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認知行動療法 その後

すっかり時間があいてしまったのですが、「キレる私」に困り果てて精神科受診、認知行動療法を受けたその後の私を記録します。

「キレる私」は?どうなった?

すっかり影を潜めるようになりました。
訳あって漢方薬の服薬は継続中なのですが、年に3回程度の通院になっています。臨床心理士の方との面談はほとんどありません。
夫からの小言には相変わらずムカッとしますが、
「今の言葉は私は傷ついた。」
「今、私はあなたにかまう心の余裕はありません。」と冷静に言えることも増えてきました。お恥ずかしながら大きな声で怒ったりすることはゼロではありませんが…それでも以前に比べたらだいぶ良くなったと思います。

子どもの成長とともに、子ども自身でできることも増え、育児分野での負担はかなり少なくなりました。
そして私の気持ちをかなり軽くしてくれるような出来事がありまして…
なんと息子が、夫に意見するようになったのです。
初めはちょっとした反抗心なのかな?なんて思っていたのですが、心配性で小言が多い夫に対して、彼なりにモヤモヤすることがあるようで…
夫が何か小言を言うと
「あんまり言わないで!」
「お父さんだって同じことしてるじゃん」などと言うように。苦笑。
子どもにとってこの状況がいいのかはわからないのですが、「私以外の人も夫の小言には嫌な気持ちになるんだな」と客観視できることが少し救いになっています。
私のイライラは、自分に余裕もないくせにせっせと周りの空気を読んだり、一人でぐるぐるいろんなことを考えて疲れる…ということが蓄積されていた部分が多いので、「せっかく私が先々考えて●●してあげているのに!あなたは何にも考えてない!」という怒りでした。なので、子どもと言語コミュニケーションが取れるようになったことは、一人で先走って色々疲れることも減るので、イライラ軽減効果がとても大きかったと思います。

じゃあなぜまだ通院?

これはもう、コロナ禍疲れです。
コロナ禍になって一年位たったある日のこと、その日私は溜まっていた所用を済ませるためにあちこち買い物をして、さぁ子どもを保育園に迎えにいかねば!と園に向かった時でした。運転中だったのですが、急に喉に違和感を覚えたのです。喉の奥がちょっとひりっとする感じ?
え?まさか?コロナに感染した?
こう思ったら悪い想像が止まらず、動悸はするし、冷や汗がでるし、なんとか子どもを迎えにいって家に帰ってきたものの、夕ご飯が作れない。手が震える、胸がザワザワする。これはおかしいと思い、夫にLINEをして、早く帰ってくるようにお願いしました。
元々風邪をひくとすぐに喉が痛くなるなど、喉が弱かったのですが、風邪の時とはなんだか違う違和感。痛いかも?と思う部分も時間毎に変わったりして、胸のザワザワは治らず。不安で不安でしょうがなかったので、すごく久しぶりに認知行動療法でお世話になった臨床心理士の先生に電話をして相談、面談させてもらうことにしました。
電話をしてから少し気分が落ち着いて、二、三日で喉の違和感も消失したのですが、面談をして今までの生活のことを話していると、「それは多分お疲れが出てきたのかもしれませんね。なぜか今になってコロナの色々で体調を崩される方が多いんですよ。」と言われ、確かにそうかもしれないと思いました。
コロナ禍になってからというもの、感染対策、情報の取捨選択、経験したことのない緊張感でなんとか日々過ごしていたけど、心も身体もやっぱり大変だったんだなと思い知りました。というわけで、漢方薬とお守りの抗不安薬を処方してもらい、また同じようなことが起きるかもという不安を抱え今日も生きております。

たまにはうまくいかない日もある。

認知行動療法を受け、美味しくない漢方薬をせっせと服薬して、せっかく良くなってきたのにという気持ちを持っているので、たまに起こる夫婦喧嘩はかなりメンタルをやられます。そして、大体どちらも自分の非を認めないので、私が悪いということになりがちです。(そもそもどちらが悪いかを決めることは良くない喧嘩だそう。)
そうやって責められると、遠くに行ってしまいたくなるほど辛くなります。これは下手すると2週間以上ひきずる。
けれども日々の生活は待ってくれないし、ご飯は作らなきゃだし、子どもの学校はあるし、落ち込んだままで生活はまわらないってわかっているから、悶々とした気持ちを抱えながら日々過ごしています。
でもどうして喧嘩になったのか?振り返ることをするようになりました。
自分の体調や心の余裕、相手との間の小さなイライラなど、自分の状況や考え方の偏りを考えるようになれたのは治療のおかげだと思います。
あとは、しっかり寝て、気分転換をするようにすると少しずつ「まぁいいか」となります。

以上が治療後から今までの私の記録になります。
この先また臨床心理士さんにお世話になることもあるかもしれません。けれどももし不安になっても助けを求められる人や場所があるだけでも、気持ち的には余裕ができているなと思います。
長文を読んでくださりありがとうございました。




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