やりたいことをやるだけで子どもは成長する

2020年5月29日 23:57

やりたいことだけをやってるとダメな大人になってしまう？　いいえ、そんなことはありません。なぜならやりたいことを実現させるためには「やりたくないこと」もやらないといけないからです。

はじめに

こんにちは！「こどもコーチのこーちゃん」ことスタスタCEOの鈴木孝一です。

東工大院卒、ITベンチャーと一部上場企業を経て教育ベンチャー2社経営、趣味で器械体操やプレミアムテキーラのインストラクター、・・・。誰かが敷いたレールには従わない人生を毎日楽しんでいます。

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👦：ねぇお父さん！　こどもコーチングでは「やりたいこと」を見つけてそれを実現していくだよね？　やりたいことだけやってたら、ダメな大人にならない？？

父：いい質問だね。確かに「こどもコーチング」では「君がやりたいことだけやればいい。やりたくないことはやる必要ない。」って言ってる。だけどダメな大人になんかならないよ！

👦：どうして？　

父：やりたいことを実現させるためには、大変なこと、苦しいこと、嫌いなことも、やらなきゃいけないからだ。まあつまり「やりたくないことはやる必要ない」って言ってるけど、実際はやらないと「やりたいこと」が実現できないってことだ笑

👦：えー、なにそれ！　「やりたくないことはやる必要ない」っての嘘じゃん！

父：それ単体で見たら「やりたくないこと」でも、やりたいこと実現させたいことの一部だったりするからね。やりたいことと、やりたくないことはセットだってことだ。

👦：やりたくないことは、やりたいことの一部ってどういうこと？

父：例えば「ムキムキの身体になりたい」を実現させるためには、トレーニングを日々頑張る必要がある。重いバーベルやダンベルを使って筋肉を追い込まないといけない。腕や胸や脚がパンパンで痛くて本当に苦しいんだけど、そこで逃げてたら全然筋肉は付かない。

👦：トレーニングってそんなに苦しいんだ！　知らなかった・・・。

父：もし単体でその「苦しさ」や「痛さ」を捉えてたら絶対やりたくないことだ。でもそれを乗り越えなきゃムキムキにはなれないんだ。やりたくないことも、やりたいことの一部ってのはこういうことだ。

👦：なるほど。やりたいことを実現するには、嫌なことでもやるっていうハードルを超えなきゃいけないんだね。

父：筋肉を追い込むのは痛くて苦しいってさっきは言ったよね。でも実はトレーニングを続けていくと、その痛さや苦しさが楽しくなってきたりするんだ。

👦：えー！　苦しいのに楽しくなるの！？

父：「ムキムキになる」ことに繋がってることが実感としてわかってくると、むしろその苦しさが嬉しくなってきたりするんだ。苦しいのが嬉しいって言ったら、ちょっと変態みたいだけど笑　

👦：そんなことになるんだ！

父：キツくて苦しいトレーニング自体も楽しくなってくる。でもこれはトレーニングに限った話じゃなくて、他のことでも起こることなんだ。最初は嫌だと思っていても、やりたいことを実現させるための過程だと思うと嫌じゃなくなってくるんだ。

👦：へぇー！　嫌なことも嫌じゃなくなるってスゴイね。やりたいことをやるって大事だね！

父：でも皆んながそうなれるわけじゃない。やりたいことを実現させるために、大変なこと、苦しいこと、嫌いなことをやらなきゃいけないってなったときに「誰かに怒られるから・・・」じゃなくて「自分が実現したいことのためだから！」と頑張れるかどうか。

👦：実現したいことのためであっても、苦しいことって嫌だよね。

父：そうなんだ。上手く自分をコントロールしていかないと、なかなかやれない。こどもコーチングでもここが最初からできる子はほとんどいない。これを何度も失敗しながら試行錯誤しながらできるようにしていくんだ。

👦：「誰かに怒られるから・・・」でやってもしょうがないよね。それだと学校とか塾の宿題とかと同じだよね。

父：そもそも自分がやりたい・実現したいと思ってることじゃないかぎり、その過程にある苦しいことを自分の意思で乗り越えることなんてできるわけがないよね。「なんでこんな苦しいことやらなきゃいけないの？？」って絶対途中で思っちゃう。

👦：間違いないね。自分がやりたいことでも難しいのに、そうじゃないことのために苦しいことを耐えるとか無理だね・・・。

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