見出し画像

【その瞬間の私】を届ける

🐈‍⬛八月の初め、ノロノロ台風が微妙に近付く。少し進路はズレそうだけど やっと雨が来そうで少しわくわくしていた。お庭の手入れも、とりあえずは完了したので後は恵の雨を待つだけ。程々の恵でお願いしたい。その台風が去ってくれないと、主様にも逢えないから 早目に来て去ってね、と地味に祈っていたとある日の朝。

やっと少し台風らしい風が出てきて、雨が降り始め、涼しくて快適な気温が心地いい。そして急遽、話の流れから「お仕置き」という名目で、久々に主様とのビデオ通話が叶った。普段ならウトウト 寝てしまいそうな時間帯なのに、素敵すぎる主様のお顔が拝める。大好きなそのお顔を見ていたいのに…恥ずかしくてよく見れない。

実はこの日の昼間、私は仕事の用事があり、近所に外出していた。その間のやり取りで、下着姿をご所望されたので…こっそり近くのコンビニの駐車場に車を停め「誰も見ていませんように!」と、ドキドキしながら下着姿を写真に収め主様へと送っていた。「指示してない事までするなんて…変態だな!」とお褒めの言葉(?)を頂き、興奮して貰えたようで嬉しかった。

その日は、お仕置きモードが強く帰宅してからも、ビデオ通話のLIVEで、生ストリップを恥ずかしながら披露した。自分の身体に自信などないし、本当に恥ずかしい限りなのだけど…主様に興奮して欲しくて、悦んで欲しくて、つい言われた通りに披露してしまう。「一枚一枚、着けてる服を、自分で脱いでみて」…そう、主様の落ち着いた艶のある大好きなあの声音で、しっとりと言われると、もうそうせざるを得ないのだ。

時折映してくれる、主様の身体の各所に魅せられ、私自身も興奮しながら、優しくも抗えない絶対的なその声に酔う。その大好きな音に誘われ、自分の指は、主様の指だと脳内変換される。大きな掌が、私の乳房を包みぎゅっと鷲摑む。揉みしだきながらも、その唇が勃起した乳首に優しく吸い付き時々、キュンと膣奥が痺れる感覚で痛みが走る。そのまま、首に片手を掛けじわじわと絞められながら、太腿を蜜が滴り落ちる程溢れた恥ずかしく、はしたない秘部を執拗にその肉棒で掻きまわされる快感…。あぁ、逝く…。

…などと、画面を通して気持ち良く妄想を膨らませながら主様の指示に従う。主様の洩れる声や吐息も熱くなり、離れているけど一緒に繋がり、快楽の絶頂を迎える様に一気に吐き出す。吐き出したものも、一滴も残さずしっかり綺麗に舐め取ってお掃除したいのに…これが出来ないのが辛いところ…。「それはまた次逢ったら、よろしくな」と言う主様が愛おしい。

🐈‍⬛妄想だっていくらでも繋がれる🐈‍⬛


🐈‍⬛その翌日「気持ち良くて爆睡出来たよ」と言ってくれた朝が、本当に嬉しかった。大好きな人が、私で興奮してくれるのが、素直に単純に嬉しい。「明るかったから、隅々まで見えたし、興奮したよ」などと、恥ずかしさを覆い被せてくるけれど、そんな感想を素直に言ってくれるのがまた嬉しい。「本当に悪い子だな」というのは、きっと主様なりの愛情表現。だからまた、何度でもお返ししたくなるし、次はもっともっと!と欲張りにもなる。

私を不安にさせるのも、幸せだと感じさせるのも、全てこの人の匙加減で決まる。きっと本人は、全く意図していないのかもしれない。考えているのかもしれないけど、私にはそれが素の主様に見えて噓が無いと感じる。変な駆け引きもしない…というか、それはもう必要ないしその駆け引きで相手の気持ちを推し量ろうとする事がなくなった。何を隠す事もなく、勿論それなりに晒す事が恥ずかしいモノは大いにある。

けれど、それを見せた時の反応や受け止め方が、私にはとても心地好くて、またもや、もっともっと!見せたい!!…という現象が発生する。そして、長期の夏休みまであと二日と迫り、もう少しだけ頑張ろうと思った。主様に早く逢いたい。逢える度に早く逢いたいと願うような、このループが永遠に続きますように。私の原動力は貴方でしかない。

🐈‍⬛貴方の匙加減で左右される🐈‍⬛

🐈‍⬛ノロノロ台風は、暴風雨をもたらしたけれど、特に被害などもなく、通り過ぎ、また 本来の暑さが戻って来た。蝉も勢いよく鳴き続け、暑さが増長される。 もう少し 台風の風を 味わっていたかったなと思いながら、夏休みに突入した朝。そして、なんと…また突然主様から画像が届いた!しかも、珍しく動画で!!こんな時は…慌てふためき、スマホを一度落としてしまうのがデフォルトになっている。

主様…センスの塊なんだよなぁぁぁ。いつも思うけど、写真の一枚、動画の一本…撮り方に凄く知的&美的センスが詰まっていて、それも惚れ直してしまうポイントの一つ。いかにも撮りました、映え気にしてます!みたいな大袈裟なものではなく、とっても自然で…静と動なら「静」を思わせる雰囲気の画が多い。光の入り具合や構図は勿論なんだけど、一枚でそのものの「雰囲気」を切り取ってるんだなぁ、と感じてしまう。

