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誰かと比べないために

親に言われたわけではない。

上司に言われたわけでもない。

友達に言われたわけでもない。

自分の心の中でどこからともなく響いたことば。

「勝ち負けで考えているから幸せになれない。」

物心着いたころから競争を意識していた。
人より優れていると褒められる。
人より優れていると評価される。
人より優れていると自信がもてる。

人より劣っていると褒められない。
人より劣っていると評価されない。
人より劣っていると自信をなくす。

できないことの方ができることよりも圧倒的に多い。
できる、得意だと思っていたものには必ず上がいる。
上を見るとたちまち自信をなくす。

人と比べて優秀でありたい。人に勝ちたい。
勝ち続けることで幸せになれると思っていた。

受験や就職は名声を意識した。
良い大学に行って勝つ。
大手に入って稼ぐ。

大学に合格して嬉しかった。
大手に入って将来が約束された気がした。

でも幸せになれていない。
満たされない自分がいる。
自分の気持ちを殺し続け、周りの期待に応え続けた。
人と比較して本質を見失っていたことに気づいていなかった。
自分のやりたいように生きることこそが本質だった。

これから幸せだと思えるようになる。
そのために心がけたいことを3つ。

1つはとことん自分に素直に生きること。
周りのこうすべきやこうあるべきになるべく従わない。自分の気持ちを大事にする。
自分の人生だ。誰かの期待に応えるためだけの人生じゃない。
ただ自分にベクトルを向けすぎると幸せにはなれないと思う。誰かを助けることで自分の存在意義をたしかなものにしたい。

2つ目は今を生きること。
過去の自分に囚われない。
未来のことは誰にもわからないから考えない。
今の自分を最優先にする。

3つ目は迷ったら楽しい方を選ぶこと。
人生は選択の連続だけど、常に楽しいことを選ぶようにしたい。安定も大事だけど、楽しい気持ちを大事にしたい。自分の機嫌を自分で取れるような人間になる。

なによりも自分の心に従う。
他人軸で生きない。
前例がないのは当たり前なんだから、誰かと比べて一喜一憂するのは意味のないことだとやっとわかった。
この歳で気づけただけで丸儲けじゃないか。


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