見出し画像

休校中はこのゲーム!ウイルスで人類滅亡せよ

ウイルスで人類を滅亡させる!?」休校中にピッタリのスマホゲームPlague.inc(120円)。新型コロナ対策の知識が身につく理由を徹底解説します。

はじめに

こんにちは!「コーチのコーチャン」ことスタスタCEOの鈴木孝一です。

東工大院卒、ITベンチャーを経て教育ベンチャー2社経営、趣味で器械体操やプレミアムテキーラのインストラクター、・・・。誰かが敷いたレールには従わない人生を毎日楽しんでいます。

😎--ちょっとCM--😎
臨時休校要請を受けて「やりたいことを見つけるオンラインコーチング」の無料ユーザ枠を増やしてます!この機会に是非!
--- -- --- -- --- -- --- -- --- --

ウイルスで人類を滅亡させる!?」休校中にピッタリのゲームPlague.inc(120円)。新型コロナ対策の知識が身につく理由を徹底解説します。

画像2

ペスト(黒死病)という病気

👦:ねぇお父さん!学校休みになって時間あるからiPadでゲームやってもいい?頭が良くなるゲームってある?

父:ちょうど新型コロナで臨時休校の今まさにおすすめのゲームがあるよ。「今やらなくていつやるの?」っていうピッタリのが。Plague Inc.っていうんだけど。

plagueはペストのことだ。黒死病って呼び方もある。どんな病気か知ってる?

👦:ペスト?聞いたことないよ。

父:ペストは「ウイルス」じゃなくてペスト菌っていう「細菌(バクテリア)」によって感染する、致死率が60−90%もある本当に怖い病気だ。ウイルスと細菌の違いは前に説明したからわかってるよね。

👦:90%!?感染したらほぼ死んじゃうの?そんな病気があるんだね!新型コロナとはレベルが全然違うね。怖すぎる・・・。今はもう大丈夫なの??

父:60-90%ってのは無治療の場合だから安心していいよ。今は抗生物質があるからちゃんと治療さえできればまず大丈夫。日本では1930年以降感染した人は1人もいない。でも過去には何回もパンデミック、つまり全地球規模の流行が起きてるよ。特に14世紀に流行ったときには世界人口の20%が死んでしまったんだ。今の人口で考えたら15億人くらいが亡くなったってことだ。怖い病気だね。

画像1

伝染病で人類を滅亡させるゲーム

👦:このPlague.incは、ペストから人類を守るゲームとか?

父:逆だ。ペストに限らず色んな「伝染病側に立って人類を滅亡させる」っていうゲームなんだ。

👦:えーっ!人類を滅亡させるの!?めっちゃ不謹慎じゃない?

父:不謹慎なんだけどそれで避けてたら勿体ないくらいに、とっても勉強になるゲームなんだ。本当によくできていて、感染症がどうやって世界に拡がっていくのかを理解するのに最適なんだ。

👦:新型コロナウイルスの感染拡大についても理解が進むってこと?

父:そういうこと。感染拡大モデルがかなりリアルに構築されていて、その教育的効果がアメリカの疾病対策センター(CDC)にも高く評価されているゲームだよ。

👦:へぇ!それはすごいね。やってみたい!!あれ?年齢のところが「12+」ってなってるよ。ボクまだ10歳だけどいいの?

父:問題ないよ。推奨の対象年齢が書いてあるだけだ。キミなら大丈夫。親がOKだと判断すれば何の問題もない。値段も120円で自動販売機でジュース買うより安いね。

Plague.incのゲーム内容

👦:インストールしてみたよ。伝染病のタイプが選べるんだね。新型コロナウイルスの感染拡大をイメージしたいから「ウイルス」を選んでみるね。

画像3

父:名前はCOVID-19だと怖い感じ出ちゃうから「COVID-19みたいな」にしてみようか。

画像4

👦:始まった!ウイルスを「進化」させるんだね。

画像5

父:そう。そこが現実世界と一番違うところだね。このゲームはウイルスをどんどん進化(つまり突然変異)させることによって人類の絶滅を目指すんだ。実際の新型コロナウイルスは、そんなにポンポン都合よく突然変異しないからね。

画像6

👦:どこから感染させるかも選べるんだね。新型コロナウイルスを真似すると、中国かな。

画像7

父:このゲームを何度もやっていくとわかるんだけど「人口が多い」「外国との人の往来が多い」「島国じゃない」「医療先進国じゃない」ってのは、早く感染拡大させるのにとても有利なんだ。つまり中国は最初に感染させる絶好の国なんだ。

👦:へぇ!新型コロナウイルスが中国から世界に拡がったのも、そういう条件が揃っているからなんだね。次はどうすればいいの?

父:ここからゲームっぽさが出てくる。さっき言った通りウイルスを進化させていく。「症状」の中から「咳(せき)」を選んで進化させようか。これでこのウイルスに感染したときの症状として咳が出るようになる。

画像8

👦:そういうゲームか!わかってきた!あ、感染が拡がってる!

