドラッグ&ドロップ、ショートカットキーなどが移動をサポートしてくれま

ストック情報のゆくえは、とりあえずScrapboxへ

この記事はわたくしセムが主宰するUdemyアウトライナー講座の受講生に向けて書かれたものですが、アウトライナーに興味のある方であればどなたでもお楽しみいただける内容となっています。 こんにちは、アウトライナーDynalistをこよなく愛するセムです。 アウトライナーから生まれたストック情報のゆくえ 以前この記事を書いたあとに一時期RoamResearchに恋をしていたのですが、ある日急に冷めてしまいました。その理由はいろいろあるのですが、最大の特徴であるDairy No

piece 6:デイリーアウトラインの運用② 仮アウトラインと仮サマリー

デイリーアウトラインづくりの続き。「デイリーアウトラインの運用① フリーライティング」でフリーライティングした今日のイメージをアウトラインにする。 どういう順番でもいいけれど、ぼく自身はベタ打ち状態のまま見出しをつけていき、後から階層化・並べ替えすることにしている。操作は一度にひとつに絞るのがコツだ。いろんなことを同時にやろうとすると収拾がつかなくなりやすい(まあ、この程度の分量なら同時にやっても大丈夫なのだが、分量が増えるほどこの原則は重要になる)。 フリーライティング

第八回:デイリータスクリストで一日を始める

理想と現実の関係性を確認したところで、実際のデイリータスクリストの運用についてみていきましょう。大きく三つの段階があります。 ・リストを始める ・リストを使う ・リストを終える リストを始める前日の夜、ないしは当日の朝に、リストを作り始めます。 この際、新しいページ(項目)からスタートするのがポイントです。ゆめゆめ前日のリストを使い回すのはやめておきましょう。この点は「リストを終える」で詳しく紹介しますので、心に留めておいてください。 とりあえず、その新しいページに、

piece 5:デイリーアウトラインの運用① フリーライティングする

楽しんで書くデイリーアウトラインづくりはフリーライティングから始まる。 文章について個人的に感じていることがあって、それは力のある文章は楽しみながらでないと書けないということだ。ここでいう「楽しみ」にはいろんな意味があるけれど、必ずしも「楽しいことを書く」ということではない。リラックスして楽に書くということだ。 朝のコーヒーを飲みながらでもいいし、夜ビールを飲みながらでもいいし、湯船につかってiPhoneで書いてもいい。通勤していたときは朝食ついでのカフェでというパターン

第七回:理想は理想的なのだろうか

理想の理想性について考えましょう。 たとえば、理想的な一日を思い浮かべてください。なんだって構いません。私なら、だれにも邪魔されず一日中執筆に時間を使えるとか、あるいは読書に没頭できるとかいった一日になるでしょうか。そのような一日が訪れたら、実に素晴らしい気がします。 では、その日がずっと続いたらどうでしょうか。死ぬまで一生続いたら。 きっと私は退屈を覚えてしまうでしょう。そこにあるのは、単調さであり、常に予測可能な事態です。 あるいは、極端な例を考えることもできます

piece 4:文章を書くようにデイリータスクリストを作る②

6ステップをデイリータスクリストに応用する「piece 3:文章を書くようにデイリータスクリストを作る①」で紹介した文章を書くための6ステップを、デイリータスクリストに当てはめると以下のようになる。Step 4の「読みながら」が「行動しながら」に、Step 6の「書き続ける」が「行動し続ける」になっただけで、あとは同じだ。 【Step 1】フリーライティングする 【Step 2】仮アウトラインを作る 【Step 3】仮サマリーを作る 【Step 4】行動しながら加筆する 【

piece 3:文章を書くようにデイリータスクリストを作る①

今日の一日という文章「piece 2:一日は生きてみないとわからない」で以下のように書いた。 アウトライナーは、文章のアウトラインを「書く前に作るもの」から「書きながら作るもの」あるいは「書いてから作るもの」に変えた。同じように、デイリータスクリストを「(一日を)生きる前に作るもの」から「生きながら作るもの」あるいは「生きてから作るもの」にするのだ。 「アウトライナーで文章を書くようにデイリータスクリストを作る」ことについて考えてみたい。 ここで書かれることになる「文章

第六回:理想との乖離が生む無残さ

"現実はいつも、少しだけ残念なのだ。" by 倉下忠憲 朝一番に意気揚々と書き出したデイリータスクリストが、一日が終わってみるとずいぶん「想定とは違った」状態になっている。その状態が「無残」だと第四回では書きました。 なぜ、そのリストが無残だと感じられるのでしょうか。それは朝一に抱いた理想との乖離が大きいからでしょう。「本当はこんな一日になるはずだったのに」という思いがそこにはあるわけです。 逆に言えば、そんな理想との対比さえなければ、リストを無残だと感じることもなくな

似てるけど、目指すところは違う

いつ見るのかわからないけど、近い将来、あるいは未来のいつか参照するかもしれないメモ(ログ)をどう管理するか。 最近突如現れた新しいツール、Roam Researchにすっかり心を揺らがされています。気になるけど、まだ付き合うには至っていない。そんな複雑な気持ちです。 Roam ResearchとDynalist、見た目が似てるけど、目指すところは違うようで。だからRoam Researchはアウトライナー機能はあっても、アウトライナーとは呼べないと思います。Scrapbo

Roam Researchは参照リンクがとても良い(参照リンクを入力する2つの方法)

Roam Researchには参照リンクがあります。 参照したい文章だけど、コピーしてどんどん増やしていくのは避けたい。そんなときに使います。 たとえばプロジェクトのページにタスクリストを作ったとします。タスクを実行するときにはDaily Notesに今日やるタスクとして抜き出しておきたいところです。 でもコピーするとプロジェクトとDaily Notesの両方のタスクについてチェックを入れないといけません。 でも参照リンクを使えば、

タスク管理とか知的生産の技術ってのはぬか床と同じだからね。人のやり方をそのまま真似しても、作る人が違うからそっくりそのまま同じ味にはならない。ただ、参考にはすごくなる。茄子漬けたらうまいのか、じゃ、うちのぬか床に突っ込んでみるか、みたいな感じで。

Roam Researchにちょっと心が揺らいでいる件

この記事はわたくしセムが主宰するUdemyアウトライナー講座の受講生に向けて書かれたものですが、アウトライナーに興味のある方であればどなたでもお楽しみいただける内容となっています。 こんにちは、セムです。 Dynalist上でinbox的につかっていた「思いつき」アウトラインの整理に手をつけたものの、脱線しまくりで進まない夜を過ごしています。 特に今夜はうちあわせCast 第二十九回:Tak.さんとRoam Researchについてを聞いて、心がグラグラ揺らいでいます。