子どもが自分で計画を立て実行できるようになる方法
やってみたいことをどうやって実現するか?子どもが自分でスケジュールを作って、日々のタスクをこなしていけるようにする具体的な方法。
はじめに
こんにちは!「こどもコーチのこーちゃん」ことスタスタCEOの鈴木孝一です。
東工大院卒、ITベンチャーと一部上場企業を経て教育ベンチャー2社経営、趣味で器械体操やプレミアムテキーラのインストラクター、・・・。誰かが敷いたレールには従わない人生を毎日楽しんでいます。
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やってみたいことをどうやって実現するか?子どもが自分でスケジュールを作って、日々のタスクをこなしていけるようにする具体的な方法。
◆実現させるにはまずゴールを決める
👦:ねぇお父さん! 「死ぬまでにやってみたいことリスト」作ったら今度はこれを実現していくんだよね? どうやって実現していくの?
父:やってみたいことを実現するに当たってまず一番最初にやるべきことは「ゴール」を決めることだ。つまり「いつ、何を実現するかを決める」んだ。
👦:やったことないんだから、いつ実現できるかなんてわからなくない?
父:難しいよね。でもこれを決めないといつまで経っても実現しないんだ。だから「エイヤ」って決めてしまう。変えたくなったら後で変えていいから、まず達成する日にちを決めるのが大事なんだ。
👦:実現日を決めちゃうんだ。
父:そう。そしてゴールは「いつ」だけじゃなくて「何を」も具体的に決める必要がある。
👦:何を? それはもう「やってみたいこと」を書いてるんだから決まってるんじゃないの?
父:それが意外とそうでもないんだ。具体的にどうなったら「実現」なのかが明確になっていることの方が珍しいよ。
👦:えー、どういうこと? よくわからない。
◆ゴールを具体的に
父:オッケー。例を出して説明するね。小学6年生の女の子がやってみたいこととして、
・ピアノをやってみたい
ってリストに書いてたのね。どうなったら「実現」だと思う?
👦:え、確かにこれだとよくわからないね。一回触って音を出せればいいのか、習ってみたいってことなのか。
父:明確じゃないよね。こういうのを具体的にするためにコーチが質問をしていくんだ。「ピアノでどんなことがしたいの?」って。そしたら「1曲なにか弾けるようになりたい」って。
👦:なるほど。具体的になったね!
父:いや、まだ足りない。何の曲が弾けたら「実現」なのかこれじゃわからないでしょ? ベートーベンの第九かドレミの歌なのかでは、やることもどのくらい時間がかかるのかも全然変わってくる。
👦:そっか。曲も決めないとなのか。
父:この子は「"きらきら星"が両手で弾きたい」って言ったんだ。そして「お母さんに聞かせる」と。これでやっと「何を」が決まった。そしたら今度は「いつ」を決める。その子はカレンダーを見ながら少し悩んで「3月15日」に決めたんだ。
【何を】きらきら星を両手で弾き、お母さんに聞かせる
【いつ】3月15日
(2月24日時点)
◆タスクとマイルストーン
👦:ゴールが決まったらそのあとはどうすればいいの?
父:その後は、タスクを洗い出して、マイルストーンを決める。タスクってのは「何をやればゴールが実現できるか」ってのを分解して「やることリスト」を作ることだ。マイルストーンは中間地点だ。このときまでにここまで進める(進んでないとマズイ)ってのを設定する。
👦:タスク(やることリスト)とマイルストーン(中間地点)ね。
父:この子はタスクとマイルストーンをこんな風に設定してたよ。
・楽譜を手に入れる(2月29日まで)
・右手を弾けるようにする(3月5日まで)
・左手を弾けるようにする(3月12日まで)
・両手で弾けるようにする(3月14日まで)
・本番でお母さんに披露する(3月15日)
👦:この分解方法でいいかどうか、お父さんがコーチとしてチェックしたの?
父:お父さんはピアノのこと全然わからないからチェックとかはできないよ。というか、できたとしてもやらない。タスク分解とマイルストーン設定も子どもが自分でやることに意味があるんだ。失敗するのもいい経験だからね。
👦:じゃあなにも口を出さないの?
父:「こうしなさい」とかは絶対言わない。でも質問はするよ。「◯◯は4日で足りるの?」とか「△△って具体的にはどんなことやるの?」とか色々。それに答えてもらうことで、筋の通らないところや不確かなところが本人もわかってくるんだ。
👦:なるほどね。質問大事だね。
父:コーチは色んな質問をして、本人の考えを整理したり心の声を明らかにしたりするのが仕事だからね。ここまで来たらあとは日々のタスクに落としていく。
👦:日々のタスク? 毎日何やるかってこと?
父:そう。具体的な毎日の行動を決めるんだ。例えば「右手を弾けるようにする(3月5日まで)」を達成するためにどうするか、って考えて「毎日30分練習する」とかを決めるんだ。これをゴールの日まで具体的に決めていく。
◆スケジュールへの落とし方
👦:この決めた日々のタスクを全部こなせば、ゴールが実現するってこと?
父:そういうこと。実現する「はず」。計画が正しければね。今までのをまとめとこうなる。
1.ゴール(いつ、何を)を決める
2.タスクに分解する
3.マイルストーンを置く
4.毎日のタスクに落とす
どう、そんなに難しくないでしょ?
👦:覚えるまでは難しそうだけど、何度かやってればできるようになりそう。
父:ゴールから逆算してスケジュールに落とす方法は、やってみたいことを実現するときだけじゃなくて、勉強でも仕事でもずっと使えるから、子どものうちに身につけておくととっても便利だよ。
👦:そうなんだ! 大人はみんなやってるんだね。
父:いや、それがそうでもない。悲しいことにこれができない社会人も沢山いる。だからこそできるだけ早いうちに習得しておくと有利だよ。
さいごに
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