画像9

父:他にも「伝染」タブから感染方法に関して進化させられるよ。現実の新型コロナは接触感染と飛沫感染しかしないけど、このゲームでは簡単に「空気感染」するように進化させられる。この性質を持たせると一気に感染が拡がるから空気感染の怖さがとてもよくわかる。

画像10

👦:なるほど。あ、画面下の方にあるこのバーを見れば、どの性質がどのくらい感染力を増大させるのかってのもわかるんだね。

父:そう。それから「能力」タブでは温度や薬に対する耐性を進化させることができるよ。現実での新型コロナウイルスは、30℃を超える暑い気候では感染力が弱まるかもしれないって言われてるけど、このゲームではそれも進化によって克服できちゃう。

画像11

👦:ゲームだからやりたい放題だね。でも逆に言うと、このくらい都合よく進化させられないと人類を滅亡させるのは難しいってことなのかな。

父:おー賢いね。そういうことだ。しかも今やってるのはイージーモードだから現実世界よりも各国の対応がかなりゆるい。ハードモードにすると、みんなめちゃ手洗いするし、医者や科学者が帰宅せずに働くし、病気の人は隔離されるよ。今、世界で起こっている状況だね。

👦:あ、中国が国境を閉鎖した!

画像12

父:全世界で34億人が感染、800万人が死んで始めて国境を閉鎖だからね。遅すぎるよね。もっと早く閉鎖されてたらこんなに拡がらなかったはず。各国の対策とかは画面上のNEWSのところから確認できるよ。

画像13

👦:警戒発令したり港を閉鎖したり動物駆除したりしてるね。

父:「能力」で薬剤耐性も付けられる。人類がインフルエンザのタミフルみたいな抗ウイルス薬を開発しても、その耐性を付けられちゃう。

画像14

👦:ん?なんか変じゃない?世界中のどこかのウイルスが進化して薬剤耐性を持ったとしても、すでに感染している34億人には関係なくない?

父:おー!それに気付いたのはスゴい!キミの言う通りで、現実世界では世界中のウイルスが一気に突然変異するなんてことは絶対に起こらない。これはゲームの世界での都合のいい設定だね。

👦:だよね!こんなことが現実で起こったら怖すぎるよね。

父:そしてこのルールがあるから、このゲームの基本戦略は、

【1】まずは危険度の低い病気として世界中に感染を拡げて
【2】一気に致死率を高める進化をさせて人類を滅亡させる

ことになるんだ。ほら、全人類に感染させられた。

画像15

👦:最初から致死率を高くするのはどうしてダメなの?

父:致死率が高すぎると2つの理由で感染が拡がらないんだ。1つ目は、国も医療機関も人々も最初から本気で対策してくるから。もし新型コロナウイルスの致死率が50%だったら、学校を休みにすることについて絶対に誰も文句言わないよね?会社もすぐに休みになるだろうし、極力誰も外出しないようになるよね。そうするとウイルスが拡がらない。

👦:なるほど。たしかに50%も致死率があったら怖すぎて絶対に人混みとか行かないね。

父:2つ目は、あまり重症じゃなくて外をウロウロしてるときが一番多くの人に感染させるから、すぐに重篤な症状になる感染症は拡がらないんだ。

👦:新型コロナウイルスも無症状の人とかただの風邪みたいな症状の人が感染を拡大しちゃうって言ってたね。

父:そういうこと。このゲームをやってると新型コロナウイルスの対策の理由とかが本当によくわかるようになる。

👦:あ、人類を根絶したって。ゲームクリアかな?

画像16

父:クリアだね。でも現実世界で考えるとこれは「ウイルスの負け」でもあるんだ。

👦:どういうこと?人類を滅亡させられたのにウイルスの負けなの?

父:ウイルスがどうやって増えるか、ってのは前に説明したよね。ウイルスは自分だけでは増えられないから、人間の細胞を乗っ取って増えるって。

👦:あ!ということは人類が滅亡しちゃったらウイルスも増えられなくて滅亡する?

父:そういうことだ。だから全部滅亡させちゃうのはウイルスとしては絶対やっちゃいけないことなんだ。でもまあウイルスには脳みそがないし何も考えてないから、どうしようもないんだけどね。

👦:じゃあウイルスはどうするのが正解だったの?

父:いいねいいね!そういうことに興味が持てるようになるのが、このゲームの良いところだ!ウイルスって何のために生きてるんだろうね!?考えてみよう!

さいごに

最後までお読みいただきありがとうございます!お父さんお母さんに役立つ記事を毎日書いていますので「スキ」「フォロー」で応援いただけると嬉しいです!

臨時休校要請を受けて「やりたいことを見つけるオンラインコーチング」の無料ユーザ枠を増やしてます!この機会に是非!

#子育て #育児 #教育 #子ども #小学生 #親子 #新型コロナウイルス #臨時休校



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?