映像から音楽に至るまで、幅広くアーティスト性を感じてしまうのも、私が大好きなポイント。煌びやかさだけではなく、光と影、陰と陽…のような、どちらも持ち合わせているけれど、その裏に潜む深い闇に惹かれるような…。その闇に惹き込まれて、渦に捲かれ気がついたらその懐に納まる…。そんな私の主様だけれど、今回は生ギターでの弾き語り動画。 堪らない涎案件だという事は既に理解している。(初めてのクリスマスに送ってくれた、弾き語り動画で体験済み)その唄う声だけでも美味すぎるんだから。

🐈‍⬛センスに惚れる🐈‍⬛

🐈‍⬛実は、自分が変態だと思った事など 一度もない。ただ、私を知ると「変態なんだな」と言われるだけ。けれど、バニラと呼ばれる人々も含め、皆奥底ではその『変態』と呼ばれる行為をしたがるのは何故?皆と「違う」のが怖くて、欲望を表に出せないだけだよね?でも、もしもその相手が同じなら…受け止めて貰えるなら… もう それはお互いの『普通』でいい。

以前、主様と出逢ったいわゆる普通の「出会い系アプリ」。そこで出会う人々は、皆初めは「普通」の顔をして近付いてくる。そして、少し仲良くなると(初めからの人もいるが…)、やはりエッチな話を持ってくる。私も様子見で初めは、ふんふんと聞き、さくさくと質問にも答えた。が、正直に答えると「え!!凄い経験者なんだね!変態なの?」などと返される。「変態だとダメなの?」と聞くと、「いやいや!俺もしてみたい!しよう!」と、ほぼ返ってくるけれど「したい!やりたい!」と言われると、突然興味を失ったりもしてしまい、やっかいな性格だな、と自分を客観的に見てしまう事がある。こんな時は、物凄く冷静なのだから質が悪い。

今現在、この界隈にいるとそんな事は日常茶飯事に呟かれているし、もっと過激な事だって「普通」にある。いや、多分普通ではないんだけど、自分が心地好い場所にいて、それが普通だと思えれば、私はそれで良いと思う。そこに大好きな主様を始め、大好きな人々が集ってくれているなら、そこがもう私の『普通』。多数派、少数派と理由をつけてわざわざ仕分ける必要もないかな。主様が、絶対的存在に変わりはないし、私はそれに従うのみ。

ただ、私達には奴隷的な従属性はないので、違和感があればすぐに言う自分の意志があるし、言わせて貰える環境がある。怖くて言えない、主様の命令は自分の意志とは関係なく絶対、逆らえない…などという事ではない。そこが、私達二人だけの関係性の深さに繋がっていると思う。確かに言うのが怖い時もあるし、空気感や言うタイミングは図る事がある。だけど「言えない」という事がない。そこは、主様が私の雰囲気を敏感に感じ取ってくれたりもして、きちんと聞いてくれる。きっと、ここなんだよなぁ。どうしても付き纏うのは…「自分だけが…」と思ってしまう事。

🐈‍⬛彼は私ではない🐈‍⬛

🐈‍⬛気持ちに温度差があると感じても、それは自分では「見えていないだけ」な事もある。自分ばかりの熱量が大きすぎて相手も自分と同じじゃないと!とか、何故同じくらいに気持ちを返してくれないの?とか…悩み始めると止まらなくなる。私は、この問題にも何度も直面した。けれど、私が往き着いた答えは「彼は私ではない」という事だった。私が思っている事、考えている事…それら全ては、彼には当て嵌まらないという事。

だから、私自身がいくら彼の気持ちになって考えたとしても、到底、本当の彼の気持ちなど理解できるはずもないのだ。何となく、彼ならこう考えるかもしれない…こうするかもしれない…いくら考えても、彼の意見無しでは、何も始まらない。だから、違和感があるなら彼自身に聞く。このモヤモヤは誰に相談したところで、何も解決はしない。結局は、私と彼の問題にすぎないから。よく、他のドミさんの意見を聞きたいとか、こんな時ってどういう心情?と、他の主さんなどに相談される方がいるけれど…私は個人的にはこの行為が苦手だ。

相談乗るよ、と持ち掛けて来られるのかもしれないが、相談した所で…なのだから。ただ、そのモヤモヤした気持ちを、吐き出す事でその当のお相手に聞いて(話して)みる決心が出来た!となってくれればそれは、嬉しい限りではある。他の誰かに安易に相談しても、余計に不安になったり、逆に踏ん切りがついたりするかもはしれないけど、解決することは、当たり前だけれど、まず無い。だから、それを迷う事なくすぐに話せるような環境作りが、最もな近道である気がしている、今日この頃。

主に「大好き」をお伝えはする毎日だけれど、「寂しい」「悲しい」「嬉しい」も、ちゃんと伝えるよ。今、その瞬間の「私」をお届けします。

🐈‍⬛be continued🐈‍⬛

【前回のお話はこちら】



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?