今日、会社を辞めることを伝えた。

これまで会社を辞めることを前提に休職をしていたが、会社にはそのことを伝えられていなかった。

何を言われるかわからない怖さがあったのと、タイミングを計って辞めようと思ったから。

結局、休職3か月目で退職する旨を伝えることになった。休職期間は4か月もらっていたが、

①うつではなく転職活動ややりたいこと探しのために仕事を休んでおり、同僚に嘘をついているのが後ろめたくなったこと
②早く次に進みたくなったこと
③いろんな人に働いていないことを隠すのが辛くなったこと

それ以外にもいろいろあるが、主に上記3つを考慮して退職を決断した。

休職中は家の近所で上司と定期的に面談をする。いつもは体調や世間話をして終わる。でも今日はちゃんと辞めることを伝える。行く前からすごく緊張した。決断を1か月先延ばしにすることもできた。でも嫌なことを先伸ばしにする方が精神衛生上よくないと思い頑張って伝えることにした。

「医師と話し合って辞めることを決断しました。」

父親と年齢の近い50代の上司にそう伝えた。

「そうか。残念だけど仕方ないね。人事にこれから伝えることになるけどもう戻れないからね。」

自分の気持ちを尊重してくださり、温かく話を聞いてもらえた。1年で辞めて説教をされると思っていたのに、優しかった。年が離れている方は短期離職に理解がないと思っていたが、違った。

「君はまだ若い。何かを始めるのに遅すぎることはないからね。ゆっくりと病気を治してほしい。」

騙したわけではないが適応障害と診断書をもらって休んだ自分の体調を最後まで気遣ってくれた。元気なだけに、ただただ心が痛かった。

人がいい会社で福利厚生も充実しているホワイト企業。そんな会社を辞めた。営業職でなければ続けられた気はするだけに後悔は少なからずある。

でもだからこそ、この会社で社会人生活を始められてよかった。
この世界は自分が思っている以上にやさしい世界だということに気づかせてくれた。毎日おびえるように働かなくても大丈夫だとわかった。でも人がいいだけじゃ続けられない。やりがいという要素も大事だ。自分になにが向いているのかはまだ分からないけど、苦手なことははっきりと分かった。

いま会社を辞めたいと思っている人がいたら伝えたいこと。
逃げることは負けじゃないよということ。
まずはしっかり自分を守ってほしい。自分はあと少しのところでうつになっていたと思うけど、どん底の自分を知っていたからその手前で止めることができた。結果、休職をしたらすぐに気が楽になった。仕事をしているときに失われていた感性がしっかり戻った。自分らしさを取り戻せた。

逃げる自分をどうか否定しないでほしい。むしろしっかりと逃げられた自分を褒めてほしい。

このnoteが仕事に悩んでいる人の救いになれば幸いです。




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